赤ちゃんの虫除け手作りレシピ!アロマやハッカ油スプレーの効果
赤ちゃんの虫除けは手作りできる?
生まれて間もない赤ちゃんはとても敏感肌。肌に触れる衣類や、直接塗る化粧品などにも気を遣いますよね。
夏場に使う虫除けもそのひとつ。実は、赤ちゃんの虫除けはアロマを活用して手作りすることが可能です。
手作りのアロマスプレーは、殺虫効果はありませんが、虫が嫌がる成分を持つ精油を使用することで、衣類やベビーカーに吹きかけると虫を寄せつけないようにしてくれます。
手作りの虫除けは効果が長続きせずに、約1時間程度で効果が薄まるので、少し手間にはなるものの、こまめにかけ直す必要があります。手作りならではのデメリットや注意点は、後述にてさらに詳しくご紹介します。
手作りアロマスプレーと市販の虫除けの違い
市販の虫除けには「ディート」という虫の忌避剤が含まれているものが多く、各メーカーでは吸い込みに関する注意や、厚生労働省では「生後6ヶ月未満の乳児には使用しないこと」等の通知を発表しています。
そこで安心に使える虫除けとして、赤ちゃんや敏感肌の子供には精油を使った手作りアロマスプレーがおすすめです。
赤ちゃんの手作り虫除けスプレーに使うアロマ精油は何がよいの?
虫除け効果のあるアロマスプレーを手作りする場合には、虫が嫌がる効果を持つ精油を選びます。
代表的な種類としては、レモングラス、ゼラニウム、ラベンダーなどのアロマ精油には虫の忌避効果が期待できます。
手作り虫除けスプレーにはレモングラスがおすすめ
レモングラスやゼラニウムといった精油には、「シトロネラール」という天然の虫の忌避剤が含まれていて香りもよく、それでいて虫除け対策にも十分に力を発揮しますので、手作り虫除けスプレーにおすすめです。
さらにレモングラスには抗菌・殺菌作用があるので風邪予防にもぴったり。
最近では日常的にアロマオイルを使う人も多く、精油も手に入れやすくなりましたので、自分で好きな香りをブレンドしてオリジナルの虫除けアロマスプレーを作るのもいいですね。
100%天然アロマ精油を使う
ただし、100均ショップなど安価に手に入るアロマは薄められているものが多く、「100%天然アロマ精油」でない可能性が高いです。虫はアロマの「香り」そのものでなく、成分に反応します。
手作り虫除けスプレーを作る際には、多少高くても100%天然のアロマ精油を使うようにしてください。
赤ちゃんの虫除け手作りレシピ(1)アロマスプレー
それでは材料さえ揃えれば誰でも簡単に作れる!手作り虫除けスプレーの作り方をご紹介します。
材料
- アロマ精油・・・5~10滴(レモングラスなど虫除け効果の期待できる精油)
- 無水エタノール・・・5ml
- 精製水・・・45ml
- スプレー容器・・・1本
作り方
1.容器に無水エタノールを入れ、アロマ精油を入れよく混ぜる
2.精製水を加え分離がなくなるまでしっかり混ぜる
注意点
●手作りアロマスプレーを作る時に気をつけたいのは、アロマ精油と精製水が反発するのを抑えることです。そのためには、先に無水エタノールでアロマをなじませておくとよいでしょう。
●香りアレンジとして、レモングラスとラベンダーなどをブレンドしても構いません。その際に精油の分量をオーバーしないように気を付けましょう。
赤ちゃんの虫除け手作りレシピ(2)ハッカ油スプレー
アロマ精油のほか、日本では馴染みのあるハッカ油も手作りの虫除けに使うことができます。ハッカ油の清涼感のある強い香りが苦手な虫は多く、手作り虫除けスプレーの材料として最適です。
ハッカ油とアロマオイルのペパーミントは似ているように感じますが違います。ハッカ油の方が虫除け効果が高いといわれており、ヒンヤリとした感覚のあるメントールが多く含まれているので、暑い夏にはすっきり感もあっておすすめです。
材料
- ハッカ油・・・20滴まで
- 無水エタノール・・・10ml
- 精製水・・・90ml
- スプレー容器(ポリプロピレンかガラスでできているもの)
★無水エタノールの代わりに、安価で手に入りやすい消毒用エタノールを使うこともできますが、赤ちゃんには無水エタノールの方がおすすめです。
作り方
1.ハッカ油と無水エタノールを混ぜる
2.精製水を加えしっかり混ぜる
注意点
●ハッカ油はポリエスチレンの容器に入れると一晩で容器を溶かしてしまうことがあるので、保存容器はポリプロピレンかガラスを使ってください。
●またハッカ油は原液の臭いを赤ちゃんが直接嗅いだり触れたりするととても刺激が強いので、薄めて使いましょう。
赤ちゃんの虫除け、手作りだから気をつけたいこと!
赤ちゃんに安心して使える手作りの虫除けですが、手作りだからこそ、気をつけたいことがいくつかあります。
直接肌に付けない
アロマ精油やハッカ油は天然由来成分であるため、そこまで刺激が強いものではありませんが、3歳未満の敏感肌の赤ちゃんには直接付けない方が安心です。アレルギーなどによるかぶれや痒みの原因になることがあります。
手作りの虫除けスプレーは、衣類やベビーカーなどに拭きかけて使いましょう。
冷暗所で保存する
手作りなので市販の虫除けのように、防腐剤は使われていません。そのためとてもデリケートで変色、変質しやすいです。
手作りの虫除けを保存するときは、直射日光が当たらない涼しい場所で保管してください。また容器を遮光性のあるものにすると変質を遅らせます。
手作りしてから1ヶ月ほどで使い切る
手作りの虫除けは、長くても約1ヶ月以内で使いきるようにしましょう。天然由来成分のアロマ精油やハッカ油を使っているので、虫除けになる香りが長期間続きません。
手作り虫除けスプレーを無駄にしないためにも、一度にたくさん作るのではなく、大体1ヶ月で使い切る程度の量を作っておき、なくなったら作るということを繰り返すようにしましょう。
それでも余ってしまいそう、というときはルームフレグランスやベランダに吹きかけて使うと、虫除け対策にも効果があるのでおすすめです。
使用前にはしっかり振る
使用前には必ずしっかりと振ります。アロマ精油やハッカ油と水がどうしても分離してしまいますので、混ぜ合わせて、効果が出るようにしてから使いましょう。
赤ちゃんの虫除け、手作りはやっぱり自信がないママには?
今回ご紹介した手作り虫除けレシピに自信がないママは、置いておくだけの手作り虫除けがおすすめです。
精油やハッカ油をコットンなどに数滴含ませて玄関先やベランダに置いておくだけでもOK。
外出時は、外出時は布製のキーホルダーなどに数滴落として、サシェのように香りを持ち歩くのもよいですね。
また、下記の関連記事では、赤ちゃんの肌に直接つけられる、ディートフリーの虫除けスプレーをご紹介しています。虫除け対策を万全にして、赤ちゃんとのお出かけを楽しんでくださいね。