二人目不妊の原因から見えてくる克服方法とは

一人目は不妊治療をすることもなく妊娠・出産をしたのに、二人目では不妊症で悩んでいる、そんな夫婦は少なくありません。高齢だけでなく、女性・男性共に身体に変化があったことも原因として考えられます。二人目ができない焦りやストレスで、子育てや夫婦仲に問題が生じることがあるため、病院でよく相談することが必要です。二人目不妊の克服方法について、当記事で予備知識をつけましょう。

一人目は自然妊娠、それでも二人目不妊に悩む人は多い

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第一子出産後、二人目の妊娠を計画してから2年間避妊をしない性交渉があっても妊娠しない場合に、二人目不妊といいます。

二人目不妊で悩む夫婦の多くは、一人目のときは自然妊娠だったケースが多いです。不妊治療も経験せずに、すんなり妊娠した人も、二人目不妊ということは何らめずらしくはありません。

反対に、一人目のときはなかなか苦労したけれど、二人目は比較的スムーズに授かったという人もいます。

二人目不妊の主な原因は?

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一人目ができた場合は、二人目不妊の原因は女性だけにあるものと思われがちですが、不妊の原因は母親・父親どちらの可能性も考えられます。また、不妊の原因は人によって様々です。不妊治療を専門としている病院で不妊検査を受ける必要があります。

原因1.高齢出産

晩婚化や女性の社会進出による初産の高齢化が、二人目不妊で最も多い原因かもしれません。日本生殖医学会によると、「不妊の頻度は25歳~29歳では8.9%、30~34歳では14.6%、35~39歳21.9%、40~44歳では28.9%」とされており、二人目を計画する年齢が高齢になればなるほど、不妊の確率が上昇してしまうのです(※1)。

また、高齢出産は妊娠後も、妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病などのトラブルを引き起こしやすくなります。

原因2.子宮環境の変化

一人目の出産以降、何かしらの原因により子宮内感染を起こしたり、子宮内腔が癒着するなど変化している可能性があります。

なお、一般的に第一子が帝王切開だったからといって二人目不妊に影響することはありません。

原因3.卵管環境の変化

何かしらの原因により卵管が閉塞していたり、癒着によって卵管が機能していない可能性があります。一人目の出産以降、クラミジア等の細菌感染による卵管因子も考えられます。

原因4.排卵機能の変化

一人目の分娩の際に大量の出血があると排卵障害を引き起こしたり、その後は生理痛が重くなったり生理不順になることもあります。何かしらの原因で排卵障害を引き起こしている可能性があります。

原因5.男性不妊

男性も加齢に伴い、精子を生成する機能が低下したり、精子の質が低下するなど、変化が起こります。

原因6.夫婦生活(性交渉)の回数の減少

第一子の子育て、家事、仕事、加齢、様々な背景から夫婦生活(性交渉)が減少することで二人目不妊のきっかけとなってしまいます。ただし、義務感を感じておこなう夫婦生活も、ストレスを抱える原因となってしまいます。

二人目不妊を克服する方法

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二人目不妊は、女性だけでなく、男性も夫婦二人で克服していく必要があります。まずは夫婦で話し合う機会をつくり、ひとつずつクリアにしていきましょう。

克服方法1.夫婦で早めに不妊検査を受ける

二人目不妊の克服には、まずは夫婦で不妊検査を受けることが第一歩です。不妊の原因が女性側だけにあるとは限りません。パートナーにも理解してもらい、二人で病院を訪れましょう。不妊治療は人によっては長い道のりになります。できるだけ早めに不妊検査をおこないましょう。

不妊検査の内容は、女性であれば、月経時ホルモン検査、子宮卵管造影、フーナーテスト、黄体ホルモン検査などが、男性であれば精液検査などが挙げられます。

克服方法2.不妊治療

不妊検査の結果をもとに、医師と共に具体的な不妊治療をおこなっていきます。一般的には、タイミング療法、排卵誘発法、人工授精を経て、克服法が見つからない場合は、腹腔鏡検査や体外受精など、不妊治療の内容がステップアップしていきます。

ただし、36歳以上、高齢出産となる場合は、積極的に体外受精を進められることもあるため、まずはかかりつけの担当医師とよく相談してください。

克服方法3.夫婦生活の考え方を変える

二人目不妊のために不妊治療が続くと、夫婦生活(性交渉)を義務として捉えがちになってしまいます。「どちらが悪い」「私ばかり」と、互いを傷つけるような言葉や態度を取っても何も解決しません。

たまには第一子を預けて夫婦二人の時間を設けるなど、リフレッシュするのもいいですよ。少しの思いやりの言葉をかけるだけで、気持ちのこもった夫婦生活ができます。二人目不妊を乗り越えれば、夫婦の絆はさらに深まるはずです。

克服方法4.ストレスを溜めない、思い詰めない

「一人目は妊娠したのにどうして」「このままだとどんどん高齢になっていく」といった二人目不妊に対する焦りやイライラ…、周囲を比べてしまうことや、他の人からかけられた些細な言葉がストレスとなることもあります。不妊治療が長く続くと、体力的にも経済的にも負担に。

ストレスと不妊の因果関係を証明するのは難しいと考えられているものの、二人目不妊で悩んでいた人が、治療を一度お休みしたり、周囲からのプレッシャーを遮断した途端に妊娠するケースも少なくありません。

「二人目は年齢的にも妊娠しにくいのは仕方のないこと」とゆったりと穏やかな気持ちで過ごすことが大切です。

克服方法5.生活習慣を改善する

日常生活において、不規則な生活を送っていたり、過度なダイエットをしていたり、栄養の偏ったインスタント食品やコンビニ食ばかりだべていたり、喫煙、アルコールの過剰摂取など、生活習慣の乱れも、不妊の一因となる場合があります。健康的な毎日を送ることは、二人目不妊の克服だけでなく、日々の活力を見出すためにも効果的です。

葉酸サプリなど、妊娠に効果的な栄養を効率的に摂ることもひとつの方法でしょう。

二人目不妊で体外受精が成功しにくい理由とは

医師

二人目不妊では体外受精をおこなうケースも多いです。その背景には高齢が関係していることがありますが、ただし体外受精においても高齢になればなるほど、成功率(妊娠率)は低くなるとされています。

不妊治療の専門クリニックの杉山産婦人科での体外受精では、「全体での成功率は約33%であるものの、36歳以下に限ると約46%」としており、同時に成功のキーポイントは女性の年齢が左右しているとしています(※2)。

もちろん、成功率だけで体外受精を受けるかどうかを判断することはできません。金銭的な負担にもなってくるため、パートナーや医師とよく相談しましょう。

二人目不妊で不妊治療に通うときは

病院 産婦人科

二人目不妊の克服のためには、不妊検査や不妊治療が欠かせません。しかし、第一子のときの異なるのは、子連れでの通院が必要になることです。

不妊治療の病院によっては、その特性上、子供連れでの来院を禁止にしているところがあります。その場合は、家族やベビーシッター、保育園など、子供のお世話をしてくれる人を確保しなければいけません。病院の近くに託児所を設けているところもあります。

また、二人目不妊の専門フロアを設けており、子供と一緒に来院できるようになっていたり、キッズスペースがある不妊治療専門クリニックがあります。

二人目不妊は、精神的にも負担になるため、できるだけストレスなく通院できる病院を見つけられるとよいですね。

※1 参考文献:一般社団法人日本生殖医学会 一般のみなさまへ 不妊症Q&A:Q18.女性の加齢は不妊症にどんな影響を与えるのですか?
※2 参考文献:東京都世田谷区 杉山産婦人科|生殖医療科|体外受精

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