赤ちゃんのお風呂上がりケア!水分補給や保湿ケアのポイントを紹介
赤ちゃんは大人が思う以上に水分不足気味。皮膚はとても薄く、肌の水分量が少ない一方、新陳代謝が活発で汗をかきやすくのども乾きやすいため、お風呂上がりのケアはとっても大切。
そこで今回は、赤ちゃんのお風呂上がりの水分補給や、デリケートな肌を守るお手入れ方法と肌を守るポイントについてご紹介します。
– 目次 –
赤ちゃんのお風呂上がりに水分補給は必要?
赤ちゃんは新陳代謝がよく、大人が思っている以上に水分を必要としています。特にお風呂上がりはのどが渇きやすいので、赤ちゃんが欲している場合はしっかり水分補給をしてあげましょう。
お風呂上がりの水分補給の量は、赤ちゃんまかせで大丈夫です。渇きが治まれば、自然に飲むのをやめてくれます。
沐浴やお風呂のタイミングは、授乳と授乳の間がよいでしょう。授乳直後は飲んだおっぱいを吐いたり、消化機能が低下したりするので避けた方がいいです。
授乳直前もおなかがすいて機嫌が悪くなる可能性があるため、授乳の直前直後も避けるようにしましょう。
赤ちゃんお風呂上がりに飲ませてあげたい飲み物は?
母乳・ミルク
赤ちゃんは基本的に、母乳やミルクを与えることで必要な水分補給ができます。
最近では新生児から離乳食になる少し前あたりまでは、白湯は飲ませる必要がないという考え方が広まってきており、お風呂上がりの水分補給も母乳やミルクでよいと言われています。
白湯
「湯冷まし」とも呼ばれる白湯。母乳やミルク以外の水分補給として飲ませるなら、生後2ヶ月頃を目安に始めてください。水道水を10分以上煮沸させて冷ましたものを飲ませましょう。温度はミルクと同じ人肌くらいになるまで冷まします。
母乳やミルク、白湯以外の飲み物をあげてもいい?
生後5~6ヶ月頃の赤ちゃんには、うすめた麦茶か赤ちゃん用のものを飲ませても良いでしょう。赤ちゃん用のイオン飲料や果汁には糖分が入っているため、飲ませすぎには注意しましょう。
◇市販のペットボトルの水は避けよう
市販されている海外産のペットボトルの水の多くは「硬水」で、カルシウムやマグネシウムといったミネラル分が多く含まれています。
硬度が高いため、消化機能が未発達な赤ちゃんが飲むと下痢をする恐れがあります。
一方、国産の水は水道水と同じ程度の「軟水」がほとんどですが、ボトルの成分表を見ても区別がつかないようなら飲ませない方が無難でしょう。市販の水をそのまま飲ませるのは避けてくださいね。
赤ちゃんの基本のお風呂上がりケア
それでは赤ちゃんのお風呂上がりケアの手順をご紹介します。入浴前に必要な物は準備しておきましょうね。
1.バスタオルで押しぶき
お風呂上がりはすぐバスタオルにくるみ、押さえるように水分をふき取ります。特に、首・脇の下・おまたなどのくびれ部分は念入りに。
2.ベビーローションで保湿ケア
お風呂や沐浴をすると、皮脂が洗い流され皮膚が乾燥しやすくなります。お風呂上がり後は5分以内を目安に保湿してあげましょう。
乾燥が進むので、赤ちゃんの体をふいてママの身支度などを済ませたら、なるべく早めの保湿ケアを。季節を問わず年間を通して保湿ケアを続けることが大切です。
3.おむつを当て、服の袖を通す
お風呂上がりはおしっこをすることが多いので、おむつを当てて。次に前開きの服の袖を通し、前は留めずに開けておきましょう。
4.耳・鼻・おへそのケア
お風呂上がりは体がふやけていて、目や鼻、おへそなどの小さなパーツのケアがしやすくなっています。ただし、慣れなくて時間がかかるようなら、何回かに分けたり、赤ちゃんが眠っているときにお手入れしてもかまいません。
5.服を着せて水分補給
体のほてりがおさまったら、服のスナップや紐を結んで着せてあげましょう。母乳やミルクで水分補給します。
お風呂上がりにできる赤ちゃんの肌を守るポイント
お風呂上がりの赤ちゃんの肌は、とても乾燥しやすい状態。できるだけ赤ちゃんの肌の乾燥を防ぐために、お風呂上がりに気を付けてあげたいポイントをおさえておきましょう。
肌に優しいバスタオルを使う
赤ちゃんの肌は、大人の肌よりデリケートでとても繊細。特にお風呂上がりの赤ちゃんの肌は注意が必要です。赤ちゃんの肌に優しい、赤ちゃん専用のバスタオルを準備してあげましょう。
ここで大切なのが、赤ちゃんの肌の拭き方です。ゴシゴシとバスタオルでこするように拭くのはNG。強くこすると赤ちゃんの肌を傷つけ、より肌が乾燥しやすくなってしまいます。
バスタオルでぽんぽんと軽く押さえながら、優しく水分を取っていくようにしましょう。
部屋の中を加湿する
冬はもちろんですが、夏も冷房を使っている部屋はかなり乾燥しています。室内の水分量が多いと、肌の水分量も奪われるのも抑えることができるので、加湿器を使って赤ちゃんのお風呂上がりに使う部屋を加湿しておきましょう。
部屋の湿度は、肌に良いと言われる60%前後がベスト。お風呂上がりの乾燥しやすい赤ちゃんの肌を守ってあげることができます。
お風呂上がりの赤ちゃんの肌を守る保湿剤の選び方
赤ちゃんは、肌の表面でバリアの役割を果たす表皮が大人の約半分。肌の水分量も少なめで、摩擦や刺激に敏感です。保湿剤を選ぶときは香料、着色料、防腐剤などの添加物が入っていない赤ちゃん用でつくられている保湿剤を選ぶようにしましょう。
また、初めて赤ちゃんに使う保湿剤の場合は、肌に優しい処方のものでも必ず事前にパッチテストをおこなってあげてくださいね。
お風呂上がりの赤ちゃんには保湿ケアと水分補給を
赤ちゃんの水分補給で、白湯を飲まないときは、無理に与えなくてもいいという考えが一般的です。その場合、母乳やミルクを飲ませてあげるようにしましょう。
また、赤ちゃんの肌は乾燥しやすくデリケートなので、お風呂上がりにはなるべく早めに保湿ケアを。体だけでなく、お顔にもしっかり塗って全身ケアしてあげましょう。
しっとりもちもちな、トラブル知らずの健康的な肌に導いてあげたいですね。
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