頭皮の乾燥が原因?かゆみやフケにおすすめのシャンプー・ローション
頭皮が乾燥すると、肌を守る機能が低下して少しの刺激でもトラブルが起きやすくなります。かゆみやフケなどの頭皮トラブルは、頭皮の乾燥が原因かもしれません。
そこで今回は、頭皮が乾燥する原因と対策、乾燥ケアにおすすめのシャンプーやローションなどのスカルプケアアイテムをご紹介します。
頭皮が乾燥すると起こるトラブルとは?
頭皮が乾燥すると、皮膚の水分量が減り、頭皮がカサカサの状態に。皮膚の水分量が減ると乾燥し、肌を守る機能が低下して、フケやかゆみなど頭皮トラブルを起こしやすくなります。
乾燥による頭皮のかゆみ
頭皮が乾燥しているときは、皮膚のバリア機能が低下して外からの刺激を受けやすくなります。水分量が減った頭皮は、炎症やかゆみを引き起こします。
乾燥によるフケ
健康な頭皮は、古くなった細胞が少しずつ剥がれ落ちるため、フケのように目立つことはありません。しかし、頭皮が乾燥してカサカサすると、角質が剥がれ落ちやすくなり、パラパラとした細かいフケとなります。
乾燥による抜け毛
頭皮の乾燥で肌のバリア機能が低下し、頭皮のかゆみや湿疹などのトラブルが続くと、髪の毛を作る毛母細胞がダメージを受け、髪の毛が抜ける原因となることがあります。
頭皮が乾燥する原因は?
冬場だけでなく1年中乾燥してしまう頭皮。その原因を見てみましょう。
1.洗浄力の高いシャンプーの刺激
汗や皮脂汚れ、スタイリング剤を落とすために、洗浄力の高いシャンプーでゴシゴシ洗うと、その刺激により頭皮がダメージを受けたり乾燥してしまいます。
けれど、汚れやスタイリング剤が落としきれていないと、臭いやかゆみの原因にもなってしまいます。落ちにくい整髪料を使用しているときは、プレシャンプーで洗浄の妨げになる汚れを落としてからメインとなる低刺激処方のシャンプーで洗うのがおすすめです。
とはいえ、2回もシャンプーするとなると、頭皮への刺激が気になりますよね。最近は、プレシャンプー専用のシャンプー剤も販売されているので、洗浄力は高いのに肌にはやさしい、専用のものを選ぶのがおすすめです。
2.カラーリングやパーマ液の刺激
カラーリングやパーマ液の刺激も頭皮にとっては強いもの。刺激の強いカラーリング剤で頭皮に肌荒れが起こると、ダメージを回復するためにターンオーバーの周期が乱れ、水分を保つ機能が低下し頭皮の乾燥の原因となります。
肌に合わない場合は使用を中止し、美容師さんに相談してみましょう。
3.間違ったヘアケア
正しいシャンプーができていなく、頭皮を乾燥させてしまうこともあります。以下のような間違ったヘアケアが原因で、頭皮が乾燥してしまうことがあります。
- 頭皮をゴシゴシ擦って洗う
- 熱いお湯で流す
- すすぎ残しがある
- ドライヤーの熱風を長時間あてる
- ブラッシングの力が強い
頭皮が乾燥してトラブルが出たら、髪のお手入れ方法のひとつひとつを見直してみることが大切です。
4.加齢による皮脂量、水分量の低下
頭皮の乾燥は、年齢も関係してきます。肌と同じように、年齢を重ねると皮脂量も水分量も減っていくので、頭皮が乾燥する原因となります。
5.気温や湿度の変化よる頭皮の乾燥
冬は湿度が低く、空気中の水分量が少ないため、肌が乾燥しやすくなります。また、気温が低くなると血行が悪くなり、肌のターンオーバーが乱れ、頭皮が乾燥する原因に。
さらに、暖房などの影響で頭皮が乾燥することもあります。
6.食事や睡眠などの生活習慣
睡眠不足や運動不足、ストレスなどで自律神経やホルモンバランスが乱れると、肌のターンオーバーが乱れて頭皮の乾燥を引き起こします。
偏った食事や不規則な生活が続くと、頭皮の皮脂バランスが崩れ、頭皮が乾燥する原因となることがあります。
頭皮の乾燥を予防する対策方法は?
保湿効果のあるヘアケア商品を選ぶ
