赤ちゃんも花粉症になる?知っておきたい症状と7つの対策方法!

春になると花粉症に悩まされるという、ママやパパは多いのではないでしょうか。花粉症とはアレルギーの一種で、大人だけでなく赤ちゃんでも発症することがあります。そこで今回は、赤ちゃんの花粉症の症状や検査の方法、効果的な予防方法や対策などをご紹介します。

赤ちゃんも花粉症になるの?

スギ花粉

厚生労働省の「花粉症Q&A」によると花粉症患者全体のうち、0歳~4歳のスギ花粉症患者は1.1%とされています(※1)。花粉症の患者は増加傾向にあり、子供の花粉症も増えているため、赤ちゃんでも花粉症になる可能性があるとのこと。

近年、花粉症発症の低年齢化が話題となっています。生まれてから花粉に接触する機会が増える1歳以降、年齢が上がるにつれて、アレルギー症状が出始めることが多いといわれています。

赤ちゃんの花粉症メカニズム

ウイルス

大人と同じように赤ちゃんの体にも、ウイルスなどの病原体の侵入を防ぐために、異物を排除する免疫システムがあります。このシステムにより、ほこりや花粉、食物など異物とみなされたものに対して、様々な症状が起こることをアレルギー反応といいます。

免疫システムにより花粉が異物とみなされると、体内に花粉に対抗する物質である抗体が作られます。体内に花粉に対抗する物質が多くなったところに花粉が侵入してくると、アレルギーを起こす物質が放出され、アレルギー反応を起こしてしまいます。このため、花粉症は花粉が飛散する時期に症状が強くなります。

赤ちゃんの花粉症の症状

赤ちゃんの鼻と口

花粉が体に侵入しないように、くしゃみで吹き飛ばしたり鼻水や涙で防御するため花粉症になると、くしゃみや鼻水、鼻づまり、目のかゆみなどの症状がでます。皮膚が敏感な赤ちゃんの場合、皮膚の赤みやかゆみなどの症状が出ることも。

赤ちゃんは鼻が小さいので鼻水がつまりやすく、くしゃみが出ないことが多いので、赤ちゃんが花粉症になると中耳炎や副鼻腔炎などを引き起こすことがあるので注意が必要です。

花粉症になりやすい赤ちゃんとは?

アトピー性皮膚炎など花粉症以外のアレルギーがある赤ちゃんや、家族にアレルギー体質の人がいる場合は、花粉症になりやすいと考えられています。花粉症は一度発症すると自然に治ることはないため、赤ちゃんが花粉症を発症しないように予防することが大切です。

赤ちゃんが花粉症になったら小児科?耳鼻科?

赤ちゃんに鼻水などの症状があり花粉症が心配な場合は、かかりつけの小児科に相談するのがおすすめ。風邪など他の病気の可能性もあるので、まずは診察してもらいましょう。

赤ちゃんの症状が鼻水や鼻づまりだけで、かかりつけの耳鼻科がある場合は、最初から耳鼻科に行くという方法もあります。

赤ちゃんの花粉症の検査方法

花粉症の検査

花粉症の検査には、血液検査や皮内反応検査などがあります。赤ちゃんの場合は年齢や状態により、検査そのものが負担となることもあるため、症状があるからといって必ず検査がおこなわれるわけではありません。

また、体に負担がかからない鼻汁好酸球検査という方法もあります。病院によって取り入れている検査方法が異なるので、事前に確認してから受診してもいいですね。

血液検査

花粉症の血液検査には、アレルギーの有無を調べる非特異的IgE検査や、アレルギーを起こす物質に対する抗体の量を調べる特異的IgE検査などがおこなわれるのが一般的です。特異的IgE検査では、スギやヒノキ、ハウスダストなどアレルギーを起こす物質の種類ごとに、アレルギーの起こりやすさを確認することができます。

赤ちゃんに血液検査をおこなう場合には、どの物質のアレルギーの有無について検査するか医師に確認しましょう。

皮内反応検査

アレルギーの原因となる物質を皮膚に貼りつけたり、皮膚の表面に注射したりするなどして、アレルギー反応が起こるかを確認する検査です。アレルギーを起こす物質の種類ごとに皮膚の反応を確認します。アレルギー性鼻炎の場合は、鼻の粘膜でおこなうこともあります。

鼻汁好酸球検査

鼻汁を採取するだけで、できる簡易的な検査になります。どの物質にアレルギー反応が出ているのかという細かいことは血液検査でないとわかりませんが、鼻汁好酸球検査は体に負担をかけることなくアレルギーの有無を診断することができます。

赤ちゃんの花粉症の治療方法

花粉症 薬

医療機関でおこなわれる花粉症の治療方法には症状に対する治療と、アレルギーそのものに対する治療とがあります。赤ちゃんの花粉症には、症状に対して内服薬が処方されるのが一般的です。

