お稚児さんとはどんな行事?子供の衣装やメイク、気になる親の服装も紹介!

お稚児さん

お稚児さん(おちごさん)という行事をご存知ですか?子供が伝統的な衣装や化粧(メイク)に着飾り稚児行列に参加するものです。お寺や神社のお祭りに合わせて行われます。お稚児さんの意味や参加方法、費用、当日の流れ、気になる両親の服装まで詳しくご紹介します。

– 目次 –

お稚児さんとは?

お稚児さんの衣装とメイクをした男の子

優しく賢い子に育つよう願いを込めた行事

「稚児」とはもともと乳児または幼児(幼い子供)を意味しており、「お稚児さん」は平安時代にお寺や神社に預けられ、神様や仏様に仕えるために行われていた伝統的な行事です。特徴的な衣装と化粧(メイク)で着飾り、「稚児行列」に参加します

本来は稚児の修行のための稚児行列だったのが、長い年月を経て、現代では仏様や神様のご加護を願い、物事の道理がわかる賢く優しい子に育つよう、願いを込めた行事になりました。

稚児行列の時間は会場によって異なるものの、長くても数100メートル程度。小さな子供が疲れない程度の距離をゆっくりとお練り歩きします。

七五三との違い

子供の健やかな成長を願う伝統的な行事といえば、「七五三」を思い浮かべる人も多いかもしれません。七五三もお稚児さんも、子供が着物を着てお寺や神社で写真撮影を行うといった点では共通していますが、どのような違いがあるでしょうか。

七五三は、7歳、5歳、3歳という節目に子供が豪華な和服を着て寺社をお参りしたり、写真撮影をしたりする行事。もともと公家や宮中の人が行っていた行事が一般に広がっていきました。

一方、お稚児さんは先述のとおり、子供がお寺や神社に仕えるための行事が由来。小学生くらいまでなら、いつでも参加可能です。

つまり七五三とお稚児さんでは、由来や行事を行う年齢が違いますどちらか一方だけの参加でもよいですし、両方に参加しても大丈夫です。

3回参加すると幸せになれる?

お稚児さんは参加する回数に制限はないので、無理のない範囲であれば何度参加してもOK。なお、お稚児さんに3回参加すると、幸福になれるというジンクスもあるそうですよ。

前回参加したときと比較をすれば、子供の成長ぶりを実感できるかもしれませんね。

お稚児さんはいつ・どこで開催されるの?

寺社のお祭り

お寺や神社によって開催有無は違う

お稚児さんは全国のお寺や神社で行われますが、その開催有無は寺社によってまちまちです。お近くの寺社で開催の予定があるかどうかは、直接確認するのが一番。

大きな寺社であればホームページで案内されていたり、地元の寺社であればおじいちゃん・おばあちゃんが詳しいこともあるので聞いてみてください。情報収集のために、まずはインターネットで「お稚児さん 地域」などと検索してみてもよいですね。

必ずしも毎年開催されるわけではありません

また、毎年開催日が固定されているところもあれば、寺社によっては毎年必ず開催される行事とは限りません。例えば、お寺の住職が新しいお坊さんになるときや、本堂を建て直すときなど、節目の年にしか開催されないこともしばしばです。

春や秋の過ごしやすい時期に、祭りや法事に合わせて開催される

お稚児さんの開催時期は、春や秋など過ごしやすい季節に行われることが多いです。花まつりなどのお祭りや法事に合わせて行われます。

時間も大体お昼前後から夕方15時頃までと、子供にとって負担のない開催時間となっています。

お稚児さんの年齢はいつからいつまで?

お稚児さんに参加する兄弟

お稚児さんに参加できる子供の年齢は、一般的には「ひとり歩きができる2歳前後から小学3年生ぐらいまで」といわれています。ただし、会場によって参加できる子供の年齢は異なります。

例えば、1歳前後の赤ちゃん(ママ・パパが抱っこなどをして稚児行列に参加します)から小学5年生ぐらいまで受け付けているところもあれば、未就学児のみ参加可能なところも。詳しくは各会場の募集要項を確認してみてくださいね。

お稚児さんの参加申し込み方法と費用について

初穂料

基本的には直接会場への申し込みが必要

お稚児さんに参加したいとき、申し込み方法はインターネット、電話、はがき、直接会場での受付など、寺社によって異なります。電話受付ができるところでも、事前に参加申込書の提出や参加費用の支払いが別途必要となる場合が多く、基本的には直接会場での受付が必要になると考えておくとよいでしょう

参加費用は5,000円~1万円

また、参加費用も会場によって大きくばらつきがあるものの、平均の相場は5,000円~10,000円です。こちらの参加費用には、祈祷料・初穂料や衣装のレンタル代、お弁当代、おみやげ代などが含まれています。

一般的に、参加費用が高額になるほど、お稚児さん行事の規模が大きかったり、特典の内容が豪華だったりすることが多いです。中には、スタジオにてプロによる写真撮影がついてくることも。おみやげには、絵本やお守り、お菓子がもらえることもありますよ。

参加費用が高額でも、記念になる上にそれなりの特典を受けられる点を考えると、参加しやすいと感じるのではないでしょうか。

お稚児さんの衣装・お化粧(メイク)について

男の子と女の子のお稚児さんの衣装イメージイラスト

お稚児さんの最大の特徴といえば、化粧(メイク)をして平安時代の貴族のような豪華な「稚児装束」を着ることです。小さな子供が華やかな衣装を着ているのは、とてもかわいらしいですよね!

