子供用防犯ブザーおすすめ7選!ランドセルの取り付け方や注意点も
小学生の子供に防犯ブザーは必須アイテム
子供たちが犯罪や事件に巻き込まれそうになった時に、周囲へ危険を知らせることができる防犯ブザー。パパやママが送り迎えする幼稚園・保育園のときにはあまり必要性を感じなかったアイテムですが、小学生になれば必需品に。
現在では、小学校新1年生の子供に、学校から一人につきひとつ防犯ブザーを配布している自治体も多くあります。
ただし、防犯ブザーは消耗品。子供が落としたりぶつけたりして破損し、買い換えが必要になることも少なくありません。
そこで、防犯ブザーの選び方や基本的な使い方について理解しておきましょう。
防犯ブザーの取り付け方
防犯ブザーをランドセルの中や手提げバッグの中に入れておいては、いざという時すぐに鳴らすことができません。緊急時にはすぐに手が届いて鳴らせるように、体の前側に装着しましょう。
ランドセルに取り付けるときは、肩ベルトにあるフック(Dカン、ナスカン)に取り付けてください。ランドセルの側面にあるフックだと子供の手が届かないのでNGです。
もし、ランドセルの肩ベルトにフックがついていない場合は、専用のカバーが販売されているので、ベルトに取り付けると便利ですよ。
ランドセルやバッグを持たずに外出するときは、ボトムスのベルトループなどに取り付けましょう。
また、携帯するときは子供にバッグやランドセルなどの取扱いも含め、強い衝撃を与えるなど乱暴な扱いをしないように教えましょう。
防犯ブザーの種類
防犯ブザーの基本的な仕組みは、本体に差し込まれた状態のピン(絶縁体)を引き抜くと音が鳴るというもの。子供がスムーズに操作できる防犯ブザーを選びましょう。
ピンを引くタイプ
ピンを引っ張るタイプには「完全に引き抜けるもの」と「抜けきらないもの」の2種類あります。どちらもピンを元にはめ込むことで音を止めることができます。
ピンを完全に引き抜くタイプだと、ピンを投げて遠くに逃げることで警報音を鳴らし続けることができるので犯罪抑止効果も高くなります。ただし、ピンを無くしてしまうと電池を抜くまで警報音を止めることができなくなります。
ピンを無くしてしまう子供も少なくないようなので、防犯ブザーに慣れていない子供には注意が必要です。
逆に、ピンが抜けきらないタイプの防犯ブザーだとピンを無してしまう心配はありませんが、警報音を簡単に止められる可能性があります。
紐タイプ
紐にピンが付いていて、そのピンを抜くことで音が鳴ります。長いのでとっさの時にもつかみやすいのがメリット。
また、首からかけて使用できるものもあります。ただし、首からかける場合は強く引っ張ると外れる安全装置付きのストラップを選びましょう。
ボタンを押すタイプ
ボタンタイプの防犯ブザーは、本体のボタンを長押ししたり、2つのボタンを同時押しすることで警報音を鳴らすことができます。操作が簡単なので、小学校低学年の子供でも使いやすいのがメリット。
ボタンだけでブザーの操作をおこなうものは少なく、ピンや紐でもブザーを鳴らせる機能を併せ持っている商品が多いようです。
その場合、緊急時にボタンだけでなく、ピンや紐でも鳴らせるように練習しておくといいですね。
防犯ブザーの選び方のポイント
防犯ブザーは大人の女性が持つことも多いので、小さな子供にあったものを選ぶことが大切。購入する前に選び方のポイントをおさえておきましょう。
音の大きさ
音量は最低でも85デシベル、できれば90~100デシベル以上のものがおすすめです。
雨天時や子供の通学路が騒がしい場所を通る場合は、防犯ブザーの音が周囲に届きにくくなることがあります。
防犯ブザーは周囲の人々に助けを求めると同時に、相手をけん制して犯罪を未然に防ぐことを目的としているので、周囲の音に負けない大音量の防犯ブザーを選ぶようにしましょう。
防水&耐久性
子供が使うことを考慮して、衝撃に強く頑丈につくられた防犯ブザーを選びましょう。また、ランドセルに付けるなら雨に濡れても大丈夫なように、防水性のあるものがおすすめです。
公益財団法 全国防犯協会連合会では、必要な性能基準を定め、これに適合する防犯ブザーを「優良防犯ブザー」として推奨しています(※1)。「優良防犯ブザー推奨品」が安心材料の全てではありませんが、基準のひとつとして選ぶのもいいですね。
シンプルで使いやすいもの
緊急時に迷わず鳴らせるように、危険を知らせることに特化した、なるべくシンプルな操作の防犯ブザーを選びましょう。いくら多機能でも、いざという時に使いこなせなければ意味がありません。
子供がスムーズに操作できる防犯ブザーを選んでください。
LEDライト付きのもの
防犯ブザーのなかにはLEDライト付きのものもあります。
警報音が鳴っている間はLDEライトが点滅し、暗い夜道でも周囲の人々に場所を知らせることができるので、いざという時に安心です。電池残量の確認としても大きく役立ちますよ。
子供におすすめの防犯ブザー
優れた防水機能を備えたものや安心の大音量のものまで、子供の通学におすすめの防犯ブザーをピックアップしました。
1.レイメイ藤井 生活防滴防犯ブザー