乾燥対策には、保湿効果のあるヘアケア商品を使用するのが効果的です。シャンプーや頭皮ケアに保湿効果のある商品を取り入れましょう。いつものヘアケアに加えて、頭皮用の保湿ローションや保湿オイルなどを使用すると、乾燥対策により効果的です。
刺激の少ないヘアケア商品を選ぶ
頭皮への負担を少なくするために、香料や着色料など刺激となる成分が少ない、低刺激なヘアケア商品を選ぶと安心です。
落ちにくいスタイリング剤は、洗浄力の高いシャンプーでないとなかなか落ちないので、頭皮の乾燥の原因となります。頭皮の乾燥が気になるときは、スタイリング剤にも気を使うといいですね。
紫外線対策をする
真夏以外でも紫外線は降り注いでいるもの。外を歩く機会が多い人は特に紫外線対策が重要になります。
外出するときは日傘や帽子をかぶる、紫外線防止効果のあるヘアケア商品を使うなどして、紫外線から頭皮を守りましょう。
部屋の湿度を保つ
空気の湿度が低いと頭皮が乾燥しやすくなります。加湿器や濡れタオルを使用して、部屋の湿度が低くなりすぎないようにしましょう。
エアコンの風が直接あたると髪や頭皮の刺激になるので、エアコンの風向きを調節することも大切です。
頭皮の乾燥を予防するシャンプー選びのポイント
頭皮の乾燥を防ぐにはシャンプーが重要。洗浄力が高すぎず、皮脂を落としすぎないものを選びましょう。
洗浄力で選ぶ
頭皮の乾燥対策には、アミノ酸系のシャンプーがおすすめです。アミノ酸系のものは洗浄力がマイルドで、弱酸性・低刺激なのが特徴。
アミノ酸系シャンプーは、シャンプーのボトルに「アミノ酸系シャンプー」と記載されているものもありますが、そのような記載がない場合は、パッケージの裏側に成分が表記されているので確認してみましょう。「○○グルタミン酸」「○○アラニン」「○○グリシン」などがつくものがアミノ酸系となります。
成分を見分けるときは、下記の表を参考にしてみてくださいね。一番最初の「水」の次に表記されている場合が多いです。
◇シャンプー洗浄剤(界面活性剤)の成分名の一例
洗浄力 | 主な成分 | |
石鹸系シャンプー | 強 | 石けん素地・ラウリン酸K・脂肪酸ナトリウム・脂肪酸カリウム、「~石けん」がつくものなど |
高級アルコール系シャンプー | 中~強程度 | ラウレス硫酸Na・ラウリル硫酸Naなど、「~硫酸」がつくものなど |
アミノ酸系シャンプー | 弱~中程度 | ラウロイルグルタミン酸Na・ココイルグルタミン酸TEA・ラウロイルメチルアラニンNa・ココイルグリシンK・ラウロイルアスパラギン酸Naなど |
頭皮にトラブルがあるときは、洗浄力が高いシャンプーは避けるようにしましょう。
洗浄力の高い「高級アルコール系」は一見、品質が高いものに思えますが、石油系界面活性剤を使用しており、比較的安価で市販のシャンプーによく使われているのが特徴です。
「石鹸系シャンプー」は天然成分なので環境にはよいですが、洗浄力が高く、石鹸カスが残りやすいのが特徴です。ヘアカラーやパーマをした髪とは相性が悪いので気をつけましょう。
また、シャンプーの泡立ちが良くないと、頭皮に摩擦が起きてしまい肌への刺激となるので、できるだけ泡立ちが良いものを選ぶといいですよ。
保湿効果のあるものを選ぶ
乾燥対策には保湿効果がある成分が配合されたシャンプーがおすすめです。保湿効果がある植物性オイルやヒアルロン酸、コラーゲン、セラミドなどが配合されたシャンプーを選ぶといいでしょう。
刺激やかゆみを感じたら使用を中止する
乾燥している頭皮はバリア機能が低下しているため、刺激が少ないシャンプーでもフケやかゆみが起こる場合があります。
新しいシャンプーを使い始めてかゆみを感じたり、フケが目立つようになったりした場合は、すぐに使用を中止しましょう。
肌トラブルが心配な場合は、試供品サンプルやトラベルセットなどで試してから購入すると安心ですね。
頭皮の乾燥・かゆみ・フケにおすすめのシャンプー
1.シンスボーテ オーガニックシャンプー

