赤ちゃんの歯並びが悪い原因、歯の生え始めに注意すべきケア

赤ちゃんの歯が生え始める時期は一般的に生後3ヶ月頃から。乳歯の歯並びが悪いと、将来の永久歯の歯並びにまで影響するのか心配ですよね。もしも歯の生え始めに歯並びが悪くても治るのでしょうか?また、注意すべきことはあるのでしょうか?今回は、そんな赤ちゃんの歯並びについて、影響を与える原因や、歯磨きなど注意すべきケアについてまとめました。

赤ちゃんの乳歯とは?歯が生え始める時期は?

赤ちゃん 歯 口

乳歯が生え始める時期

個人差はありますが、一般的には生後3~9ヶ月頃から赤ちゃんに乳歯が生え始めます。

中には、「魔歯(まし)」といって生まれつき歯が生えている赤ちゃんや、生後12ヶ月を過ぎる頃まで乳歯がまったく生えてこない赤ちゃんもいます。

1歳を過ぎて歯茎がかたくなっていれば、歯の根はできているものと考えられています。

乳歯と永久歯の違い

赤ちゃんの乳歯は、上の歯と下の歯それぞれ10本ずつ、計20本で構成されています。

乳歯は、永久歯に比べて小さいので、歯と歯の間に隙間ができてしまう場合があります。このような状態は「発育空隙(はついくくうげき)」と呼ばれ、永久歯がきれいに生え揃うために、必要なことだといわれています。

永久歯が生えてくるときに十分なスペースがないと、歯並びが乱れる可能性もあります。

そのため、乳歯の歯並びを心配する中でも特に多い「すきっぱ」に関して、成長と共になくなっていき、心配いらないケースがほとんどです。

乳歯の歯並びが完成する時期

乳歯が生えそろう時期は、平均2~3歳頃だといわれています。この頃に乳歯の歯並びは完成します。

赤ちゃんの歯並びが悪い原因は?

注意点

赤ちゃんの歯並びの代表的なお悩みとして、歯と歯のと間に隙間がある「すきっぱ」は、乳歯特有の症状なので、過度な心配は必要ありません。基本的に、その後成長や永久歯に生え変わるタイミングで改善するという場合が多いです。

そのほかにも、次のような原因で歯並びが悪くなることがあります。

虫歯

赤ちゃんが虫歯になると、歯の形が崩れる場合があります。悪化すると隣り合う歯が倒れこんでしまうことがあり、歯並びが乱れる可能性があります。

また、虫歯の影響で乳歯が早めに抜けてしまうと、正しい位置に永久歯が生えてこない可能性があります。

遺伝

日本歯科矯正専門医学会(JSO)によると「歯並びや噛み合わせのトラブルは遺伝的、先天的な要因の割合が高い」と発表されています(※1)。

歯並びや嚙み合わせが悪いことを「不正咬合(ふせいこうごう)」といいます。「出っ歯(上顎前突)」、上の歯よりも下の歯が前に出ている「受け口(反対咬合)」などが挙げられます。

特に、両親からの骨格遺伝で顎の骨が小さいと、永久歯が生えるスペースが確保できず、歯並びが乱れる原因のひとつとして考えられます。

受け口は幼少期に早々に矯正をおこなった方が無理なく治療ができます。歯科で相談しましょう。

おしゃぶり・指しゃぶり

おしゃぶりや指しゃぶりを長く続けると、「開咬(かいこう)」と呼ばれる症状に繋がる場合があります。開咬とは前歯の噛み合わせが悪く、上下の前歯に隙間ができる状態をいいます。

他にも、「上顎前突(じょうがくぜんとつ)」と呼ばれる、いわゆる出っ歯の症状や、舌を前に出す癖などを引き起こす可能性もあります。

舌が突出して前歯が押し出されることで、開咬や出っ歯の原因に繋がる可能性があります。

赤ちゃんの歯並びが悪いと永久歯に影響を与える?

