ベビー服の水通しとは?いつまでやるもの?方法と注意点を紹介

ベビー服 水通し200427

赤ちゃんに安心してベビー服を着せるために行う水通しをご存知でしょうか。水通しとは、新品の肌着やベビー服を赤ちゃんに着せる前に一度洗うこと。水通しを行うと、赤ちゃんの肌トラブル防止にもなるんですよ。

今回は、ベビー服の水通しをいつからいつまで行えば良いのか、方法と注意点もあわせて紹介します。

– 目次 –

ベビー服の水通しとは?

ベビー服

新品の肌着やベビー服に付いているのりを取り除くために、一度洗濯機などで洗うことを水通しと言います。

必ず洗わなければいけないわけではありませんが、肌着を身に付けたときに赤ちゃんの肌に刺激を与えないようにするためにも、ベビー服を水通しすることをおすすめします。

ベビー服や肌着以外にも、沐浴のときに使うガーゼやタオル、おくるみやシーツなども水通しをしておくと安心ですよ。

ベビー服を水通しする理由

ハイハイをする赤ちゃん

1.のりを落とし生地を柔らかくするため

新品のベビー服や肌着はきれいだから、洗う必要がないのでは?と思う人もいるかもしれません。しかし、新品の服にはのりが付いていることが多いです。

水通しをしてのりを落とすことで、生地は柔らかくなり吸水性が良くなります。また、肌への負担も少なくなるので、赤ちゃんの肌にもより優しく、快適に過ごしやすくなります。

2.ホルムアルデヒドを取り除くため

衣類の縮みやシワ防止のために使われているホルムアルデヒドは、大人用、子供用に限らず衣類や家具に使われています。このホルムアルデヒドが高濃度の衣類に触れると、発疹などの皮膚障害やアレルギーを起こす可能性があると言われています。(※1)。

生後24ヶ月以内のベビー服や肌着は、規制によりビニール袋に入って入荷しますが、出荷の途中や店舗で大人用の衣類に触れ、移染している可能性があります

ホルムアルデヒドは水に溶けやすい性質を持っており、一度洗濯をするとほとんど取り除けますが、衣類に吸着されやすい性質も持っているので、赤ちゃんに着せる前には水通しをしておくと安心です(※2)。

ベビー服の水通しをする方法は?

室内干しの洗濯物

水通しをする方法は、手洗いと洗濯機のどちらでも大丈夫です。水通しをおこなうときの注意点は、大人の服などと一緒に洗わないことです。

また、ベビー服を水通しするときは、洗剤を使う必要はありません。水だけで洗うのが不安な場合は、赤ちゃん専用の洗濯洗剤を使い、しっかりすすいでください。

ベビー服を洗う量が少ない場合は手洗い、多い場合は洗濯機を使用するなど、自分がやりやすい方法で水通しをしてくださいね。

手洗いでベビー服を水通しする方法

  1. 清潔な洗面器やバケツ、ベビーバスなどに、水またはぬるま湯を入れる
  2. ベビー服を浸して軽く揉み洗いをする
  3. 揉み洗いしたベビー服を水またはぬるま湯ですすぐ
  4. 固く絞ってハンガーに掛けて干す

新品のベビー服は基本的にきれいなので、力を入れてゴシゴシこすったりする必要はありません。数枚だけベビー服を水通しする場合は、手洗いがおすすめです。

洗濯機でベビー服を水通しする方法

  1. 型崩れが心配な場合はベビー服を清潔な洗濯ネットに入れる
  2. 手洗いコースやドライコースに設定する
  3. ベビー服だけを洗濯機に入れて洗う
  4. 洗濯が終わったら早めに干す

洗濯機を使うので、大人の服と一緒に洗濯したい気持ちも分かりますが、水通しをするときは、赤ちゃん用のものだけにしてください。また、洗い終わった服を濡れたまま長時間洗濯機の中で放置すると、雑菌が繁殖してしまいます。洗濯が終わったら早めに干すようにしましょう