出典:www.amazon.co.jp
コンパクトサイズでシンプルな設計の防犯ブザー。小学校低学年の子供でも操作がしやすくおすすめです。ピンが抜けきらないので、ピンをなくすこともありませんよ。
Dカン・ナスカンに取り付け可能なフック、さらにランドセルにしっかり固定できる固定ベルト付きです。
防犯ブザーを引き音が鳴り続けている間は、LEDライトが点滅。周囲に異常を知らせてくれます。
防水・耐久性にも優れている「優良防犯ブザー推奨品」。使うシーンに合わせて付属の安全ネックストラップを付け、子供の安全を守りましょう。
商品詳細
●付属品:固定ベルト、安全ネックストラップ、テスト用ボタン電池×3
●カラー:ブルー、ピンク
●音量:92デシベル
●サイズ:35×53.3×31mm
●重量:約36g
●税込価格:楽天/1,860円、Amazon/945 円
(2020年1月14日 10:00時点)
※表示価格は、時期やサイトによって変更される場合があります。詳細はリンク先のサイトにてご確認ください。
2.クツワ STAD 防犯アラーム 防水タイプ

出典:www.amazon.co.jp
ゲリラ豪雨にも耐える、生活防水を超えた防水機能を有する、防水保護等級 5級を取得した防犯ブザー。携帯用個人向け防水ブザーの中でも、最上級クラスの防水性を発揮してくれます。
衝撃に耐えるシリコンカバー仕様で、活発な小学生の子供に最適。作動ピンは抜けきらない状態で作動し、押し戻すと止まります。万が一の電池切れでも使える、付属の笛が付いて安心です。
金属フックとベルトでランドセルやカバンに簡単に取り付けられます。ボタン電池ではなく、単4の乾電池なので電池交換も楽々。全国防犯協会連合会推奨品。
商品詳細
●付属品:取扱説明書、単四電池×2
●カラー:ピンク、ブルー
●音量:92デシベル
●サイズ:77×42×27mm
●重量:約35g
●税込価格:楽天/1,881円、Amazon/1,340円
(2020年1月14日 10:00時点)
※表示価格は、時期やサイトによって変更される場合があります。詳細はリンク先のサイトにてご確認ください。
3.ヨシオ 防犯ブザー プチアラーム2 生活防水型

出典:www.amazon.co.jp
引き抜きピンを抜くと、超高音アラームが大音量で危険を知らせてくれる防犯ブザー。電車が通過するときのガード下と、同量の音が鳴り響きます。雨の日でも安心の防水構造。
警報音が鳴っている間はLEDライトが点滅して、光でも知らせてくれます。電球イラストのボタンを押すとLEDライトが点灯。
見た目の可愛さよりも、機能性を重視している人にもおすすめの防犯ブザー。
商品詳細
●カラー:ホワイト、シルバー
●音量:100デシベル
●サイズ:42×72×15mm
●重量:約40g
●税込価格:楽天/1,240円、Amazon/1,150円~
(2020年1月14日 10:00時点)
※表示価格は、時期やサイトによって変更される場合があります。詳細はリンク先のサイトにてご確認ください。
4.アスカ 防犯ブザー反射タイプ

出典:www.rakuten.co.jp
可愛らしさと機能性を兼ね備えた、防犯ブザーを探している人におすすめ。子供も好きな星柄のデザインで可愛らしいだけではなく、規定をクリアした優良防犯ブザー認定の商品です。
車のライトにも反射する反射板付きで、夜道でもよく目立ちます。固定ベルトで、しっかりランドセルに装着してください。
紐は完全に引き抜けるので、防犯ブザーの使用後は、紐をなくさないように気を付けましょう。
商品詳細
●付属品:ストラップ、フック、ベルト、名札シート、アルカリボタン電池×3
●カラー:オレンジ、ホワイト
●音量:88デシベル
●サイズ:52×31×50mm
●重量:約32g
●税込価格:楽天/693円、Amazon/1,152円~
(2020年1月14日 10:00時点)
※表示価格は、時期やサイトによって変更される場合があります。詳細はリンク先のサイトにてご確認ください。
5.アーテック 防犯ブザー ビーンズタイプ II

出典:www.amazon.co.jp
パッと目を引く黄色の防犯ブザーです。子供の安心を守るために、少し派手な防犯ブザーを選ぶのもおすすめです。
ピンを引っ張ると警報音が鳴り響きます。抜けきらないタイプなので、ピンをなくす心配もありません。
赤と青のボタンの両方に、反射シールが貼られています。習い事で夜遅くなっても安心ですね。
ネックストラップ付き。優良防犯ブザー推奨品の防犯ブザーです。
商品詳細
●付属品:ランドセル取付用ベルト、安全ネックストラップ
●音量:89デシベル
●サイズ:54×78×30mm
●重量:約63.5g
●税込価格:楽天/712円、Amazon/990円
(2020年1月14日 10:00時点)
※表示価格は、時期やサイトによって変更される場合があります。詳細はリンク先のサイトにてご確認ください。
6.Panasonic(パナソニック) ランドセル110番ブザー

