赤ちゃんの太りすぎはミルクが原因?カウプ指数で肥満度チェック!

赤ちゃんといえばむちむちボディがかわいいですよね。これまで、赤ちゃん太りすぎは、特別気にする必要はないとされてきました。しかし、最近では、乳児期の肥満が成人病のリスクを高めるといわれています。今回は、「太りすぎ」となってしまう具体的な赤ちゃんの体重、ミルクが原因なのか、カウプ指数による肥満チェックの方法などをまとめました。

うちの赤ちゃん太りすぎ?体重増加の目安とカウプ指数で肥満度チェック!

赤ちゃん 太りすぎ 体重

他の家の赤ちゃんと比べて、見た目がむちむちとしていると「もしかして、うちの子は太りすぎ?」と心配になるママも少なくないかもしれません。赤ちゃんの場合、多少むちむちと太っているのは普通ですが、太りすぎがどうかの判断は難しいところ。

具体的な赤ちゃんの体重増加量の目安と太りすぎの考え方を以下にまとめました。

乳児の体重増加の目安

赤ちゃんの体重増加はあくまでも個人差があることは前提として、生後2ヶ月までは1日あたり25~40g程度、生後2ヶ月以降は体重増加ペースがゆっくりとなり25~30g程度が目安の平均値となっています(※1)。

この体重増加ペースが早い場合は、太りすぎとなる可能性があります。

生後3ヶ月~5歳の発育状態を表すカウプ指数

赤ちゃんが太りすぎに該当するのかどうか、「カウプ指数」で肥満度チェックすることでわかります。

カウプ指数とは、満3ヶ月から5歳までの乳幼児の肥満度を判定する指数です。カウプ指数による判定はあくまでも参考となるため、気になる場合はかかりつけの小児科で相談してみてください。

●カウプ指数の計算式

体重(g)÷{身長(cm)×2}×10

  • 22以上・・・太りすぎ
  • 22~19・・・太り気味
  • 19~15・・・正常
  • 15~13・・・やせ気味
  • 13未満・・・やせすぎ

赤ちゃんの太りすぎはミルクが原因?

ミルク 太りすぎ 原因

赤ちゃんが太りすぎてしまう原因は、個人差があり一概にはいえません。ただ、一般的に粉ミルクで育てられた赤ちゃんは、母乳育児の赤ちゃんよりも太りやすいといわれています。

母乳100mlあたりのカロリーは約65kcal、粉ミルクはメーカーによって異なるものの、約66~68kcalとエネルギー的には大差はありません。

それでは、なぜ粉ミルクの方が赤ちゃんの太りすぎの原因になると考えられているのでしょうか?

1.栄養価が高い反面、消化が悪いため

粉ミルクは栄養が豊富ですが、母乳と違い消化を助ける酵素が含まれていません。そのため、飲みすぎると栄養過多となり太りすぎの原因となる可能性が。

また、母乳に比べて赤ちゃんの便が固くなりやすく、便秘がちになります。

2.飲ませすぎてしまうため

母乳であれば、赤ちゃんが飲みたいだけおっぱいを吸うので自分で量の調整が可能です。

しかし、ミルクの場合、赤ちゃんのコンディションにかかわらず、毎回決めた量を与えてしまいがち。赤ちゃんは満腹中枢が未発達なので、与えれば与えるだけミルクを飲んでしまいます。

その結果、赤ちゃんが必要とする以上のミルクを飲ませてしまい、太りすぎに繋がる可能性があります。

赤ちゃんの太りすぎ予防・対処法

授乳

授乳回数や授乳量を守る

母乳育児であれば、栄養バランスや消化がよいので、基本的には赤ちゃんがほしがるだけあげても問題ありません。

しかし粉ミルクの場合は、商品パッケージに書いてある量や回数を目安にして飲ませてあげてください。

規定量を大きく上回っても赤ちゃんがミルクをほしがる場合は、本当に必要なのか見極める必要があります。口がさみしいだけならば、白湯や赤ちゃん用の麦茶をあげてみたり、一緒に遊んで気を紛らわせてみてください。

乳児の授乳量の目安は以下のとおりです。

●乳児の平均体重と授乳量の目安(※1)

月齢平均体重1日の目安授乳量
1~2ヶ月4.8kg840ml
2~3ヶ月5.8kg840~960ml
5~6ヶ月7.5kg1000~1100ml
6~9ヶ月7.9~8.4kg1000~1100ml
9~12ヶ月8.6~9.0kg1000~1100ml

寝る前に過剰にミルクをあげすぎない

また、大人にとって夜食の摂りすぎはダイエットの大敵ですが、赤ちゃんにも同様のことがいえます。寝る前にミルクを過剰に飲むと、太りすぎや寝つきが悪くなる原因となります。適量を保つようにしましょう。

お菓子・おやつをあげすぎない

赤ちゃんが生後9ヶ月頃になると、離乳食とは別にお菓子やおやつを食べるようになります。

お菓子は、栄養補給や食育のために大切ですが、あくまでもミルクや離乳食で基本の栄養をしっかり摂ることが大切です。お菓子はあくまでもお楽しみ程度にとどめるようにして、食べ過ぎないようにしてください。

赤ちゃんの太りすぎはそもそも悪いこと?

? 疑問

従来は、赤ちゃんが多少太りすぎていても、幼児期になって活発に動き回るようになると自然に痩せていくこともあり、大きな問題はないとされてきました。

しかし最近では、子どもの肥満が年々増えている傾向があります。また、乳児期の栄養状態が成人病の原因ではないかという、「成人病胎児期発症起源説」が広まり、乳児期の肥満が問題視されるようになってきました。

赤ちゃんの太りすぎが成人病の引き金に?「成人病胎児期発症起源説」とは

「成人病胎児期発症起源説(DOHaD説)」とは、1980年代にイギリス・サウザンプトン大学医学部教授のデイヴィッド・バーカー教授が提唱した説です。

DOHaD説の第一人者の福岡秀興医学博士によると、「成人病に関係する遺伝子の働きを調節するメカニズムの多くが、受精時、胎児期から生後1年くらいまでの間に決まる」としており、最近ではこの考え方の浸透により、乳児期の肥満が大人になってからのメタボリックシンドロームなどの成人病を引き起こすリスクがあると考えられています。

赤ちゃんの太りすぎは過度に気にし過ぎないことも大切

体重 太りすぎ 肥満 測定

赤ちゃんが太りすぎると「このまま肥満児になってしまうのでは?」と心配になるかもしれません。特に粉ミルク育児のママは、完全母乳ではないことの罪悪感から神経質になりがちです。

しかし、最近では粉ミルクの開発が進み、母乳に近い成分でつくられているうえ、卒乳後に乳幼児の体型は徐々に変化を遂げていきます。過剰に気にし過ぎないことも大切です。

平均値に比べて体重の増加が大きかったり、カウプ指数が太りすぎの場合は、ミルクのあげ方を工夫をしてみましょう。それでも心配なときは、一人で悩まずにかかりつけの小児科や専門家に一度相談してみてもよいかもしれませんね。

※1 参考文献:富山市民病院 乳児の体重の増え方
※2 参考文献:ひとの健康は胎児期から決まる DOHaD説(成人病胎児期発症起源説)の第一人者 福岡秀興先生に訊く

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