コンセントカバーで赤ちゃんのいたずら事故を防止!おすすめ5選も!
赤ちゃんのいたずらに注意!コンセントカバーとは?
コンセントへのいたずらによって赤ちゃんや子供が負傷する事例は少なくありません。ケガや火災を防ぐためにも、使用していないコンセントにはいたずら防止のコンセントカバーを装着しておくことがおすすめです。
コンセントカバーは現在さまざまなメーカーから販売されています。専用のキャップなどでコンセント口を塞ぎ、赤ちゃんが誤って金属物などをねじ込むのを防ぎます。
赤ちゃんの手が届きそうな場所にコンセントがある場合は、カバーを取り付けるようにしましょう。
コンセントの感電事故や危険性と赤ちゃんとの関係性
大人からすれば、コンセントは電源プラグの差し込み口としてごく当たり前に使用するもの。しかし、赤ちゃんや子供にとっては目の前の物事全てが興味の対象となります。
特に、つかまり立ち・ハイハイで歩き回り始めた時期や活発に動き回る1~3歳までの時期は、事故につながりやすくなるので注意が必要です。
29年6月に東京消防庁が、子供がコンセントにヘアピンを挿入したり、コンセントに差し込まれたプラグにキーチェーンなどを引っかけたことにより、電撃熱傷を負う火災が発生していることで注意を呼び掛けています(※1)。
実際に、7歳の男の子が金属製ヘアピン(Uピン)をコンセントに差し込んだ際、ショートして出火。右手に軽症を負った事例を公表しています。使用していないコンセントには、いたずら防止用コンセントキャップの取り付けが火災対策のひとつとして紹介しています。
コンセントカバーの種類
コンセントカバーには、主に「キャップタイプ」と「フルカバータイプ」の2つに分けられます。コンセントカバーを選ぶ前に、まずはタイプごとの特徴を知っておきましょう。
キャップタイプのコンセントカバー
コンセント口1つに対して1個装着するコンセントカバーです。このタイプは、シンプルなデザインのものから、イラストが描かれたものまで、色や形のバリエーションが豊富。比較的安価で入手しやすいです。
さらに、キャップタイプの外し方にもいくつかの種類があります。
- 手で外すもの
- プラグ刃を使う物
- 専用の道具を使って外すもの
特に、手で外すタイプのキャップは、手軽に装着できるのが特徴で、コンセントを使いたいときにも簡単に取り外すことができるので、さまざまな製品が販売されています。
しかし、キャップタイプのコンセントカバーは手軽に使える一方で、小さなサイズの製品が多く、万が一赤ちゃんが取り外してしまった場合は誤飲の恐れがあります。
子供の力で外れてしまうほど緩いと、外したキャップで別の事故に発展する可能性があるので、使用には注意が必要です。
フルカバータイプのコンセントカバー
フルカバータイプは、コンセントの上から被せることで電源プラグを差したままの状態のコンセントにも使えるのが特徴です。頻繁に使用するコンセントから、日常的に差しっぱなしのコンセントまで、広く使うことができます。
通常、フルカバータイプの開け方にはコツがいるので、赤ちゃんが開けようとしても簡単には開けられません。ちょっと目を離していた隙に赤ちゃんがカバーを外していた…なんてことも防ぐことができます。
また、フルカバータイプの中にはシャッター付きのコンセントカバーもあります。プラグを刺すと挿入口のシャッターが開く仕組みです。
コンセントカバーを選ぶときのポイント
ここでは、コンセントカバーを選ぶときのポイントをご紹介します。
コンセントの設置場所
赤ちゃんの手が届くような低い高さで、なおかつ大人の目につきにくい場所にあるコンセントは、特に注意が必要です。
そのような場所で簡単に取り外しができるキャップタイプのカバーを使用していると、誤飲の危険性が増してしまいます。
事故防止のためにも、特に赤ちゃんの手が届きやすい場所や大人が見えづらい場所にあるコンセントには、簡単に外せない仕様のものかフルカバータイプをおすすめします。
カラーやデザイン
安全性を重視して選ぶことの多いコンセントカバー。しかし、せっかくならお部屋の雰囲気に合ったカラーやデザインを選びたいところ。インテリアに馴染むカラーやおしゃれなデザインなど、お気に入りのものを選ぶのもひとつです。
ただし、東京都生活文化局消費生活部がおこなった、0~2歳の男の子・女の子計18名を対象したコンセントキャップの興味を持つデザインに着目した行動調査では、「動物がデザインされた多色のキャップは、すべての年齢の乳幼児によって外された」としています(※2)。
そのため、赤ちゃん・子供が好むキャラクターや動物のデザイン、明るいカラーのものは、乳幼児の興味を引く恐れがあるため必ずしも安全性が高いとはいえないことを認識しておきましょう。
赤ちゃん・子供が飲み込みにくい形状のもの
万が一のことを考えて、赤ちゃんが外してしまっても大きくて飲み込みにくいコンセントカバーを選ぶのもひとつです。もしキャップを無くしてしまった場合も、誤飲事故の予防につながります。
赤ちゃんの事故を防止!おすすめのコンセントカバー
キャップタイプやフルカバータイプなど、おすすめのコンセントカバーをピックアップしました。コンセントカバー選びの参考にしてみてくださいね。
1.リッチェル コンセントキャップR 12個入り

