妊娠中の口臭がきつくなる原因や予防・対策法

妊娠すると口臭がきつくなったと感じる人が多いです。口臭は自分ではなかなか気が付きにくく、家族から指摘を受けることも。口臭がきついと精神的な不安やストレスにもなってしまいます。また、歯周病は早産の危険もあるなど注意が必要です。今回は、妊娠中の口臭の原因、予防・対策法をご紹介します。

妊娠中は口臭がきつくなる

口臭 原因 なぜ

口臭とは、「口腔を通して発せられる社会許容限度を超えた不快なにおい」と一般的に定義されています。つまり、口臭は自分ではなく他人が評価するもの。

自分で自分の口の中の匂いを嗅ぐことはできないので、口臭をチェックすることは難しいものの、妊娠すると口臭がきつくなる傾向があります。

妊娠中の口臭の原因は?

原因 ?

原因1.ホルモンバランスの変化による唾液分泌量の減少

妊娠中は、ホルモンバランスが大きく変化することで、口腔内の唾液の分泌量が抑制されます(反対に、唾液の分泌量が増える人もいます)。

唾液は口の中の細菌を殺して、口腔内を清潔に保ち、口臭を抑える重要な役割を担っています。妊娠中に唾液分泌が減ることで、口臭のみならず、歯周病や虫歯の原因になってしまうことも。

原因2.つわりで口腔内が不衛生になる

妊娠15週頃までの妊娠初期はつわりで歯磨きがつらいという妊婦さんが多いです。歯ブラシを口の中に入れることで、吐き気を感じてしまうため、十分な歯磨きができずに口臭の原因に。

また、つわりによる嘔吐があったり、食べつわりで常に食べ物を口にしていることも口腔内が不衛生に、口臭の原因になってしまいます。

原因3.妊娠中のストレス

妊娠すると、体調や生活の変化、つわり、ホルモンバランスの乱れによって、イライラ・ストレスを感じる妊婦さんが多くなります。特に初産の妊婦さんは、出産や子育てへの不安でマタニティブルーを感じやすいもの。

緊張状態が続いたりストレスを感じたりすると、副交感神経の働きが弱くなり、唾液の分泌量が抑制されてしまいます。唾液が減少することで、口の中が乾燥し、細菌の繁殖を招き、口臭がきつくなってしまうのです。

妊娠中の口臭の予防・対策法

歯磨き 歯ブラシ 歯間ブラシ 液体ハミガキ

口の中を清潔に保つ

妊娠中の口臭ケアの基本は、毎食後の歯磨きです。できるだけ丁寧に時間をかけて歯磨きをしましょう。歯間ブラシを使って歯の間の歯垢まで取り除くようにするとよいですね。

つわりで歯ブラシを口の中に入れるのがつらいときは、「デンタルリンス」などの液体ハミガキを活用してください。液体ハミガキは、口の中の食べかすを洗い流すだけでなく、細菌を殺菌してくれる作用も期待できます。妊娠初期のつわりがひどい妊婦さんにとっても、口の中が「スースー」すると気分がスッキリするかもしれませんね。

時間がなかったりと、食後の歯磨きができない場合は、せめて口の中をゆすぐようにしましょう。

こまめな水分補給

こまめに水分を補給して口の中の乾燥を防ぐたけでも、口臭予防になります。また、水を飲むことで、口の中の食べかすを洗い流すという効果も期待できます。

ただし、口臭予防として効果のある飲み物は、糖分を含まない水やお茶が理想的です。甘いジュースやスポーツドリンクなど糖分を含む飲み物は、糖分が口腔内に付着して細菌を増殖させ、口臭の原因に。

まして、コーヒーは口の中を酸性にし、口臭を招きやすい飲み物です。コーヒーに含まれるカフェインが口腔内に蓄積すると、口臭の原因となってしまうので注意しましょう。

食事はよく噛んでゆっくり食べる

食事を摂るときは、早食いは避けて、よく噛んでゆっくりと食べるようにしましょう。よく噛むことで、唾液の分泌量を増やすことができます。

つわりで食べられない人は、ゼリーなど口当たりのよい食べ物でも構いませんので、食べられるものをよく噛んで食べてくださいね。

食間はできるだけ唾液分泌を促し口臭を予防するために、リカルデントやキシリトールなど、できるだけ歯によい成分が含まれるガムを噛むとよいですよ。

歯の治療・歯科検診を受ける

歯周病や虫歯がある人はもちろん、そうでない人も、妊娠中だからこそ、歯科検診を受診することをおすすめします。住んでいる自治体によっては、妊娠中の歯科検診を無料で受けられる場合があります(詳しくは自治体の窓口にお問い合わせください)。

歯科でクリーニングや歯石の除去をしてもらうと、口内環境を清潔に保ち口臭対策に役立つほか、歯周病や虫歯、歯肉炎の発症リスクを軽減できます。

産後は、赤ちゃんのお世話で自分のための時間を取ることが難しくなります。お腹がぐんと大きくなる妊娠後期は、仰向けで治療を受けるのがつらくなるため、できるだけ安定期(妊娠5~7ヶ月)の間に歯科を受診しておきましょう。

口臭だけじゃない、妊娠中の歯周病や虫歯の危険

危険 注意

妊娠中のきつい口臭は、歯周病や虫歯から発生しているかもしれません。妊娠中に増えるホルモンは歯周病菌の栄養となるため、歯周病になりやすいことが指摘されています。虫歯は、口臭と同様に唾液分泌量が減ることが原因です。

歯周病は炎症が悪化すると、子宮収縮を促し早産のリスクが発生します。また、妊娠中の虫歯は胎児に影響を与えることはないものの、赤ちゃんの出生後は同じスプーンを使うなどで虫歯をうつしてしまう可能性が。

口臭のためにも、母体と赤ちゃんの健康のためにも、妊娠中は口内環境を整えておく必要があります。

妊娠中のセルフケアと歯科検診で口臭を対策しよう

妊婦 口臭

妊娠してから、それ以前には感じたことのなかった口臭で悩む妊婦さんも少なくありません。口臭はエチケットでもあるので、女性にとっては深刻な問題です。

しかし、妊娠中の口臭はホルモンやストレスが背景にあり、一過性の現象でもあるので、あまり悩み過ぎないようにしましょう。

今回ご紹介したような、歯磨き等のセルフケアを徹底すると共に、妊娠中の歯科検診を受診して、口臭を対策してください。産前・産後も息と歯のきれいなママを目指していきましょうね。

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