赤ちゃんのプールデビュー!いつから?水遊び用おむつを履けば大丈夫?
暑い日本の夏。赤ちゃんもおすわりができるようになったら、プール遊びをさせてあげたくなりますよね。けれど、いつからプールに入れるのでしょうか?安全面や衛生面、おむつはどうすればよいのかも心配ですよね。
そこで今回は、赤ちゃんの初めてのプールに備えて、気になるアレコレをまとめました。
– 目次 –
赤ちゃんとプールに行くときの持ち物は? 赤ちゃんをプールで遊ばせるときの注意点 赤ちゃんのプール遊びは感染症にも注意しよう 赤ちゃんのプールは注意しながら積極的に楽しもう
赤ちゃんはいつからプールに入って大丈夫?
暑い季節になると、赤ちゃんもプールに入れてあげたいですよね。上のお兄ちゃん・お姉ちゃんがいれば尚の事。でも、赤ちゃんはいつからプールに入れるのでしょうか?
一口にプールといっても、自宅で使用するビニールプールと、公共施設やホテル、テーマパークなどのプールとでは全く話が違います。それぞれ分けて説明していきます。
ビニールプールの場合
自宅などでのビニールプールのデビュー時期は、首が据わり自分でおすわりができるようになる生後7~9ヶ月頃が目安と言われています。
成長には個人差があるので、早い赤ちゃんだと生後5ヶ月くらいで座れるようになりますが、体力が徐々についてくる生後7ヶ月くらいまで待ちましょう。
◇水深が浅くても溺れる可能性も
小さな赤ちゃんの場合、水深10cmもあるビニールプールであれば、溺れてしまう危険性もあります。お座りができるようになる頃までは待った方が安心でしょう。
◇長時間のプールの利用は控える
自宅でビニールプールを使用するときは、赤ちゃんの心配だけで済むのでまだ気もラクですね。ただ、プール遊びは大人が思っている以上に体力的に負担がかかるもの。
赤ちゃんが自分でお座りができるからといって、プールで遊んでいるときは、目を離さずしっかり大人がついているようにしてくださいね。
公共施設やホテル、テーマパークなどの場合
プール施設は自宅でのビニールプールと異なり、赤ちゃんの体力面や健康面、衛生面のほかにも、プールに遊びに来ている他のお客さんにも気を遣わなければなりません。
またプール施設によっては「3歳未満は入場できない」「おむつの取れていない幼児は利用不可」といった入場制限を設けている場合があるため、事前にホームページや電話で確認すると良いでしょう。
◇プールには細菌がいっぱい
プール施設は不特定多数の人が利用しており、細菌が多いので、赤ちゃんに体力がつくまでは控えた方が安心です。病み上がりなど体調が万全でない日の利用は避けてください。
◇トイレができるようになってからが安心
0歳から入れるプールの場合、水遊び用おむつを着用したうえで、脚だけプールに入れて遊んだりと短時間であれば月齢の小さな赤ちゃんでも構いません。
ただ、しっかりプールに入って遊ぶ場合は、おむつが外れて子供の意志でトイレができるようになってからにしましょう。
以下には、おすすめの水遊び用おむつ・パンツをピックアップしているので、参考にしてくださいね。
赤ちゃんとプールに行くときの持ち物は?
赤ちゃんのプールデビューに何が必要なのかがわからず、悩んでしまうママ・パパも多いはず。そこで、赤ちゃんとプール施設に行く際に必要な持ち物をピックアップしました。
基本的な持ち物
- 母子手帳・健康保険証
- 水着・水遊び用おむつ
- タオル
- サンダル
- 着替え・タオル・おむつ
- 飲み物(赤ちゃん用のスポーツドリンクや麦茶を入れたマグ)
屋外プールで必要・あると嬉しい持ち物
- ラッシュガード
- 日焼け止め
- 帽子
- 浮き輪(ベビーフロート)
赤ちゃんをプールで遊ばせるときの注意点
赤ちゃんをプールに入れるときは、赤ちゃんの安全を確保するためにも、次に挙げるような点に注意しましょう。
1.水深
前述したとおり、赤ちゃんは10cmもの水深があれば溺れる危険があります。子供や大人のように胸まで浸かるような水深では危険です。
目安として、赤ちゃんの腰よりも下、太ももぐらいの深さまでにしておいた方が安心でしょう。
2.水温
水温は冷たすぎると赤ちゃんの体力を奪ってしまうため注意してください。25度ぐらいのぬるめのプールで遊ばせてあげましょう。
3.ミルクや食事は1時間前に済ませる
赤ちゃんの胃は大人に比べて筋肉が発達しておらず、食後に強い刺激があるとすぐに戻してしまいます。プールで吐いてしまった場合、赤ちゃんに負担がかかることはもちろん、プール施設にも大きな迷惑がかかることに。
プールに入る際は、必ず1時間前にはミルクや食事を済ませておきましょう。
4.水遊び用おむつ、パンツを履かせる
おむつはずれが済んでいない赤ちゃんのプールには、水遊び用おむつ、または水遊び用パンツが必須です(水遊び用おむつを着用しても入場不可な公共プール施設があります)。
水遊び用おむつは、プールの中でも膨らまずにうんちやおしっこを吸収してくれます。普通の紙おむつと同様に使い捨てのため、長時間プールで遊ぶときに向いています。ただし、うんちやおしっこの漏れを完全に防いでくれるわけではありません。
水遊び用パンツは、水着と同じような素材でできており何度も洗って使えます。しかし、プールの中でおしっこやゆるいうんちは流れてしまうため、短時間の使用や自宅でのビニールプール向けと言えます。
5.日焼け対策
屋外のプールに入る場合、夏の有害な紫外線も赤ちゃんにとって脅威となることを知っておきましょう。
大人よりも皮膚が薄い赤ちゃんにとって、日焼けはやけどと同じようなもの。小さな頃から紫外線をたくさん浴び続けると、将来の皮膚がんに繋がる可能性も示唆されています。
こまめに赤ちゃん用の日焼け止めを塗ったり、ラッシュガードや帽子を着用し、自宅では直射日光を避けてプールを楽しむようにしましょう。
赤ちゃんのプール遊びは感染症にも注意しよう
「プール熱」と呼ばれる感染症を聞いたことがある人もいるかもしれません。正式には咽頭結膜熱(いんとうけつまくねつ)といい、アデノウイルスという菌を原因とする、5歳以下の乳幼児がかかりやすい病気です。
実際には、せきやくしゃみ、タオル、うんちのついたおむつを処理した大人の手指などが感染経路として多いですが、6月末から夏季にかけて流行することからも、以前はプールで感染すると言われていました。
アデノウイルスは人の体液や便を通して感染します。プール施設でも、衛生面には気を遣っていますが、赤ちゃんは大人に比べて免疫力が低いため感染しやすいので注意が必要です。
赤ちゃんのプールは注意しながら積極的に楽しもう
赤ちゃんのプール遊びは、確かに気を付けなければいけないことが多いですが、決して避ける必要ありません。赤ちゃんの興味・関心を育て、五感を養うためにも、プールでたくさん遊ぶことも必要です。
プールにいる間は、赤ちゃんから常に目が離さず注意を払ったうえで、親子共に楽しい夏の思い出をつくりましょう。