赤ちゃん・新生児の外出はいつから?月齢別の行ける場所と注意点
赤ちゃんの外出はいつから大丈夫?
1ヶ月健診が終わるまでは、赤ちゃんの外出は避けましょう。基本的に1ヶ月健診で問題がなければ徐々に外出しても大丈夫です。しかしどこに外出しても大丈夫というわけではありません。
赤ちゃんの体は未発達なので、外出の場所によっては赤ちゃんの体に負担がかかり、思わぬ病気に感染してしまうこともあります。赤ちゃんの月齢に合わせて、いつ・どんなところに外出できるのか、外出時の注意点を把握しておくことが大切です。
新生児の外出は控えた方がいいの?
新生児のうちはできるだけ外出は控えましょう。まだ体温調節が未熟で、外気温の影響を受けやすく、簡単に上がったり下がったりしてしまいます。そのため、気温差のある場所を行き来することが多いと、赤ちゃんに大きな負担がかかります。
また、外出することでウイルスなどに感染する可能性が高くなります。新生児は免疫の機能が未熟なので、病気に感染すると重症化しやすいので気を付けなければいけません。
生後1ヶ月以降は、赤ちゃんの外出を始める前に、最初は外気浴で少しずつ外の空気に慣れさせていきましょう。時間は紫外線の少ない朝や夕方がおすすめですよ。
赤ちゃんと外出する時の注意点
長時間の外出は赤ちゃんの負担になります。赤ちゃんに負担がかからない時間をよく考えて行動することが大切です。
また、外出時に赤ちゃんの周りに触れられるものがあると、誤飲などの思わぬ事故が起こる可能性もあります。外出時もしっかり赤ちゃんから目を離さないようにしましょう。
新生児の外出は極力控えた方が良いですが、ママの体調が優れず通院しなければならない時や、2人目出産の時など、やむを得ず必要な場合もありますよね。
その際は、気温差や人ごみに気を付けながら、できるだけ赤ちゃんを外気に触れさせないように移動しくてださい。病院までは自動車、もしくはタクシーで行くのがおすすめです。
赤ちゃんの外出時の持ち物は?いつから何が必要?
1ヶ月健診を無事に終えて、初めて赤ちゃんとの外出を楽しむことができます。その際、外出先で持ち物が足りなくて焦ることのないように、赤ちゃんとの外出でいつから何が必要か持ち物を確認しておきましょう。短い時間の外出でも、おむつと着替えはいつも持ち歩くようにすると安心ですよ。
赤ちゃんとの外出で必要な持ち物
- おむつ(5枚前後)
- 哺乳瓶
- ミルク
- おしりふき
- ビニール袋
- ガーゼ
- ブランケット(バスタオルでも可)
- 着替え
- 母子手帳
赤ちゃんとの外出であると便利な持ち物
- おもちゃ
- 授乳ケープ
- 除菌ジェル
- おむつ替えマット
- 抱っこ紐
- 虫よけ
- 日焼け止め
離乳食開始後の赤ちゃんとの外出の持ち物
- 離乳食セット
- お食事エプロン
- おやつ
- 飲み物
赤ちゃんとの外出時の荷物は、思っている以上に多いので、マザーズバッグやマザーズリュックに入れてお出かけするのがおすすめです。
赤ちゃんの外出時の服装は?
