赤ちゃんのドライヤーはいつから使える?使用時の注意点、癒しの効果も!?
赤ちゃんをお風呂に入れた後、髪の毛が濡れたままだと風邪をひいてしまうのでは?と気になっちゃうママは多くいるはず。でも赤ちゃんにドライヤーを使うのは心配ですよね。
今回は、赤ちゃんの髪の毛にドライヤーはいつから使えるのか、ドライヤーを使った乾かし方、注意点などをご紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。
そもそも赤ちゃんの髪の毛にドライヤーは必要?
ママの多くは、お風呂上がりにドライヤーで自分の髪の毛を乾かしているでしょう。でも生まれて間もない新生児や低月齢の赤ちゃんの髪はママとは違い、細くて毛量が少なく、乾きやすいのが特徴です。中には毛量が多い赤ちゃんもいますが、基本的にはタオルドライで十分!
ただ、真冬の寒い時期などは、髪が濡れたままだと風邪を引いてしまうリスクもあるため、赤ちゃんが冷えないよう室内を暖めておきましょう。
自然乾燥の時短ができるドライキャップがおすすめ
タオルで髪の毛を拭かなくても、頭にかぶせるだけで水分を吸収してくれるドライキャップ(タオルキャップ)は、忙しいママの救世主!
ベビー用のドライキャップは、動物の耳がついているものなど、かわいいデザインも多くあるのでおすすめです。
赤ちゃんにドライヤーは「ダメ」ではない!?
基本的にタオルドライで水分を十分とることできるので、赤ちゃんにドライヤーは必要ないと言われています。
とはいえ、「赤ちゃんにドライヤーは絶対に使ってはいけない」ということはないため、以下のような場合はドライヤーを使ってみるのも良いでしょう。
とにかく毛量が多い
生まれた時から地肌が見えるほど髪の毛が細い赤ちゃんがいれば、髪がふさふさで毛量が多い赤ちゃんもいるなど、髪の毛の量には個人差があります。
毛量が多い赤ちゃんは、タオルドライ後も乾くのに時間が掛かってしまうため、その場合は適度なドライヤーの使用をおすすめします。
室温が上がらない寒い時期
どんなにお部屋を暖めても寒い冬場は、自然乾燥に時間が掛かってしまい、風邪を引いてしまう可能性もあります。
赤ちゃんの動きに十分に注意しながら、さっとドライヤーを使うのも良いでしょう。
赤ちゃんのお布団がひんやりしている時
身体が冷える冬場は、少しでも早くベッドに入りぬくぬくと温まりたいもの。でもシーツが冷えていたら、眠気も吹き飛んでしまいますよね。赤ちゃんも同じように、せっかく眠たくなっていてもビックリして寝つけなくなってしまうかも!?
赤ちゃんが快適に眠れるよう、湯たんぽでお布団を温める方法がありますが、湯たんぽが肌に触れて低温ヤケドをする可能性もあるので、ドライヤーの温風で軽くお布団を温めておくのも1つの方法です。
ドライヤーで温めたお布団の熱は長くは持ちませんが、赤ちゃんが眠りにつく頃には、自身の熱で布団が温かくなっていますよ。
ドライヤーの音は赤ちゃんを癒している!?
ドライヤーの音を聞いた赤ちゃんが、「なぜか泣き止んだ」、「寝てしまった」という経験はないですか?
実は、ドライヤー使用時の「シャー」という音は、赤ちゃんがママのお腹にいる時に聞いていた音に似ていると言われています。
これは「ホワイトノイズ」と言って、赤ちゃんはこの音を聞くことで鎮静反射を起こし、泣き止んだり、眠くなったりする癒し効果があるのです。
泣き止まない・寝かしつけをする時はドライヤーを使おう
最近では赤ちゃんが喜ぶ音楽・寝かしつけの音楽として、ネット動画やアプリなどで手軽にドライヤー音を聞くことができます。ママが忙しい時などは、これらをスピーカーで流してみれば、手間を掛けずに赤ちゃんを癒せるのでおすすめです!
