夏のお弁当を保冷剤で守る!効果的な入れ方とおすすめ9選!
お弁当の保冷剤はいつから入れる?
通勤や通園・通学、アウトドアなどに持ち歩くお弁当。細菌がさらに繁殖しやすくなる、ジメジメしとた梅雨や、気温が高くなる夏は特に注意が必要です。お弁当の中身が傷まないように、保冷剤を活用して食中毒を防ぎましょう。
食中毒の原因、細菌とは?
食中毒には「細菌性」「ウイルス性」「自然毒」などの種類があり、お弁当が傷む主な原因は「細菌性」によるもの。
食品安全委員会によると、食中毒を引き起こす細菌の多くは5℃から増殖し始め、特に30℃~40℃は最も細菌が繁殖しやすいと言われています(※1)。また、食品安全委員会委員長 熊谷氏によると、増殖の速い細菌は、増殖に最適な環境下において、菌数が2時間で数千倍に増えることもあるそうです(※2)。
以上のことを踏まえて、お弁当の食中毒を防ぐためには細菌の増殖を避けることが必須です。そのため、保冷剤は日中暑いと感じる25℃以上の日を目安に、4月中旬頃から注意して入れておきたいですね。
お弁当の保冷剤を選ぶときのポイント
保冷時間
保冷剤は、ハードタイプとソフトタイプに分かれます。シーンに合わせて適切な保冷剤を選びましょう。ハードタイプの保冷剤は、硬い容器に入っていて長時間の保冷が可能。アウトドアや運動会のときにおすすめです。
ソフトタイプの保冷剤は、ハードタイプより短い時間で溶けてしまいますが、コスパがよく小さなサイズの保冷剤が多いので、通勤や通園時のお弁当を冷やすときにおすすめですよ。
保冷温度
保冷剤には、保冷温度が異なる0℃タイプと氷点下タイプがあります。通勤や通学などでお弁当と飲み物を保冷するなら、0℃タイプの保冷剤で十分保冷してくれますよ。アイスや肉などのバーベキュー食材は、冷凍庫に入っている状態をキープしたいときには氷点下タイプの保冷剤がおすすめです。
商品やメーカーによりますが、多くの0℃タイプの保冷剤には、保冷温度の記載はあまりないようです。一方、氷点下タイプの保冷剤の多くは、記載がされているので購入の際はチェックしましょう。
【ソフトタイプ】デイリー使いにおすすめのお弁当保冷剤
シンプルなデザインからクマやかき氷など、目で見ても楽しいデイリー使いにおすすめの保冷剤をピックアップしました。いくつか購入しておくと、その日の気分で保冷剤を変えられますよ。
1.LOGOS(ロゴス) 保冷剤 アイスポケット200

出典:www.amazon.co.jp
アウトドア総合ブランド「ロゴス」の保冷剤。お弁当サイズに便利な200gから、アウトドア時にも便利な1kgと5種類のサイズ展開がされています。保冷効果も朝から晩まで続くと口コミで好評です。リーズナブルな価格なのもうれしいポイント。
●税込価格:楽天/130円、Amazon/118円
(2019年12月19日 16:00時点)
※表示価格は、時期やサイトによって変更される場合があります。詳細はリンク先のサイトにてご確認ください。
2.GEL-COOL(ジェルクール) Pocket Cool フラワー

出典:www.amazon.co.jp
おしゃれな保冷剤を探している人におすすめ。暑い日のランチタイムもキュートなお花柄と楽しく過ごしましょう。2個セットなので毎日繰り返し使えます。保冷剤までこだわると女子力がUPしそうです。
●デザイン:花火
●税込価格:Amazon/616円
(2019年12月19日 16:00時点)
※表示価格は、時期やサイトによって変更される場合があります。詳細はリンク先のサイトにてご確認ください。
3.イエロースタジオ 保冷剤 ドット柄