出典:www.alo-organic.com
※2020年9月より「シンスボーテ」をリニューアルいたしました。
国産オーガニックヘアケアブランド「シンスボーテ」のシャンプー。アミノ酸洗浄成分とコメヌカエキスで毛穴汚れをすっきりオフ。
美髪に有効な7種類のボタニカルオイルやザクロ果実エキスなど、たっぷりの栄養成分が髪や頭皮に浸透し、根本から立ち上がるようなハリとコシのある髪に導きます。
ツボクサエキスやローズマリー葉エキスといった抗炎症作用のある植物エキス配合で、頭皮のかゆみやフケを防ぎ、頭皮環境を整えてくれるシャンプーです。
●内容量:400ml
●税込価格:3,300円 ※お得な定期便も!
(2020年9月18日 15:00時点)
※表示価格は、時期やサイトによって変更される場合があります。詳細はリンク先のサイトにてご確認ください。
2.ミノン薬用ヘアシャンプー

出典:www.amazon.co.jp
植物性アミノ酸系洗浄成分配合で、肌の保湿成分を残しながら汚れを落とすシャンプー。抗炎症作用の有効成分配合で、かゆみや炎症を抑え、地肌の荒れやフケ・かゆみを防ぐ薬用処方です。
低刺激、弱酸性で頭皮を乾燥からやさしく守ります。シャンプーが頭皮に残りにくいのもおすすめのポイント。
●内容量:120ml
●税込価格:楽天/665円、Amazon/673円
(2019年12月23日 15:00時点)
※表示価格は、時期やサイトによって変更される場合があります。詳細はリンク先のサイトにてご確認ください。
3.クラッセナチュラルオーガニックシャンプーバウンス

出典:www.amazon.co.jp
アミノ酸系洗浄成分と14種類のオーガニック成分で頭皮の乾燥やフケを防ぐオーガニックシャンプー。髪と頭皮のエイジングケアを追求して作られた人気のシャンプーです。
美髪成分がしっかり配合されていて、トリートメントが必要ないのも特徴。泡立ちが良く、シャンプーだけで手軽に頭皮と髪のケアをすることができますよ。しっかり泡立てた後は、そのままの状態で3分パックがおすすめ。
無着色・ノンシリコン・ノンパラベンの低刺激処方。
●内容量:500ml
●税込価格:楽天/5,060円、Amazon/5,060円
(2019年12月23日 15:00時点)
※表示価格は、時期やサイトによって変更される場合があります。詳細はリンク先のサイトにてご確認ください。
4.mogans(モーガンズ) ノンシリコン アミノ酸シャンプー (スムース&ガーデン)

出典:www.amazon.co.jp
頭皮は肌よりダメージがわかりにくいもの。将来を考え今からケアを。ラベンダー油やジャスミン油など数種類の植物由来成分を配合したアミノ酸シャンプーです。
頭皮に刺激となる石油由来の界面活性剤やシリコン、合成ポリマーなどが無添加で、乾燥した地肌にも安心して使えます。植物オイルの贅沢な香りも人気です。
●内容量:300ml
●税込価格:楽天/2,090円、Amazon/2,840円
(2019年12月23日 15:00時点)
※表示価格は、時期やサイトによって変更される場合があります。詳細はリンク先のサイトにてご確認ください。
頭皮の乾燥・かゆみ・フケにおすすめのローション
1.ロート製薬 メディクイックH 頭皮しっとりローション

出典:www.amazon.co.jp
乾燥によるフケ・かゆみを防ぐ頭皮用薬用ローション。4種類の薬効成分配合でフケや頭皮のかゆみを改善します。ノズル型で頭皮に直接塗ることができます。症状が気になるときも、予防にも毎日使えるタイプです。
●内容量:120ml
●税込価格:楽天/823円、Amazon/858円
(2019年12月23日 15:00時点)
※表示価格は、時期やサイトによって変更される場合があります。詳細はリンク先のサイトにてご確認ください。
2.キュレル 頭皮保湿ローション

出典:www.amazon.co.jp
セラミドやユーカリエキスなどのうるおい成分配合で頭皮を保湿し、乾燥が原因によるフケ・かゆみをおさえます。弱酸性、無香料、無着色、アルコールフリー、アレルギーテスト済みで、乾燥でバリア機能が低下した肌にも安心して使うことができます。
●内容量:120ml
●税込価格:楽天/1,117円、Amazon/1,430円
(2019年12月23日 15:00時点)
※表示は、時期やサイトによって変更される場合があります。詳細はリンク先のサイトにてご確認ください。
頭皮の乾燥ケアにおすすめのオイル
1.mondaymoon(マンデイムーン) アルガンオイル・オーガニック