出典:www.amazon.co.jp
一般家庭に多い、2穴コンセントに対応したキャップタイプのコンセントカバー。キャップを置くまで差し込めば、赤ちゃんの力では簡単に外すことはできない工夫がされています。取り外し方は、プラグの先端をコンセントキャップのすき間に差し込み、キャップを浮き上がらせて引き出します。
●セット数:12個入り
●サイズ:3cmX2cmX2cm
●税込価格:440円
(2019年12月24日 9:30時点)
※表示価格は、時期やサイトによって変更される場合があります。詳細はリンク先のサイトにてご確認ください。
2.山崎実業 コンセントキャップ ウッディ6個組

出典:www.rakuten.co.jp
使っていないコンセントの挿入口に差し込んでカバーするコンセントキャップ。お部屋のインテリアにも馴染む木目調のデザインが特徴です。いたずら防止で購入した人の口コミでも「7ヶ月になった子供も外せないようで安心!」と好評。
●カラー:ホワイト、ブラック
●セット数:6個入り
●サイズ:幅3cmX奥2.2cmX高2.2cm
●税込価格:楽天/712円、Amazon/699円
(2019年12月24日 9:30時点)
※表示価格は、時期やサイトによって変更される場合があります。詳細はリンク先のサイトにてご確認ください。
3.plum forest コンセントキャップカバー 12個セット

出典:www.amazon.co.jp
壁面取り付けのコンセントはもちろん、延長コードのコンセント口にも使える、キャップタイプのコンセントカバー。キャップを外すときは、持ち手を引き起こすと楽に抜けるので、しっかり差さっていても抜きやすいと人気です。カラーはホワイトもあるので、コンセントのフレームや延長コードの色に合わせれば目立ちにくくなりますよ。
●カラー:グリーン、ホワイト
●セット数:12個入り
●サイズ:縦2cm×幅3.5cm×高2cm
●税込価格:Amazon/1,080円
(2019年12月24日 9:30時点)
※表示価格は、時期やサイトによって変更される場合があります。詳細はリンク先のサイトにてご確認ください。
4.リッチェル ベビーガード コンセントフルカバーR