ベビー服を水通しするときの注意点

ベビー服 水通し 注意点

1.洗濯槽が汚れていないか確認する

洗濯機でベビー服を水通しする人は、まず初めに、洗濯槽が汚れていないかどうか確認しましょう。掃除をしていない洗濯槽にはカビが付きやすいため、汚れた洗濯機でベビー服を水通しすると、洗濯槽の汚れやカビ、雑菌がベビー服に付着してしまう可能性があります。

洗濯機でベビー服を水通しする前に、洗濯槽の汚れを落としておくと安心です。洗濯槽の汚れは、洗濯槽クリーナーや、衣料用漂白剤、重曹などで落とすことができますよ。

2.水通しをしたベビー服は早めに乾かす

服が湿っていたり、濡れている状態のまま長時間放置すると、雑菌が繁殖しやすくなるので、洗濯したベビー服はできるだけ早く干して乾かしましょう。

梅雨の時期などは難しい場合もありますが、できるだけ晴れている日に水通しをして外に干すと、短い時間で乾かせますよ。

3.花粉の時期は晴れた日に室内干しをする

花粉やPM2.5などが多い時期やタイミングに干してしまうと、アレルゲンが付着してしまう可能性があります。花粉が飛んでいる時期は、室内干しの方が安心です。

室内干しをするときのポイントは、晴れた日に日光が当たるところに干すこと。服と服の感覚を空けて干す、除湿器や扇風機を使って早く乾かすなどの工夫も良いでしょう。

室内干しは雑菌が繁殖してしまう可能性があるため、ベビー服をきれいに洗っても、干したときに雑菌が繁殖してしまったら意味がありません。水通しは天気の良い、晴れた日におこないましょう

4.畳んで湿気の少ない場所に保管する

水通しをしたベビー服は、保管方法にも注意しましょう。赤ちゃんの肌に刺激を与えるホルムアルデヒドは、衣類に吸収されやすい性質があります。

大人用の服などホルムアルデヒドを含む衣類と一緒に保管すると、再びベビー服や肌着に付いてしまうことも。水通しをした後のベビー服は、赤ちゃん用のタンスに保管する、ビニール袋に入れてから保管する、などをすると良いですね。

ベビー服の水通しはいつ頃からするのがベスト?

妊婦 ベビー服 水通し

水通しは、いつまでにしなければいけないという決まりはありません。目安として、だいたい妊娠8~9か月頃におこなう人が多いようです。

臨月に入るとお腹がますます大きくなり、体が重くなるので、思うように体を動かせず移動も大変になります。急な体調の変化も考えられるので、余裕のあるうちに水通しをしておくのが安心でしょう。

ベビー服の水通しはいつまで続けるの?

ベビー服 水通し いつまで

ベビー服の水通しはいつまで必要という決まりはなく、新生児期だけという人もいれば、大人になっても肌が弱いため水通しをしている人もいるようです。

ひとつの目安として、ホルムアルデヒドの規制が厳しい生後24ヶ月まで続けるのも良いでしょう。赤ちゃんの肌にトラブルがなく、大人の服と一緒に洗っても問題がないという場合は、徐々に水通しをやめていっても良いかもしれませんね。

ベビー服を水通しして産まれてくる赤ちゃんを迎えよう

妊婦 マタニティライフ ベビー服

これから産まれてくる赤ちゃんのベビー服や肌着を準備をしていると、赤ちゃんへの愛情もより膨らみ、ママになる実感も湧いてきますよね。天気が良く晴れた日にベビー服を水通しして、赤ちゃんを迎える準備をしてあげてくださいね。

また、ベビー服や肌着の他にも赤ちゃんが使うタオル、ガーゼなども水通ししておくと安心。優先度の高いものからで大丈夫なので、産後すぐに必要になるものから準備していきましょう。

もし、外出先で急に着替えが必要になり、出かけ先でベビー服を購入した場合など、水通しができないときは、あまり神経質になりすぎず、臨機応変に対応していきましょう。

※1 参考文献:横須賀市ホームページ 赤ちゃんの衣類とホルムアルデヒド
※2 参考文献:葛飾区公式サイト 繊維製品のホルムアルデヒドについて

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