衣装はレンタル、草履と足袋は買い取りが一般的

お稚児さん衣装は「稚児衣装」という、きらびやかでかわいらしい衣装を着ます。男の子は袴を着て烏帽子をかぶり、女の子は天冠(てんかん)をかぶり、羽衣の衣装には季節の造花を身に着けるところもあるようです。

衣装は一般的な着物とは違って個人で用意するのが難しいため、寺社でレンタルするのが一般的です。参加申し込みの際に、着物(子供の身長)と草履・足袋のサイズを伝えます。ただし、草履と足袋、兵児帯(へこおび)は買い取りの場合が多いです。

お化粧にびっくりしてしまう子供も!

お顔は男の子・女の子問わず同じメイクをするところが多いです。子供の顔を白く塗り、おでこに楕円形の眉、目元のアイシャドウ、くちびるにちょんちょんと紅をおいた麻呂風のメイクです。最近では、白塗りは控えめにして、より現代に近いイメージになっています。

2~3歳ぐらいまでの小さな子供だと「顔に何かされている」ことにびっくりして、メイクをしてもらう際に泣いてしまう子もいるようです。

お稚児さん当日、親はどんな服装で行くべき?

お稚児さんに参加する色留袖を着たママ

お稚児さん当日、子供の衣装は決まっていますが、親はどんな服装で行くべきなのでしょうか。

子供が主役ではあるものの、シーンにふさわしい服装を選びたいものです。カジュアルな普段着は避けて、パパはダークスーツを、ママはお着物またはお宮参りや入園式などで着るようなフォーマルスーツが好ましいでしょう。

特にママの服装は悩む人が多いため、次におすすめと避けたいNG例をまとめましたので、参考にしてみてくださいね。

和服の場合

お着物なら日本古来のお稚児さん行事にぴったりの服装といえます。とはいえ、お稚児さん当日の主役はあくまでも子供なので、ママのお着物は格を落とした色留袖か訪問着がおすすめです。

なお当日は、子供の着付けやメイクのお手伝い、行列に一緒に参加するなど、意外とママが動く出番も多いので、「お着物だと動きづらくて大変だった」という感想も聞かれます。あらかじめ念頭に置いておくとよいですよ。

洋服の場合

動きやすさと手軽さを重視するなら、フォーマルな洋服でも構いません。お稚児さんはお寺や神社で行う神聖な行事なので、デニムやTシャツ、ショートパンツといったカジュアルな服装、殺生を連想させるヒョウ柄、胸元が開いたシャツやミニスカートといった過度な露出はNGです。

フォーマルスーツなら、お稚児さんだけでなく、七五三、入・卒園式、入学式などのイベントでも着用できます。手持ちの洋服を着る場合は、柄ものは避けて、落ち着いた色合いのオフィスカジュアルをイメージした服装がよいでしょう。できるだけジャケットを着用することをおすすめします。パンツはカジュアルとされているため、スカートやワンピースが理想的です。

また、ママが履く靴は、子供と行列に参加することを考えて、ヒールは高すぎず歩きやすいものを選ぶとよいでしょう

お稚児さんの当日の流れ

お稚児さんに参加する3人の男の子

お稚児さん当日の流れをご紹介します。あくまでも例になるため、詳細はそれぞれの会場に確認してくださいね。

10:00頃~:受付

当日は、主催者が指定する集合時間に遅れないよう会場に向かい、受付を済ませます。あらかじめ伝えておいたサイズの衣装などが手渡されます。

大体13時~14時頃に稚児行列がスタートするので、それまでに着付けやお化粧などの準備をします。

11:00頃~:着付け・メイク

更衣室に移動すると、着付けとメイクをしてくれる人が待っていますので、順番にやってもらいます。当日はスムーズに脱ぎ着できるような服装で行き、白っぽい肌着(Tシャツ)を着用していきましょう。

女の子の髪の毛が長い場合は、後ろにひとつにまとめておくと天冠をつけやすくなります。ヘアピンがあると天冠が安定するので用意しておくと便利ですよ。

12:00頃~:昼食や写真撮影

準備ができたら稚児行列がスタートするまで、控え室などで家族でお弁当を食べたり、記念撮影などを済ませましょう。稚児行列が終わったあとは、子供も親も疲れてしまうので、できるだけ元気なときに写真撮影しておくのがおすすめです。

13:00頃~:稚児行列スタート

大体13~14時頃から稚児行列がスタートします。係の人や、住職さん、神主さんの指示に従い稚児行列に参加します。およそ1時間くらいかけて、お練り歩きと祈祷をおこないます。

基本的に、未就学児など小さな子供のお練り歩きには親が付き添います。なお、お練り歩きをしている間の写真撮影は危ないので、見学している他の家族に頼むか、やはり事前に撮影しておくとよいでしょう。

14:00頃~:解散

稚児行列が終わったら、着替えてレンタル衣装を返却後、各自解散となります。おみやげは受付時にもらう場合と、終了後にもらえる場合があります。

お稚児さんに参加して子供の成長を願おう

お稚児さんの天冠をかぶった女の子

七五三ほど馴染み深くないお稚児さんですが、子供の成長を願う点ではよく似た行事といえます。特にお稚児さんは「優しく賢い子」になるよう願う行事だといわれています。

また、華やかな衣装を身に着けた子供の姿はとてもかわいらしく、よい記念になることは間違いありません。お近くのお寺や神社でお稚児さんが開催される際は、ぜひ参加してみてくださいね。

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