共働き夫婦の家事の実情!夫にうまく分担してもらうコツとは?

今や夫婦の共働きは当たり前。しかし家事や育児に関しては、依然として妻の負担が大きい家庭も多いのではないでしょうか。家事や育児の分担が原因でお互いに不満が募り、離婚に発展するケースも少なくありません。今回は、日本の共働き夫婦の実情や、上手に家事を分担するためのコツをご紹介していきます。

共働き夫婦の実情!日本男性は世界で最も家事をしない!?

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一昔前まで日本の結婚観は「男が外で働き、女が家を守るべき」という考え方が一般的でした。しかし、現代社会においては「寿退社」は死語となり、結婚しても共働きで働き続ける女性が多くなっています。そこで問題になってくるのが、共働き夫婦の家事や育児の分担。社会情勢が変わっても、家事は女性が主体的にやるものという意識が未だ根強く残っているのが現実です。

先進国における夫の家事・育児の分担率はワースト1

国際社会調査プログラム(※1)が2012年に実施した「家族と性役割に関する意識調査」では、家事や家族ケア(育児・介護等)に妻と夫それぞれが、どれだけの時間をかけているかを調査し、日本人の夫は世界で断トツ家事・育児をしていないことが報告されています。

18歳未満の子がいる夫婦が家事にかける週間平均時間は、日本人の夫が12.0時間、妻は53.7時間となっています。夫側の分担率は、18.3%で、わずか5分の1程度しかありません。

しかし、先進国における夫の家事・育児分担率は3~4割が当たり前。スウェーデンが42.7%、フランスが38.6%、アメリカが37.1%、イギリスが34.8%です。お隣、韓国でも25.8%。2割に達していないのは33ヶ国のなかでも日本だけなのです。

共働き夫婦の生活時間の問題

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総務省統計局の「平成28年社会生活基本調査」によると、6歳未満の子供をもつ共働き夫婦の家事に関連する時間は、夫よりも妻のほうがはるかに長いことが明らかになっています(※2)。育児時間に関しても、あきらかに妻側に偏っています。

さらに、調査結果をみても分かるように、日本人男性の家事・育児時間が短いのは、仕事時間が長いことが原因のひとつと言えます。現在日本では、女性の社会進出がさかんに奨励されていますが、現実問題、そのためには男性の家庭進出が求められます。

希望はある!?実は20代男性の6割が「家事・育児はやって当然」と考えている

しかし、夫側も家事や育児を子どもに任せきりでいいと思っているわけではないようです。内閣府の世論調査によれば、20代の男性の6割が「男性も家事・育児を行うことは当然である」と考えていることがわかっています(※3)。

ただし、日本では長時間労働を強いる企業も多いため、男性がやりたいと思っていてもなかなか家事や育児に参加できない現実も。しかし、男性側にもやる気はあるのですから、工夫次第で共働き夫婦の現状を変えることは可能と言えます。

共働きの家事の注意点

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共働き夫婦の家事で注意しなければならないことは、妻だけが頑張りすぎないことです。最初のうちは何でも自分でやろうとしてしまいがちですが、一方の負担が極端に大きいと長続きしません。

イライラが溜まって、夫婦の仲がギクシャクしたり、最悪の場合、離婚問題に発展したりする可能性も。そうならないためにも、できるだけ早い時期にきちんと家事分担のルールを決めておきましょう。

また、夫に対して「言わなくても察してほしい」と以心伝心を期待するのもNG。男性は女性と違って、言わなければわからないことも多いもの。家事をしてほしいのであれば、夫婦できちんと話し合うことが大切です。

共働き夫婦が家事分担を成功させるコツとは?