出典:www.rakuten.co.jp
可愛いデザインの保冷剤を探している人におすすめ。ゼリーのようなカラージェルに、チョコレートのようなドット柄は、あまり見かけないデザインですよね。ジェルの着色料は、食品にも用いられているのを使用し、品質にこだわった安心の日本製。シャーベット状なので、保冷剤が破れる心配もありません。
●カラー:マゼンタ、ブルー、ピンク、クリア、イエロー、サックス
●税込価格:楽天/385円、Amazon/193円
(2019年12月19日 16:00時点)
※表示価格は、時期やサイトによって変更される場合があります。詳細はリンク先のサイトにてご確認ください。
4.保冷剤ひえくま ランチバンド付き

出典:www.amazon.co.jp
キュートなクマがお弁当にぴったりと抱き着いているようで可愛らしい保冷剤。お弁当のバンドは無くしやすいので、保冷剤と一緒だと無くす心配もなさそう。バンドは好きな長さに調整が可能なので、小さめのお弁当から幅広のお弁当までしっかり保冷できます。
●カラー:透明ブルー
●税込価格:楽天/660円、Amazon/660円
(2019年12月19日 16:00時点)
※表示価格は、時期やサイトによって変更される場合があります。詳細はリンク先のサイトにてご確認ください。
【ハードタイプ】お弁当から食材まで!アウトドアにおすすめの保冷剤
ソフトタイプよりもサイズが大きいハードタイプの保冷剤は、運動会や夏のレジャーにぴったり。暑い室外での保存が必要な海やBBQは、保冷時間の長い保冷剤を選びましょう。
5.アイリスオーヤマ 保冷剤ハード CKB-500

出典:www.amazon.co.jp
コスパのよいハードタイプの保冷剤を探している人におすすめなのが、「アイリスオーヤマ」の商品です。リーズナブルながら、保冷効果が抜群と口コミでも好評。キャンプや夏のレジャーにはもちろん、運動会や食材の買い出しにも重宝しますよ。
●サイズ:約15×18×2.8cm
●税込価格:楽天/170円、Amazon/680円
(2019年12月19日 16:00時点)
※表示価格は、時期やサイトによって変更される場合があります。詳細はリンク先のサイトにてご確認ください。
6.LOGOS(ロゴス) 倍速凍結 氷点下パックL

出典:www.amazon.co.jp
保冷効果が抜群で、従来商品よりも凍結にかかる時間が約半分短くなった保冷剤です。一般的な氷点下タイプの保冷剤は、凍結まで2日ほど時間がかかるので、こちらの商品はとても便利。アイスや冷凍商品もしっかりカチコチに凍るので、夏のアウトドアに欠かせないおすすめの商品です。
●サイズ:約 16.4×25.5×2.5cm
●税込価格:楽天/1,298円、Amazon/1,079円
(2019年12月19日 16:00時点)
※表示価格は、時期やサイトによって変更される場合があります。詳細はリンク先のサイトにてご確認ください。
7.LOGOS(ロゴス) 氷点下パックGT-16℃ コンパクト

出典:www.amazon.co.jp
隙間に便利なコンパクトサイズの保冷剤は、1つ持っておくのがおすすめ。集中的に冷やしたい食材の周りに置いたり、食材と食材の間に入れたりと便利ですよ。小さいサイズですが、氷点下タイプなので保冷効果も充分。ドリンクを冷やすときにもおすすめです。
●サイズ:約 6.3×6.2×3cm
●セット個数:2個
●税込価格:楽天/990円、Amazon/900円
(2019年12月19日 16:00時点)
※表示価格は、時期やサイトによって変更される場合があります。詳細はリンク先のサイトにてご確認ください。
これもおすすめ!お弁当と保冷剤が一体型のタイプ
保冷剤がお弁当と一体になっていると、保冷剤を入れ忘れることがありませんよ。フタを一晩冷やすだけでいいので便利ですね。
8.三好製作所 保冷剤一体型 ジェルクール ペコ

