離乳食の味付は?調味料はいつから使える?開始時期と注意点について

離乳食を進めていくにあたって、気になるのが味付け。離乳食中期頃になってくると、調味料を使ってレシピのバリエーションも増やしていきたいですよね。薄味が基本の離乳食に使ってもいい調味料やダシの量や、味付けで気を付けたい塩分やアレルギーなどについて紹介します。

離乳食に味付けは必要?

離乳食

離乳食に味付けは必要ないといわれています。素材が持つ自然な旨味や風味、香りをそのまま生かすのが離乳食の基本になるので、赤ちゃんがそのままでもよく食べるようなら無理に味付けをしなくていいでしょう。

離乳食中期を過ぎて食べむらが出てくるようになったら、少量の調味料やダシを使って味付けをしてみると食欲が増すようになることもあります。

離乳食の味付けを薄味にするのはどうして?

飲食物が口の中に入ると舌の表面に存在する味覚器である味蕾(みらい)が反応して、味覚情報が脳に伝わります。味蕾は乳幼児期がいちばん発達しており、大人になるにつれて味感覚が弱くなっていきます。

つまり、大人と赤ちゃんでは味の感じ方が違い、大人が薄味だと感じても赤ちゃんはしっかり味を感じています。

乳幼児期から濃い味に慣れてしまうと味蕾の機能が低下してしまったり、健康や嗜好、知能に大きな影響を及ぼすことがあるので注意が必要です。

離乳食の味付けで気を付けること

塩分

離乳食で味付けを開始する際にいくつか、気を付けたいことがあります。

塩分の取り過ぎ

赤ちゃんが塩分を摂りすぎると肝臓への負担が大きく、まだ発達しきれてない赤ちゃんの消化器官では十分に対応できません。母乳やミルクにも塩分は含まれているので、塩分の過剰摂取にならないように気を付けましょう。

糖分の取り過ぎ

お茶のかわりに甘いジュース、アイスクリームやプリン、加糖ヨーグルトや糖質が多く含まれたバナナのような果物などを好んで食べるからといって、つい与えすぎないよう注意が必要です。

糖分を過剰に摂取することで糖尿病を引き起こす原因になったり、乳児湿疹や乾燥肌、乾燥によるかゆみを引き起こしがちになります。

離乳食のときから塩分や糖分の多い食事を続けていると赤ちゃんの食事の嗜好が偏りがちになり、乳児期でも生活習慣病にかかることもあります。味付けをする場合は薄味を意識して、塩分や糖分の摂取量に十分気を付けながら調理しましょう。

離乳食に味付けをするのはいつから?

調味料 ケチャップ

離乳食は素材の旨味を生かした薄味がいい、ということで全く味付けをしてはいけない、という訳ではありません。味付けをするなら、離乳食に慣れてきた離乳食中期あたりから始めるのがベスト。

厚生労働省では、「離乳の開始頃では調味料は必要ない。離乳の進行に応じて、食塩、砂糖など調味料を使用する場合は、それぞれの食品のもつ味をいかしながら、薄味でおいしく調理する※1。」としています。

月齢別!離乳食の味付けに使える調味料

味付けといっても、どんな調味料をいつから使えばいいのかわからない!というママも多いでしょう。そこで、離乳食の味付けで使われる一般的な調味料の使用開始時期や注意点を月齢別に紹介します。

離乳食初期(生後5~6ヶ月頃)に使える調味料

離乳食初期は基本的に味付けの必要はありません。ですが、バリエーションを増やすために少し調味料を使いたいという場合におすすめの味付けは、天然素材を生かしたダシとトマトペーストです。

  • 昆布ダシ、野菜ダシ
  • 離乳食の味付けをするのに強い味方であるダシ。天然素材を生かしたダシなら塩分や糖分を気にすることなく味付けに使うことができます。離乳食初期に使えるダシは、昆布ダシ、野菜ダシなどです。このダシはそのまま使わず、はじめは水で2倍程度に薄めてから使いましょう。

  • トマトペースト
  • できるだけ新鮮なものを与えたいので、缶詰などは避けて初期のうちはトマトをペースト状にして使いましょう。中期以降になったら、トマトピューレなどを活用してみてもいいですね。

離乳食中期(生後7~8ヶ月頃)に使える調味料

野菜のペーストなどが無理なく食べられるようになったら離乳食も中期に入ります。中期になると食べられる食材も増え、同時に調味料も使える種類が増えます。ですが、離乳食の進行によって使える調味料も違ってきますので、赤ちゃんの成長や進み具合に合わせた調味料を使うようにしてください。

  • バター
  • 離乳食にバターで風味をつけることができます。大体小さじ1/4くらいまでなら使ってもOKです。ですが、普通のバターでは塩分が含まれていますので離乳食に使う場合は無塩バターにしましょう。

  • オリーブオイル
  • 離乳食を炒めることはまずありませんが、油分を食材から摂りにくい離乳食中期では大きな役割を果たします。こちらも小さじ1/4くらいまでなら使うことができます。バターよりもオリーブオイルの方が植物性で体にもやさしく、おすすめです。