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共働きというスタイルは、お互いに自由に使える時間がどうしても少なくなります。特に女性は、仕事から帰ってきたら、今度は家事や子供の世話などやることが山積み。自分の時間なんてほとんどないに等しいかもしれません。だからと言って、相手に求めるばかりでは、お互いにフラストレーションが溜まってしまいます。

しかし、漠然と「家事を分担して」と言ったところで、すぐに動ける男性はごく少数派。夫に気持ち良く家事を分担してもらうには、ちょっとした工夫が必要です。

それでは、共働き夫婦の方たちが実践している家事分担を成功させるコツをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

①家事の分担表を作る

男性には感情で訴えるよりも、論理的に伝えることが大切。まず共働きの夫婦にとって必要な家事を全て紙に書き出してみましょう。次にそれぞれの所要時間を割り出します。きちんとタスクを「見える化」することで、家事や育児を「やっているつもり」の夫も「案外やっていなかった」「妻の負担が大きすぎる」など、現実を知ることができるようです。

現状を把握してもらった上で、二人で家事の分担を取り決め、わかりやすく表にまとめましょう。ここで大事なことは、お互いに得意な家事から選ぶこと。嫌いなものや不得意なものばかりだと、どうしても億劫になってしまいます。反対に、二人とも苦手な家事は一方に押し付けるのではなく、交代で受け持つなどして負担が偏らないような工夫が必要です。

②相手に完璧を求めない

男性は女性に比べると家事や育児に対して経験が少なく、初心者であることも多いです。最初から完璧を求めてしまうと、モチベーションが一気に下がってしまいます。「食器に洗い残しがある」「洗濯物のたたみ方が雑」など気になることもあるかもしれませんが、黙って見守ってあげましょう。

妻が駄目出しをすると、夫はますます家事に苦手意識を持ってしまいます。まずは、不器用ながらも頑張っている姿を褒めてあげることが大切です。足りないところは「こうしたらもっとうまくいく」と優しくアドバイスしてあげてください。

誰でも、やったことないことはできなくて当たり前。女性でも最初から家事が上手にいくわけではないですし、苦手な分野もあるはずです。自分でやったほうが早いと思うかもしれませんが、そこはグッと我慢。褒めて伸ばして、理想の夫に育てましょう。

③お互いに感謝の気持ちを忘れない

共働き夫婦は、家族がチームであると意識を持って協力し合うことが大切です。夫に分担した家事を「やってもらって当たり前」と思っていると、相手がちょっとサボるだけで不満が溜まります。

共働きの場合、お互いに仕事が忙しくなると、どうしても家のことに手が回らないもの。そんな時は、どちらかが相手をフォローしましょう。

大事なのは、できなかったことを批判するのではなく、できたことに目を向けることです。「ありがとう」の一言があるだけで、夫婦の関係は変わってきます。男性は女性から感謝されると、嬉しくなってもっとがんばろうと張り切るものです。家事を進んでやるようになり、あなたの負担がもっと減るかもしれませんよ。

④家事の全体量を減らす

共働き夫婦にとって時間は命!家事の分担をすることも重要ですが、家事の量そのものを減らす工夫をするとお互いの負担がずいぶん軽くなるでしょう。

食材の宅配サービスを利用したり、食洗機やお掃除ロボットなどの時短家電を取り入れたりすることで、気持ちにも余裕が生まれます。キッチンや浴室などの大掃除は思い切ってハウスクリーニングを頼むのもひとつの手。

なかには他人の手を借りることに罪悪感を抱く人もいるかもしれません。その分、費用もかかります。しかし、家事は一生続くもの。無理して体を壊し、仕事を辞めざるを得なくなれば元もこもありません。

家事を減らすことができれば、仕事に集中ができるし家族とゆっくり過ごす時間が増えます。心のゆとりを得るための投資と思って、利用してみるのも良いかもしれませんよ。

共働き夫婦が円満な家庭を築くコツは、家事の分担にあり!

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共働きを続けるのであれば、家事を分担することは必須です。そのためには、夫婦がきちんと話し合う時間を作って、お互いに納得した上で担当を決めましょう。共働きをしているのですから、男性側も妻だけに負担をかけたいわけではありません。

しかし、女性と違って男性は察することが苦手なのです。やって欲しいことがあれば素直にお願いすることも大切。お互いが得意な家事を担当する、感謝をきちんと言葉で表すことが成功の秘訣です。上手に家事を分担して、円満な家庭を築いていきましょう。

※1 参考文献:国際社会調査プログラム(ISSP) 「家族と性役割に関する意識調査」
※2 参考文献:総務省統計局 「平成28年社会生活基本調査」
※3 参考文献:内閣府大臣官房政府広報室 女性の活躍推進に関する世論調査

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