幼児の体操教室に通うメリットとは?費用や教室の選び方
幼児の体操教室とは?
幼児の体操教室では、基本的な運動能力やバランス感覚、体力をつけることを目的として、体の動かし方を教わっていきます。運動内容は、マット、トランポリン、鉄棒、跳び箱などの器材を使って、年齢や経験、体力に合わせてステップアップしていきます。
レッスン内容
運動の基礎から練習
はじめのうちは、準備体操で関節をやわらかくしながら体の柔軟性を高め、リズムに合わせて体を動かしたりしながらバランス感覚を身に付けていきます。バランス感覚というのは、簡単に身に付けられるものではなく継続して練習していくことが大切です。
ここで運動や体操の基礎練習にしっかり取り組んでおくことで、転んだときに手を出して体を支えるというような自己防衛の方法などを身につけ、ケガを防ぎ、より意欲的に活動することができます。
基礎がついたら技術を磨く
運動の基礎練習を重ねてバランス感覚も身に付き、ある程度の体力もついたら技術を学んでいきます。幼児の体操教室では、マット、トランポリン、飛び箱、鉄棒などの器材を使って運動プラス技術を身に付けていきます。
バランス感覚が身に付くことで、トランポリンを上手に使ってジャンプをして体幹を鍛えることができます。また、マット運動で前転や測転、鉄棒ではぶらさがりから前回りなど基本的な体操から始めてきます。これらの運動は、小学生になったときに体育の授業でおこなう内容とつながります。
体操教室に幼児から通わせる5つのメリット
次では、幼児期から体操教室に通うことで得られるメリットについてご紹介します。
1.基礎体力が上がる
専門のインストラクターやトレーナーが先生として体の動かし方を教えてくれるので、必要な筋力をしっかりつけることができます。また、定期的に運動を続けていくことで運動することが習慣になり、基礎体力が上がります。
基礎体力を上げることは、風邪などをひきにくい健康で丈夫な体づくりにつながりますよ。
2.バランス感覚が養われる
バランス感覚を養うためには、体幹を鍛えていくことが大切です。体操教室に通って基礎的な運動をおこなうことで体幹が鍛えられ、ぶれない体を作ることができます。
また、幼児期からバランス感覚を身に付けておくことで、これから他のスポーツに移行しても役立ちます。あわせて、体操教室では柔軟性ものばしてくれるので、しなやかで強い体作りをサポートしてくれます。
3.協調性が養われる
幼児の体操教室は、先生ひとりに対して複数人の生徒を指導する集団指導になるので、必然的に子供たちは集団活動をします。授業では、ケガなどの事故がないように先生の話をしっかり聞いて、ルールを守りながら学んでいくので協調性だけでなく集中力も養われます。
4.生活リズムが整う
子供にとって毎日の生活だけでは、体を十分に動かしきれずにストレスが溜まってしまうことも。定期的に体操教室に通うことで十分に体力を使い、ストレスも発散でき、質の高い睡眠をとることができるようになります。質の高い睡眠をとることで朝の目覚めもよくなり、早寝早起きが自然と身に付くようになるので生活習慣が整います。
5.できることが増えて自信がつく
先生の指導のもとで練習を重ねていくことで、運動が苦手な子供でもできることが増えてきて、自分でできた!という達成感を味わい、それが自信につながっていきます。練習をすれば苦手なことでも、できるようになるんだ!ということを体験することで、諦めない気持ちも育ちます。
幼児の体操教室には何歳から通うことができる?
教室によっては、1歳から親子で一緒に体操をすることができるベビークラスもあります。また、2~3歳になると骨格ができ筋肉も固まってくるので、早い段階から体操教室の練習で関節を柔らかくしておくといいといわれています。
3~4歳頃になると指導中に先生に言われていることも理解できるようになり、子供だけでちゃんと練習に参加できるようになります。
幼児体操教室の選び方のポイント
数ある幼児の体操教室の中から自分の子供に合った、体操教室を選ぶためには何を基準に選んだらいいのでしょうか? ポイントをおさえて、教室を選んでみましょう。
最終目標を考える
幼児から体操教室に通わせることの、最終目標を設定すると教室選びも変わってきます。お友達と楽しく体を動かす程度でいいのか、将来体操選手になるような厳しい練習を望むのか。
元オリンピック選手が講師を務める教室もあるので、目標設定に合わせた練習内容の教室を選ぶといいですね。
先生や教室の雰囲気
先生が厳しい人だったり、競争心が強い生徒が多いなど、子供の性格によってはその雰囲気が合わないこともあります。逆に、競争心の全くない体操教室ではダラダラと過ごしてしまう、という場合も。体操教室の練習内容だけでなく、雰囲気も子供に合っているのかどうかチェックしておくと安心です。
生徒の人数
生徒数が多い教室になると、自分と他の子の技術を見比べることができ競争心を掻き立てることもできますが、自分がやるまでの間に待ち時間が多くなりがち。また、更衣室も大混雑で付き添うママが大変な思いをすることも。
生徒数が少ない設定の教室なら実践回数も増えて、先生からの指導もしっかり受けることができるので、技術の習得時間が早くなりやすいです。
幼児の体操教室にかかる費用はどのくらい?
幼児の体操教室は週に1回、1時間程度という場合が多いですが中には、使用期間が決まっているチケットを購入して行きたいときに行けるシステムの教室もあります。
費用の相場は月額5,000~20,000円程度と、練習内容や施設により料金が大きく異なります。幼稚園や保育園が主体で行っている延長保育の一貫などの体操教室ならば月額3,000円というケースも。
月謝以外にもかかる費用はある?
月謝以外にも、入会金に10,000円程度かかることが多く、年会費がかかる場合も。また、幼児の体操教室では、練習中のケガや事故に対応した保険に加入することを勧めているところもあり、費用は大体500~2,000円程度です。
他にも、教室で使う専用のユニフォームを購入しなければならない場合もあります。入会前に月謝以外にかかる費用もしっかり確認しておきましょう。
体験入会してみよう!
ほとんどの幼児の体操教室は見学だけでなく、1日体験を行っています。体験入会の費用は、無料もしくは1,000円程度。
ホームページなどを参考にして、条件に合う教室を選んだとしても実際に通う本人が、楽しい!通ってみたい!と思わなければ意味がありません。教室の雰囲気は、実際に現場に行ってみないとわからないもの。入会金を払ってから後悔をしないためにも体験入会をおすすめします。
子供が楽しく通える幼児体操教室を選ぼう
現代の小学生は、体育の授業以外に体を動かすことが少なく運動が苦手で、運動不足になりがちなケースが多いといわれています。小さい頃から運動不足が原因で、姿勢が悪く肩こりしやすいなど大人と同じような悩みをもつ子供も多いのだとか。
幼児の頃から運動が楽しい!と感じることで、体を動かすということが自然な行為になり、外で元気よく遊ぶ健康的な子供に育ちます。習い事をする主役である子供が楽しく通える、幼児体操教室がみつかるといいですね。