ドライヤーの他にも、掃除機やビニール袋のガサガサする音も似たような効果があると言われています。
赤ちゃんにドライヤーはいつから使えるの?
赤ちゃんにドライヤーを使い始めるのは、月齢に関係なく、タオルドライから寝るまでの間に、自然乾燥をしない毛量になったらと言われています。
早い子なら生後4~5ヶ月、遅い子なら生後1年でドライヤーを使い始めたというほど、赤ちゃんや育児環境により時期は異なりますが、平均的には生後半年頃からが目安と言われています。
もちろん、毛量に個人差がありますし、ドライヤーの音を怖がったり気分が悪くなる赤ちゃんもいるため、徐々に慣らしていくのが良いでしょう。
赤ちゃんにドライヤーを使う際の正しい方法
赤ちゃんにドライヤーを使いたいけど、赤ちゃんへのドライヤーの仕方がわからない人もいるはず。ここでは赤ちゃんにドライヤーを使うときの正しい方法をご紹介します。
1.まずはしっかり基本のタオルドライ
お風呂上がりのタオルドライは基本。あくまでもドライヤーは自然乾燥を手助けするアイテムと考えてください。
2.乾くのに最も時間のかかる設定にする
赤ちゃんの頭皮は薄くデリケートなので、ママと同じ感覚で使うとヤケドをしてしまう可能性も。
風量は「弱」、風温は「低」にし、一番刺激の少ない設定にしましょう。
3.赤ちゃんの頭皮から30cm以上離して風をあてる
なるべく赤ちゃん自身や頭皮に刺激を与えないよう、ドライヤーの風は、吹き出し口から30cm離して使います。
4.乾かし終わったら赤ちゃんの手の届かない場所に片付ける
赤ちゃんが動き回れるようになれば、ドライヤーに興味を持って触ってしまう恐れがあるので注意しましょう。
赤ちゃんにドライヤーを使う時の注意点
赤ちゃんは成長とともに色んなものに興味をもつため、時には全く予想できない行動をとることもあります。そのためママが目を離さずに見ていても、ひょんなことから思わぬ事故につながる可能性もあります。
ここでは赤ちゃんにドライヤーを使う際の注意すべきことをご紹介します。
強く熱い風を当てない
赤ちゃんの頭皮は、薄くてとてもデリケート。強い風や熱い風を当てることで頭皮を傷つけたり、ヤケドをしてしまう可能性も。
中には気分を悪くしてしまう赤ちゃんもいるので、ママが普段ドライヤーを使う感覚で赤ちゃんに使うのは絶対にNG!一番温度の低く弱い風で乾かしましょう。
長時間ドライヤーを使用しない
赤ちゃんの頭皮への強い刺激は、乾燥や肌荒れを引き起こす可能性もあります。
長時間ドライヤーを使うことでそのリスクは高くなるため、ドライヤーで髪の毛を乾かすのではなく、あくまでも自然乾燥を助けるものとしてドライヤーを使いましょう。
使用中・使用後のドライヤーに触れさせない
ドライヤー使用時や使用後しばらくは、ドライヤー本体が熱くなっています。もし赤ちゃんが触れてしまったら大ヤケドをしてしまう可能性があります。
ハイハイできるようになった赤ちゃんはもちろんですが、自らあまり動くことがない新生児でも油断は禁物!
ふと赤ちゃんがバタバタと動いたときに、手足がドライヤー本体に触れたり、コードに絡んでしまうことがないよう、細心の注意を払いましょう。
赤ちゃんの動きに注意して安全にドライヤーを使おう
今回は、いつから赤ちゃんにドライヤーを使えるのかや実際の使い方、注意点などをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
赤ちゃんにより髪の毛の量は異なりますし、嫌がってしまう子もいます。徐々に音や風に慣れさせながら、赤ちゃんの動きに注意し、安全にドライヤーを使うことがとても大切です。
ドライヤーの音を聞くと、すぐに泣き止みウトウトしちゃう…。
そんな赤ちゃんにとってドライヤーが癒しの音になるといいですね!