おしゃぶりを使うのはいつからいつまで?メリットとデメリット【助産師監修】

おしゃぶりをしたまま寝ている赤ちゃん

見た目もかわいく新生児・赤ちゃんの定番グッズのイメージがあるおしゃぶりですが、いつからいつまで使うもの?と悩むママも多いかもしれません。

多くのメリットがあるおしゃぶりですが、歯並びへの影響などデメリットも気になるところ。そこで今回は、おしゃぶりの使用時期や気になる赤ちゃんへのメリット・デメリットについて紹介します。

おしゃぶりはいつからいつまで必要?

おしゃぶりとガラガラおもちゃ

新生児・赤ちゃんの必需品のようなイメージのあるおしゃぶりですが、実は必ず使わなくてはいけないものではありません。習慣化するのを防ぐためにも、使わずに済むのであれば越したことはありません。

もしおしゃぶりを利用するのであれば、おっぱいがうまく吸えるようになる生後2ヶ月くらいから始めるのがおすすめです。

新生児や低月齢の赤ちゃんにとって、おしゃぶりの方がおっぱいよりも吸いやすく、おしゃぶりに慣れてしまうと、上手にママの乳首(母乳)が吸えなくなってしまう可能性があるため、生まれて直後から使うのは避けた方がよいでしょう。

また、おしゃぶり卒業のタイミングは遅くとも2歳頃までを目安にしてください。長期にわたる使用は、歯並びなど健康への影響が心配されること、またクセになってしまうとよりやめさせるのが大変になります。

そもそも赤ちゃんが「おしゃぶり」の行動を始めるのはいつから?目的と役割は?

赤ちゃんの口元

そもそも赤ちゃんはいつから「おしゃぶり」という行為を始めるのでしょうか?

実はママのお腹の中にいる時から、指しゃぶりをしている赤ちゃんもいます。3D・4Dエコーではっきりと確認できることもありますよね。胎児の指しゃぶりはおっぱいを吸う練習をしているといわれています。

また、もともと赤ちゃんには、口に入ってきたものに吸い付く吸啜反射(きゅうてつはんしゃ)が備わっています。母乳を飲むための行動ですが、おしゃぶりをすることで気分が落ち着き安心感を得る効果があるともいわれています。

そのため、ぐずった赤ちゃんをあやすときや、寝付きがよくないときにおしゃぶりを使うママが多いです。

赤ちゃんがおしゃぶりするメリットとデメリット

クエスチョンマーク

おしゃぶりの販売メーカーなどによると、おしゃぶりには「あごを動かす練習になる」「鼻呼吸を促すことができる」「喉の乾燥を防ぎ、口内環境を整える」などのメリットが紹介されていることがありますが、真偽は定かではなく、医師など専門家の意見も分かれるところです。

おしゃぶりを長く使い続けると、歯並びに悪い影響が出るという噂をよく耳にし、気になっている人も多いでしょう。そこで、おしゃぶりを利用することで考えられるメリットとデメリットをそれぞれ紹介します。

1.おしゃぶりのメリット

1-1 寝かしつけの強い味方になる

赤ちゃんの夜泣きがひどいなどで、寝かしつけに困っているママは多いですよね。おっぱいや抱っこでもダメなら…、おしゃぶりをあげるとすんなり落ち着いてくれる、なんてことも多いようです。

ママの精神面や体力的に疲れているときは、おしゃぶりに頼ってみてもよいかもしれません。

1-2 赤ちゃんのぐずり防止

ママにとって赤ちゃんとの慣れないお出かけは緊張しますよね。電車やバスに乗っている時に突然泣き出したらどうしようと怯えている人も多いはず。

そんな時も、おしゃぶりをもっていれば赤ちゃんは泣き止んでくれるため、家ではあまり使わなくても外出の時には重宝します。

1-3 指しゃぶりの予防ができる

生後3~4ヶ月以降になると、指しゃぶりをする赤ちゃんが増えてきます。赤ちゃんは安心感を得るためについ指をしゃぶってしまいます。しかし指や爪には様々な菌が付着していることが多く、衛生的におすすめはできません。

きれいに消毒してあるおしゃぶりを使えば、指をしゃぶっているよりも衛生的なので、指しゃぶりが気になるママは利用してみてもよいかもしれません。

2.おしゃぶりのデメリット

2-1 言語発達に影響する場合も

おしゃぶりで口を塞いだままでいると、赤ちゃんが言葉を発するチャンスを逃してしまい、言語発達へ影響を与えてしまうこともあります。

赤ちゃんがパパやママの言葉に反応したり、動きが活発になるころは、言葉をしゃべり始める機会がいっぱいあります。

できるだけ赤ちゃんに言葉を発する機会をあげるためにも、おしゃぶりをする時間を短くしてあげましょう。

2-2 コミュニケーションが減る

あまりおしゃぶりに依存してしまうと、寝かしつけるために必要な「抱っこ」などのスキンシップが減ることにもなります。

赤ちゃんもおしゃぶり欲しさに泣くようになるため、おしゃぶりをなくしていこうとする時にも、ママが抱っこしても泣き止まないといった事態にも繋がります。

できるだけおしゃぶりというお助けグッズに頼りきらず、コミュニケーションをしっかりとってあげることも大切です。

2-3 歯並びに悪影響を及ぼす場合もある

小児科と小児歯科の保健検討委員会の「おしゃぶりについての考え方(※1)」では、「おしゃぶりを長期に使用すると乳歯の噛み合わせに悪影響を与えると考えている」とあります。

またさらに、歯並びに関する異常は、2歳頃までにおしゃぶりの使用をやめれば発育とともに改善されるともあります。

低月齢~2歳頃までは、ママの育児を助ける意味でもおしゃぶりにメリットはあると考えられますが、それ以降は子どものためにもやめさせてあげるようにしましょう。

2-4 中耳炎にかかるリスクを高める可能性

乳幼児に起こりやすい中耳炎ですが、日本小児感染症学会によると(※2)、おしゃぶりを使用することで、耳管の機能が妨げられ、空気が中耳に届かなくなり耳管感染が起こりやすくなるといわれています。

お子さんが中耳炎にかかりやすい場合は、かかりつけの医師とも相談し、おしゃぶりの使用を控えるなど検討してもよいかもしれません。

おしゃぶりはメリットとデメリットを考えて使用しよう

おしゃぶりをしながら眠っている赤ちゃん

出産祝いなどでおしゃぶりをプレゼントしてもらっても、いつからいつまで、そしてどのようなタイミングで使うのか悩んでしまうかもしれません。

おしゃぶりには、ママの育児を助けてくれる嬉しい効果がたくさんありますが、赤ちゃんへの様々な影響を考えると、長期間・長時間にわたっての利用は控えルールを決めて使う方がよいかもしれません。

とはいえあまり神経質になりすぎず、便利な育児グッズをうまく取り入れていけたらよいですね。

※1 参考文献:小児科と小児歯科の保健検討委員会 – 日本小児歯科学会
※2 参考文献:どうして子どもは中耳炎になりやすいのか? – 日本小児感染症学会

関連キーワード

ママ&プレママに
おすすめの特集

シェリールママをフォローして
最新情報を受け取ろう

Twitter LINE@