出典:www.amazon.co.jp
1~3口のコンセントにも対応したコンセントフルカバー。コンセントを使用したままカバーすることができ、プラグの引き抜きによる事故の予防にも◎。
コンセントのプレート部分からネジが見える場合は粘着テープで、見えない場合はブレーカーを事前に落としてからネジで装着します。開閉の構造は、赤ちゃんが簡単には開けられない工夫がされています。
シンプルかつ長く安心して使えるコンセントカバーが欲しい、とお考えのママたちにおすすめのアイテムです。
●サイズ:7cm×6.5cm×12cm
●税込価格:550円
(2019年12月24日 9:30時点)
※表示価格は、時期やサイトによって変更される場合があります。詳細はリンク先のサイトにてご確認ください。
◇2連タイプもあり!リッチェル ベビーガード コンセントフルカバー2連R

出典:www.rakuten.co.jp
マルチメディアコンセントに対応した、2連タイプのコンセントカバーも販売されています。
●サイズ:11.6×6.7×12cm
●税込価格:770円
(2019年12月24日 9:30時点)
※表示価格は、時期やサイトによって変更される場合があります。詳細はリンク先のサイトにてご確認ください。
5.テーブルタップボックス Lサイズ

出典:www.rakuten.co.jp
コードやタップを隠してくれるコンセントカバー。ふたを開けてスイッチの操作もおこなえます。長さ37cmまでのタップに対応。ボックスの裏面には、内部に熱がこもりにくくする通気口や滑り止め付きです。
いたずら防止で購入した人の口コミでは「ブラウンが床の色と似ていて、子供が興味をもって触ることがない」との声も。ただし、「透明のふたをパカパカするだけで、中に手を入れたりはしない」という口コミもあり、コンセント口が離れていて触りにくいものの、赤ちゃんや子供の様子には注意しておきたいですね。
赤ちゃんのいたずら防止だけでなく、ペットを飼っている人にも人気のコンセントカバーです。
●カラー:ブラック、ブラウン、ホワイト
●サイズ:(外寸)約幅39cm×奥15.6cm×高12.9cm
●税込価格:楽天/1,848円、Amazon/1,062円~
(2019年12月24日 9:30時点)
※表示価格は、時期やサイトによって変更される場合があります。詳細はリンク先のサイトにてご確認ください。
赤ちゃんがいる家庭でコンセントカバーを使用するときの注意点
コンセントカバーは完全な安全対策とはいえません。油断していると、赤ちゃんにとって思わぬ事態が発生する恐れがあります。
コンセントカバー(キャップ)をつけていても過信は禁物
コンセントにカバー(キャップ)を装着したからといっても過信は禁物です。
1,069人を対象とした消費者アンケートによると、コンセントキャップの使用経験者は約6割。そちのうち、3割を超える人が子供にキャップを外された経験があると回答しています。また、キャップを外した子供の半数以上は生後18ヶ月未満であったと報告されています(※2)。
さらに、外した子供の約4割が口にキャプ入れたり、入れそうになったという驚きの結果も。すぐに物を口に入れたがる赤ちゃんは特に注意し、コンセントキャップの誤飲を防ぎましょう。
コンセントに興味を持ち始めた子供には危険性について教える
コンセントが気になり始めると、自分でカバーを外してコンセントを直接触ってしまう、またはコンセントの差し込み口に異物を詰め込んでしまう危険性が高まります。
いたずら事故を未然に防止するためにも、コンセントに興味を持ちはじめた子供には、感電の危険性について教えることも大切です。
コンセントカバーで赤ちゃんのいたずら事故を防止しよう!
赤ちゃんにとっては、コンセント=危険な存在という認識はまだありません。事故を防止するためには、正しくコンセントカバーを装着し、行動に注意してあげることが大切です。
また、興味を持ちはじめた子供には、コンセントによる感電の危険性をママやパパがしっかり教えてあげましょう。
必要な場所には適切なコンセントカバーを取り付け、いたずら事故をふせぎましょう!
※1 参考文献:東京消防庁 こどもの電撃熱傷を伴う火災に注意して!!
※2 参考文献:東京都生活文化局消費生活部 東京くらしWEB いたずら防止用コンセントキャップに関する調査