赤ちゃんは体温調整が苦手なため、汗をかきやすくなっています。そのため、外出の時の服装は、肌着+脱ぎ着できるようなベビー服の重ね着が基本です。
生後6ヶ月くらいまでは、上下がつながったカバーオールタイプのベビー服が良いでしょう。シャツ+パンツなど上下が分かれた服は、おすわりができるようになる生後6、7ヶ月頃が目安です。
春の外出の時の服装
まだ風が強く、寒く感じる日もあれば、日差しが暑い日もあるので、カーディガンやベスト、ジャケットなど体温調整ができるような服装にしましょう。ベビーカーで移動する場合は、念のためにブランケットやタオルケットがあると便利です。
夏の外出の時の服装
夏はメッシュや天竺、フライスなど通気性・吸湿性が良い素材の服装がおすすめです。しかし電車や施設などはクーラーがよく効いているので、カーディガンやブランケット、レッグウォーマーといった薄手の防寒グッズがあると便利ですよ。
また、本格的に紫外線も強くなる季節なので、帽子をかぶらせるようにしましょう。ツバが広くゴム紐が付いているタイプの帽子がおすすめです。
秋の外出の時の服装
比較的過ごしやすい時期ですが、寒暖差の激しい季節でもあります。基本的に春と同じ様な服装で良いですが、素材を少し厚手のものに変えてあげましょう。手足が冷えやすくなるので、靴下やレッグウォーマーがあると便利です。
冬の外出の時の服装
帽子や靴下などの小物類も万全にしましょう。ただし、あまりにも厚着にしてしまうと冬でもあせもができてしまうので、気を付けてください。屋内は暖房が効いているので、脱ぎ着しやすいタイプの洋服がベストです。温かいベストやアウターなどを気温に合わせて重ね着するのを心掛けましょう。
赤ちゃんと外出する時の月齢別おすすめスポット
生後1ヶ月の赤ちゃんとの外出
赤ちゃんの最初の外出は1ヶ月健診であるケースが多いでしょう。1ヶ月健診で問題なければ、短時間の外気浴から始めていきましょう。まずは、ベランダや庭で外の空気や匂い、音などを感じさせるだけで十分です。直射日光が当たらないように、注意しましてくださいね。
生後2、3ヶ月頃の赤ちゃんとの外出
外気浴で外の空気に慣れてきたら、少しずつお散歩に行きましょう。その際、いきなり長時間散歩するのではなく、10分、20分と徐々に慣れさせることが大切。予防接種が終わっていないため感染症に注意しましょう。
日差しや気温が室内と近い快適な時間帯を選び、天気のいい日に行くのがおすすめです。
- 公園
- 近くのスーパー
生後4、5ヶ月頃の赤ちゃんとの外出
首もしっかりすわってきたら、抱っこ紐での外出がしやすくなる時期です。赤ちゃんの体調や機嫌を見てお出かけをしてくださいね。生後5ヶ月頃になると寝返りができるようになる時期で体もしっかりしてきます。授乳間隔が空き、授乳時間も短くなるので、少し長い時間の外出もしやすくなりますよ。時間帯は平日の昼間など人の少ない時間がおすすめです。
- 電車
- 飛行機
- ベビー教室
- デパート
- ショッピングモール
生後6ヶ月頃の赤ちゃんとの外出
ママからもらった免疫力も低下傾向にあるので、風邪や熱の症状が増えてきます。インフルエンザなどの感染症に気を付けましょう。人が多いところは避けるようにしてください。屋内と屋外の気温差にも対応できるように、上着などがあると便利ですよ。
- 児童館
- 子育て支援センター
- カフェ・レストラン
- 水族館
- 動物園
他にもテーマパークや、お祭り、花火大会など外出スポットがあると思いますが、1歳以降に行くのがおすすめです。もちろん1歳になる前に行っても良いですが、感染症や事故などの心配があります。赤ちゃんの体調を考えて無理のないように、外出する時間や場所を決めてくださいね。
赤ちゃんに無理がないように時間・場所を選んで外出をしよう
外気浴や外遊び・お散歩をすることは、家で過ごすことが多い赤ちゃんの生活にメリハリをつけることができます。また、外出することでママの気分転換にもなりますよ。
赤ちゃんは大人と比べて敏感なので、大きな音、気温、ホコリなど赤ちゃんにとって負担になものを避けてあげることが大切。赤ちゃんの体調や成長に合わせて時間帯や場所を選びながら、上手に生活に組み込んでいきたいですね。