出典:www.rakuten.co.jp
お弁当のフタの山型部分に保冷剤が収納された、お弁当と保冷剤が一体化したランチボックスです。ペコッと凹んだフタの部分には、500mlのペットボトルがぴったり合うので、ランチのときの持ち運びもスマート。保冷効果もしっかりあるので、通勤や通学に便利です。
●セット内容:本体、仕切り、ゴムバンド
●カラー:ピンク、ブルー、ホワイト、レッド、グリーン、ブラウン
●税込価格:楽天/2,530円、Amazon/584円
(2019年12月19日 16:00時点)
※表示価格は、時期やサイトによって変更される場合があります。詳細はリンク先のサイトにてご確認ください。
9.三好製作所 保冷剤一体型 GEL-COOま ツインズ

出典:www.rakuten.co.jp
お弁当と保冷剤が一体化しているランチボックスです。お弁当のフタ内部に保冷ジェルが入っているので、お弁当のフタ部分を一晩凍らせるだけで保冷剤代わりに。フタを外すと、電子レンジにも対応します。
可愛らしいクマのデザインは、北海道札幌市にある円山動物園のホッキョクグマをモチーフにしているそうです。
●セット内容:本体、仕切り、ゴムバンド
●税込価格:楽天/2,420円、Amazon/2,999円
(2019年12月19日 16:00時点)
※表示価格は、時期やサイトによって変更される場合があります。詳細はリンク先のサイトにてご確認ください。
保冷剤でお弁当を効果的に冷やす入れ方はある?
保冷剤を入れるときは、お弁当のフタの上に置くのが効果的。冷気は上から下へと流れる特性があるので、お弁当の上に置くことで冷気が全体に行き渡りやすくなります。さらに保冷剤を足して入れる場合は、お弁当の左右からも冷やすといいですよ。
また、保冷剤は時間が経って溶けると水滴が出てくることも。お弁当が濡れないように、保冷剤はガーゼやハンカチに包んで入れておくと安心です。
保冷剤以外でお弁当を傷みにくくする方法!
保冷剤以外でもお弁当を傷みにくくする方法があります。より安心できるお弁当作りのためにも、次のポイントをおさえておきましょう。
- お弁当を作る前は入念な手洗い・使用する調理器具や食品を洗う
- おにぎりを作るときは素手ではなくラップを使用する
- 中までしっかり加熱する
- 野菜や煮物などのよく水気を切る
- おかずやごはんは冷ましてからお弁当に詰める
- 梅干しや酢など殺菌効果のある食材を使用する
- 凍らせたゼリーを入れる
- 抗菌シートや保冷バッグを活用する
人の皮膚に存在する黄色ブドウ球菌は、手から食品に付着して繁殖すると食中毒を起こす可能性があります(※3)。特に傷口や手荒れの部分に潜んでいますが、細菌を増殖させないためにも、夏場におにぎりを握るときは素手ではなくラップで包んで握りましょう。
また、煮物などの水分が多いおかずをお弁当に入れたいときは、しっかり加熱したらよく水気を切り、冷ましてからお弁当に詰めてください。温かいうちに入れてフタをすると、お弁当のなかで菌が繁殖してしまう可能性があります。冷たい生野菜やフルーツなどは、わずかについた菌が熱で急速に増えることがあるので、別容器に入れるのがおすすめです。
また、抗菌シートは、完成したお弁当の上に乗せるだけで細菌の繁殖を防ぐ効果がある優れもの。幼稚園のお弁当にもおすすめですよ。
保冷剤を入れてお弁当を美味しく安全に!
夏場のお弁当作りは、食中毒予防の原則、菌を「付けない」「増やさない」「やっつける」の意識を持つことが重要です。お弁当を作る際には、しっかりと手洗いをおこない、清潔なお弁当を使ってくださいね。菌を増やさないためにも、保冷剤を効果的に使い、なるべく早めに食べることも大切です。
今回紹介した保冷剤の入れ方やおすすめ商品を参考にして、安心で美味しいランチタイムを過ごしてください!
※1 参考文献:食品安全委員会 役に立つ食中毒の知識
※2 参考文献:食中毒予防の三原則について食品安全委員会委員長
※3 参考文献:東京都福祉保健局 食の安心パトロール 子育て仲間編 安全・安心・子供が喜ぶお弁当
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