出典:www.amazon.co.jp
防犯ブザーは誤作動を起こしてしまいがちです。こちらの防犯ブザーは、ダブルスイッチ方式なので、誤って音を出してしまう心配がありません。
防犯ブザーの両端に設置されたオレンジ色のボタンを同時に握ると、警報音が鳴る仕組み。
ランドセルに付けるだけで防犯アピールになりそうな、存在感のある大きさ。耐久性もよいと口コミでも好評です。
商品詳細
●音量:95デシベル
●サイズ:44×36×65mm
●重量:約46g
●税込価格:Amazon/1,580円
(2020年1月14日 10:00時点)
※表示価格は、時期やサイトによって変更される場合があります。詳細はリンク先のサイトにてご確認ください。
7.グルマンディーズ すみっコぐらし 防犯ブザー

出典:www.amazon.co.jp
子供たちも大好きなすみっコぐらしの防犯ブザー。キャラクターが好きな人や、可愛らしい防犯ブザーを探している人におすすめです。
一般的な防犯ブザーは下に引っ張って警報音を鳴らしますが、こちらは上に引っ張るタイプ。
防犯ブザーの使い方が複雑だと、子供たちも分からなくなってしまいそうですが、本体を引っ張るだけで警報音が鳴る仕組みなら、とても分かりやすいですよね。
可愛らしさと機能性を兼ね備えた防犯ブザーで、危険を周囲に知らせましょう。
商品詳細
●種類:だがし、みにッコ
●音量:85デシベル
●サイズ:180×80×37mm
●重量:約36g
●税込価格:楽天/1,180円、Amazon/1,496円
(2020年1月14日 10:00時点)
※表示価格は、時期やサイトによって変更される場合があります。詳細はリンク先のサイトにてご確認ください。
ランドセルの肩ベルトに引っかける場所がないならコレがおすすめ!
最近は肩ベルトにフックが付いたランドセルが増えてきていますが、中にはフックがないものも。実は、そんな時に便利な専用アイテムがあります。手軽に防犯ブザーが装着できますよ。
ブザーつりつり レッド

出典:www.rakuten.co.jp
「ランドセルの肩ベルトに引っかける場所がないから、防犯ブザーを付けられない!」の悩みを解決する商品。
装着方法は、商品本体にランドセルの肩ベルトを通し、下のリングに防犯ブザーを吊るします。上の方を紐でランドセルの金具と結びつけるだけ。
肩ベルトの幅が6cmまでなら、ランドセル以外のカバンにも使用可能。何本か購入しておくのもおすすめですよ。
「しっかり取り付けることができた」「生地もしっかりしている」と口コミでも好評。
商品詳細
●カラー:レッド
●税込価格:楽天/715円、Amazon/265円
(2020年1月14日 10:00時点)
※表示価格は、時期やサイトによって変更される場合があります。詳細はリンク先のサイトにてご確認ください。
防犯ブザーの電池切れや故障に注意!家庭での点検を忘れずに!
国民生活センターがおこなった防犯ブザーの状態調査では、小学生が使用している防犯ブザーの半数以上で、電池切れや回路の断線などの原因によって、「音が鳴らない」「音が小さい」などの異常が生じていたケースが見つかっています(※2)。
その中には、電池のふくらみや液漏れなど、電池が劣化していたものもあったとしています。
いざという時に警報音がならない!ということがないように、子供に防犯ブザーを持たせるうえで次の点に注意しましょう。
- 使用前はブザーが鳴ることを確かめる
- 最低1ヶ月に一回はブザーが鳴るか点検をおこなう
- ブザーの音量が小さくなった時は電池の消耗が考えられるので電池を交換する
- いざという時のために、子供と一緒に練習をしておく
緊急時に防犯ブザーを正常に作動させるためにも、電池の点検と交換を定期的におこなうことが大切です。購入時に付いてくるテスト用の電池はモニター用なので、鳴ることを確認したら早めに新しい電池に交換してください。
また、何かあったときに動揺して動けなくなったり、鳴らすのをためらわないように、実際に防犯ブザーを使ってシミュレーションしてみるのがおすすめです。
防犯ブザーの取り付け位置の確認や動作点検を兼ねて、不審者に遭遇した場合を想定しながら子供と一緒に練習しておきましょう。
子供用防犯ブザーを正しく使うことが大切!
小学校入学後は、友達と遊びに行くなどして徐々に行動範囲が広がります。防犯ブザーは持っただけで安心せずに、とっさの行動を子供と練習したり、必ず定期的な点検をおこないましょう。
また、できれば防犯ブザーは使用したくないものなので、普段から防犯意識を持っておくことも大切です。
ぜひ、この機会に家族で防犯対策について改めて確認してみてくださいね!
※1 参考文献:公益財団法人全国防犯協会連合会 防犯推奨機器 優良防犯ブザー
※2 参考文献:独立行政法人 国民生活センター 防犯ブザーの電池切れや故障に注意!-いざという時のために家庭で点検を-