出典:www.amazon.co.jp
乾燥した地肌のうるおいを守るアルガンオイル。顔にも使えます。アルガンオイルは浸透力、保水力に優れ、頭皮を健やかに保ちます。こちらのアルガンオイルはベタつかず、サラッとした使い心地。髪を洗う前に頭皮にオイルを塗って、浸透させるのがおすすめの使い方です。
●内容量:50ml
●税込価格:楽天/1,138円、Amazon/1,265円
(2019年12月23日 15:00時点)
※表示価格は、時期やサイトによって変更される場合があります。詳細はリンク先のサイトにてご確認ください。
2.大島椿 椿油100% マルチオイル

出典:www.amazon.co.jp
天然椿油100%で肌に優しいオイル。一本で髪、頭皮、肌のケアに使えます。においがなく、刺激も少ないので、乾燥した地肌のケアに最適です。髪を洗う前の頭皮にやさしくなじませて保湿し、フケや乾燥を防ぎます。
●内容量:60ml
●税込価格:1,650円
(2019年12月23日 15:00時点)
※表示価格は、時期やサイトによって変更される場合があります。詳細はリンク先のサイトにてご確認ください。
頭皮の乾燥ケアにおすすめの美容液
1.資生堂プロフェッショナル リナセント ヘッドスキンケアセラム

出典:www.rakuten.co.jp
乾燥した頭皮にうるおいを与えて、健やかな頭皮環境を整える美容液。シャンプー後の頭皮になじませ、頭皮の乾燥を予防します。さわやかな使用感と心地よい香りが人気の商品です。
●内容量:100ml
●税込価格:楽天/4,245円、Amazon/4,689円
(2019年12月23日 15:00時点)
※表示価格は、時期やサイトによって変更される場合があります。詳細はリンク先のサイトにてご確認ください。
頭皮の乾燥を防ぐシャンプーの方法
シャンプーの方法や髪の乾かし方は習慣となっているため、間違いに気がつきにくいもの。正しい洗い方や乾かし方ができているか、もう一度見直してみましょう。
- 髪を濡らす前にブラッシングする
※頭皮の汚れを浮かし、髪の毛のからまりをほどく- ぬるま湯で頭皮や髪の汚れを洗い流す
※このとき髪をただ濡らすだのではなく、しっかり洗い流しましょう- シャンプーを泡だてる
- 頭皮を傷つけないよう、指の腹で優しくシャンプーする
※爪を立てずゴシゴシこすらないように注意- ぬるま湯でしっかり洗い流す
※37度前後の温度で、洗い残しがないよう耳の後ろや襟足も丁寧に!
ワックスやオイルなどの落ちにくい整髪料を使用しているときは、メインのシャンプー前にプレシャンプーをすることをおすすめします。
プレシャンプーは時間をかけて洗う必要はないですが、しっかりとお湯ですすいでからメインのシャンプーをしてください。
また、髪の毛を乾かすときは、ドライヤーの熱風を長時間あて続けるのも頭皮にダメージを与える原因になります。ある程度乾いたら、冷風をあてるなどの方法をとるといいですね。
整髪料や汚れをキレイに取り除くおすすめプレ用シャンプー
◇ディアテック カウンセリング プレシャンプー

出典:www.amazon.co.jp
プレシャンプーとしておすすめの被膜除去用クレンジングシャンプー。美容室で愛用されることもあり、口コミでも人気のプレ用シャンプーです。
落としにくいスタイリング剤をきれいに取り除き、さっぱりとした洗い上がり。低刺激なので肌が敏感な人にも◎。メインに使う低刺激シャンプーの良さを最大限に引き出してくれます。
今まで洗浄力の強いシャンプーを使っていて、低刺激シャンプーの洗浄力に物足りなさを感じている人にもおすすめです。
●内容量:1000ml
●税込価格:楽天/1,272円、Amazon/1,470円
(2019年12月23日 15:00時点)
※表示価格は、時期やサイトによって変更される場合があります。詳細はリンク先のサイトにてご確認ください。
頭皮の乾燥対策でフケやかゆみを予防!
頭皮の乾燥を防ぐには、皮脂を落としすぎないようにして、保湿効果のあるヘアケア製品を使用するのが効果的です。
毎日のシャンプーの方法も見直して、頭皮の乾燥を予防し、健やかな頭皮に導きましょう。
関連キーワード
シャンプー トリートメント・コンディショナー 肌のかゆみ