花粉症の症状に対する治療法

花粉症の症状に対する治療では、鼻水や鼻づまり、目のかゆみなどの症状をやわらげる効果がある薬が処方されます。

赤ちゃんに処方される薬には、アレルギー反応をおさえる効果のある飲み薬や、鼻水を出しやすくし、鼻づまりを解消する効果のある飲み薬などがあります。また、鼻づまりの症状がひどい場合は耳鼻科などで定期的に鼻水の吸引をしてもらうとよいでしょう。

花粉症の薬として、目の症状をおさえる効果のある点眼薬、鼻の症状をやわらげる効果のある点鼻薬などもあり、症状や年齢に合わせて処方されます。

アレルギーに対する治療

アレルギーの治療法として、アレルギーを起こす物質に体を徐々に慣れさせる免疫療法などがありますが、赤ちゃんにおこなわれることはほとんどありません。

赤ちゃんの場合はアレルギー反応を予防するために、花粉症の原因となる花粉との接触を避けることが最も効果的な治療となります。

赤ちゃんを花粉から守る7つの対策方法

公園で遊ぶ赤ちゃん

花粉症の症状をやわらげたり、花粉症を予防するためには、とにかく赤ちゃんが花粉に接触するのを避けることが大切!花粉の多い時期は、日常的に花粉を予防するように気をつけましょう。

1.花粉が多い日や時間帯を把握する

地域にもよりますが、スギ花粉が多いのは2月~4月ごろです。晴天で気温が高い日や、湿度が低く強風の日は、特に花粉が多くなります。また、雨が降ったあとの晴天や、急に気温が高くなった日なども注意が必要です。花粉が多い時間帯は、気温が高くなるお昼頃や、花粉が落ちてくる夕方です。

2.赤ちゃんとの外出を避ける

テレビやネットなどの花粉予報で花粉が多い日を確認して、花粉が特に多い日には花粉が多くなるお昼頃や夕方の時間帯の外出をできるだけ避けましょう。

外出する場合は赤ちゃんの顔に花粉が付くのを予防するために、つばが広めの帽子を着用することをおすすめします。付着量を減らすことができますよ。

3.家の中に花粉を持ち込まないように工夫する

外出中に洋服などに付着した花粉を家の中に持ち込んでしまうと、赤ちゃんが花粉に接する時間が長くなってしまいます。帰宅時には、洋服や髪などについた花粉をしっかり払い落としてから家の中に入ると、赤ちゃんの花粉症の予防に効果的です。

花粉が多い時期は、花粉がつきにくい表面がツルツルした素材の上着などを着て、花粉を簡単に払い落とせるようにして、家に持ち込まないようにするというのも予防のポイント。

4.洗濯ものを外に干すときは花粉を落とす

赤ちゃんの洗濯ものや布団を外に干した後は、花粉を払い落としてから家の中に取り込みましょう。特に花粉が多い日は、赤ちゃんの洗濯物や布団を外に干さないようにするのがおすすめ。花粉が多い時期には、布団干し袋や布団乾燥機などを利用するという方法も。

5.空気清浄機を活用する

赤ちゃんを花粉症から守るために、空気清浄機を活用するのもおすすめです。空気清浄機は花粉だけでなく、ほこりなどのアレルギー物質からも赤ちゃんを守る効果があります。

6.窓を開けたままにしない

風の強い日などに窓を開けたままにしておくと、花粉が赤ちゃんのいる家の中に入ってきてしまいます。空気の入れ替えをしたいときは、花粉の少ない時間帯にレースのカーテンなどを利用して窓を開けるのがおすすめ。

環境省の花粉症環境保健マニュアルによると、窓を開ける幅を10cmにし、レースのカーテンを使用すると、花粉の侵入を4分の1程度に減らすことができるとされています(※2)。

7.花粉の時期は掃除や洗濯をこまめにする

家の中に入り込んでしまった花粉を取り除くことも大切。花粉が多い時期は、赤ちゃんのいる部屋の掃除を頻繁におこない、カーテンのように花粉が付着しやすい物をこまめに洗濯すれば、家の中の花粉を少なくすることができ、花粉症予防に効果的です。

赤ちゃんが花粉症にならないように予防することが大切

花粉症の花粉症

一度なってしまったら、ずっと悩まされることになる花粉症。発症させないためには、花粉を予防することが大切です。ママやパパが花粉症でつらい症状が毎年でている場合は、赤ちゃんも花粉症になる可能性が高くなるので、特に気を付けてあげたいですね。

花粉症を引き起こす植物にはいくつか種類があり、1年を通して飛散しています。もし赤ちゃんが花粉症になってしまったら、どの花粉に対してアレルギーを起こしているのか知って予防対策するということも大切です。

※1 参考文献:平成22年度 花粉症対策厚生労働省 花粉症Q&A
※2 参考文献:環境省の花粉症環境保健マニュアル

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