赤ちゃん 疑問 ?

一般的に、赤ちゃんの歯並びのトラブルは、永久歯に生え変わる頃までに自然に解消するケースがほとんどです。

しかし、歯並びが悪いままだと歯を磨きにくくなることで、口臭などの原因に繋がる可能性も。

また、歯並びの乱れが顎の骨格トラブルによる場合は、将来的にいびきをかきやすかったり、睡眠時無呼吸症候群を引き起こす恐れがあるので注意が必要です。

赤ちゃんの歯並びをチェックしてみよう!

赤ちゃん 歯

赤ちゃんの歯並びにトラブルがないか、以下でご紹介する方法で確認してみましょう。該当する症状がある場合は、噛み合わせに問題がある可能性があります。

口を「イーッ」としたときの噛み合わせをチェック

  • 上下の歯の真ん中の線が揃っている
  • 上の前歯が下の前歯を2mm程度覆っている
  • 下の前歯が上の前歯の手前に出ていない

顔の中心線がまっすぐかチェック

眉間・鼻先・唇の中央・あごの先端をまっすぐなラインで結ぶことができるか、正面からチェックしましょう。

横から見たときの上下の顎のラインをチェック

上下の歯を嚙み合わせた状態で、横から見てみたとき、鼻先と顎を結んだ線に対して、唇がやや内側か線上にあるかを確認しましょう。

赤ちゃんの歯並びをキレイにするための注意点は?

赤ちゃん 歯並び 歯

日頃から赤ちゃんの歯のお手入れを丁寧におこなうことで、将来的に歯並びや虫歯の悩みの予防・軽減に繋がります。

小さな頃から子供自身にも歯磨きなどを習慣づけましょう。

歯磨き

赤ちゃんの歯並びをキレイに保つためには、乳歯の頃から歯磨きをしっかり習慣づけることが大切です。

月齢が低いうちはよだれが多く虫歯になりにくいといわれていますが、成長に伴い口内が乾いていきます。

虫歯菌は赤ちゃんが寝ている間に活発になるので、予防のためにも歯ブラシでケアしてあげましょう。

定期的な歯科検診

赤ちゃんの歯を虫歯から守るためには、歯科医師による定期的な歯科検診を受けることが大切です。目安として、生後12ヶ月までには最初の受診を済ませておくと安心です。

乳歯は、早ければ1歳半頃にほとんどが生え揃うといわれています。歯並びが完成する以前の、0歳のうちから、かかりつけの歯医者を見付けておくことをおすすめします。

指しゃぶりは経過を見ながら止めさせる

赤ちゃんにとって、指しゃぶりは本能的にしてしまう動作です。

一般的に、指しゃぶりは1歳~2歳頃になると、自然に治まるといわれています。赤ちゃんの指しゃぶりは、焦らずやめさせなくとも、まずは経過を見守ってよいでしょう。

赤ちゃんが2歳前後になっても指しゃぶりが治まらない場合は、将来の歯並びのためにも、止めるように教えてあげましょう。

赤ちゃんの歯並びのために乳歯からケア始めよう

赤ちゃん 歯磨き

赤ちゃんの歯並びをキレイにするために、歯が生え始める時期から、歯のケアや定期的な歯科検診をおこなうことが大切です。

また、日頃から丁寧に赤ちゃんの歯磨きをしていたら、何か歯並びに異常があったときに、すぐに気付くことができるでしょう。

赤ちゃんの歯並びは自然に治るケースが多いといわれていますが、違和感を感じる場合は専門家に相談してみるとよいですね。

乳歯の頃からしっかり歯のケアをおこなって、将来、お子さんが歯並びで悩まないように手助けしてあげましょう。

※1 参考文献:一般社団法人 日本歯科矯正専門医学会(JSO)「2016年版 患者さんと家族のための歯科矯正治療」

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