  • 砂糖
  • 砂糖も離乳食中期から使うことができます。ですが、1回に使える量は2g程度です。このほかにもさつまいもやカボチャなどの野菜や果物から糖分を摂取できますので、使う量はなるべく少なめに。砂糖の代わりにメープルシロップを使用するのもおすすめ。

  • かつおダシ
  • 離乳食中期になると、かつお節からとったダシも薄めて使うことができます。ダシの風味をしっかりときかせることで離乳食が食べやすくなるかもしれません。塩分の代わりにダシをしっかりきかせるのも◎。

    離乳食後期(9~11ヶ月頃)に使える調味料

    離乳食も後期になると赤ちゃんが自分でしっかりモグモグするようになり、使える調味料はさらに増えてきます。しかし、濃い味にならないように注意し、薄味を意識して味付けをしましょう。

    • 素材のうまみをひきだしてくれる塩分ですが、使い過ぎはNG。離乳食の味付けで塩を使用する場合は、後期なら0.5g。離乳食完了期(1歳から)は0.6g程度に抑えるのがよいでしょう。

    • しょうゆ
    • しょうゆの原材料は大豆です。なので、パパやママに大豆アレルギーがある場合は赤ちゃんに与えるにも注意が必要です。最初は1滴から始めましょう。離乳食後期では2滴ぐらいまでならOKです。

    • 味噌
    • 味噌も大豆製品なので、アレルギーに注意しましょう。味噌はダシが入っていない無添加のものを使用し、ごく少量から始めます。大人のお味噌汁をとりわける場合は上澄みをとり2~4倍に薄めてあげましょう。

    • ケチャップ
    • ケチャップも味付けには重要な役割を与えてくれます。ですが、味が濃いので最初は1滴程度から始めます。できれば無添加のものを用意して使うようにしましょう。

    離乳食完了期(1歳頃~)に使える調味料

    1歳を超えると調味料も食材も使える種類が増えて、料理のバリエーションも増やす時期です。アレルギー反応も出にくくなりますので、少しだけ安心できますね。ですが、まだまだ内臓の機能は十分ではないので、できるだけ薄味で過ごしていけるようにしましょう。

    • マヨネーズ
    • マヨネーズは子供の大好きな調味料の1つです。ですが、卵と油でできているので離乳食で使う場合には要注意。アレルギーの心配がないのなら1歳を越えたころからごく少量使えます。ただし最初に使うときは必ず加熱してから使いましょう。大体1歳半を越えれば比較的安心して使うことのできる調味料です。

    • ウスターソース
    • ウスターソースの中には様々なスパイスが入っているので、できれば1歳を越えてから少量ずつにしましょう。赤ちゃん用のソースなども販売されていますので、試してみるのも◎。

    これは注意!離乳食の味付けで気を付けるべき調味料

    はちみつ

    離乳食が進むにつれて使うことができる調味料も増えていきますが、アレルギーなど気を付けるべき調味料がいくつかあります。

    アレルギーに気をつけたい調味料

    調味料の原料に大豆や全卵、小麦などが使われているものは、赤ちゃんにアレルギー反応がでる場合があります。事前に赤ちゃんのアレルギーを知っていたら、原料をよく確認してから使用するようにしましょう。

    ボツリヌス菌が含まれているもの

    はちみつには、ボツリヌス菌という食中毒菌の芽胞が含まれていることがあります。このボツリヌス菌は熱に強く加熱処理しにくいという特性があり、1歳未満の乳児がはちみつを摂取すると「乳児ボツリヌス症」になる可能性があるので注意が必要です。

    この病気にかかると便秘から始まり次第に全身の筋肉が低下し、最悪の場合死にいたるといわれています。1歳未満の乳児は腸内環境が整っておらずボツリヌス菌が増殖しやすく、1歳を過ぎると抵抗力も強まるので問題はないとされていますが、注意して与える必要があります。

    ボツリヌス菌ははちみつだけに含まれているわけではなく、黒糖や三温糖、きび砂糖にも含まれているので調味料として使わないように気を付けましょう。

    アルコールが入った調味料

    赤ちゃんにアルコール分をあたえてしまうと、うまく消化できずに肝臓に負担がかかってしまいます。料理酒やみりんにはアルコールが含まれているので使用する場合は、しっかり加熱してアルコールをとばしましょう。

    離乳食の味付けは薄味で!成長に合わせた調味料で食べることを楽しんでもらう

    離乳食 赤ちゃん

    赤ちゃんが離乳食を食べてくれないと、味付けに問題があるのかもしれないと不安になることもあるでしょう。だからといって、赤ちゃんが好んで食べるものばかりをあたえたり、味付けを濃くするということのないように気を付けることが大切です。

    濃い味に慣れてしまうと、薄味に戻れなくなってしまう可能性もあるので、調味料を使うなら少量、薄味で。アレルギーの心配がない天然ベースの調味料を使いましょう。

    ダシを毎回とるのが面倒!という場合は、多めにとっておいたダシを小分けに冷凍して作り置きしておき、必要な分だけ使えるようにしておくと便利です。味付けの濃さがよくわからないという場合は、市販の離乳食をママも食べてみてお手本にしてみてください。

    ※1 参考文献:厚生労働省 Ⅱ離乳食編

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