赤ちゃんの保湿におすすめのベビーローション・ベビークリーム5選!
赤ちゃんの皮膚はスベスベに見えて、実は一年中乾燥しやすい状態です。季節を問わず毎日の保湿ケアは大切。
そこで今回は、赤ちゃんの保湿ケアにおすすめのベビーローションやベビークリームを厳選。また、「保湿はいつから始めるの?」などのママが抱きがちなベビースキンケアに関するQ&Aも併せてご紹介します!
赤ちゃんに保湿は必要?
きめ細かくて柔らかい、ぷるぷる、すべすべなイメージが強い赤ちゃんの肌。しかし、実際には皮脂も水分もずっと少なく、皮膚の表皮は大人の半分ほどの厚さしかありません。
生後間もなくの新生児は、ママから譲り受けたホルモンによって皮脂分泌が活発ですが、生後2~3ヶ月を過ぎると、水分を皮膚に閉じ込めておくことができず、カサカサと乾燥し始めます。
肌の乾燥が招く乳児湿疹
乾燥していると、外気の乾燥、ほこり、衣類との摩擦、よだれ、汗、ミルクカス、食べこぼしといった外的刺激から皮膚を守るバリア機能が働かず、肌が敏感になりブツブツの湿疹が現れます。これが乳児期特有の乳児湿疹です。
乳児湿疹を対策するためには、保湿剤で丁寧にケアをしてあげることが大切。保湿で皮膚の潤いを保つことで、乾燥や外的刺激に負けない健康な肌をつくることが可能です。
新生児からの保湿はアトピー予防にも効果的
2014年に国立成育医療研究センターが発表した研究によると、「新生児期からの保湿剤塗布によりアトピー性皮膚炎の発症リスクが3割以上低下(※1)」することが明らかになっています。
もし見た目にそこまで乾燥が気にならないとしても、新生児から保湿剤でケアしてあげることは、その子の将来の健康な美肌づくりのためにも必要といえます。
赤ちゃんの保湿剤の種類
赤ちゃんの保湿剤には、次のような種類があります。
- ベビーローション
- ベビークリーム
- ワセリン
- ベビーオイル
- 馬油
- ベビーバーム
- ベビーリップ
1.ベビーローション
水分と油分がバランスよく配合されており、大人の女性の化粧品で例えると、乳液のようなテクスチャーで伸びがよいのが特徴です。
顔や全身などの広範囲の保湿にもピッタリ!何を買えばわからない場合、とりあえずベビーローションを持っておくのがおすすめ。
2.ベビークリーム
ベビーローションよりもこっくりとした使用感で保湿力が高いのが特徴。乾燥が激しいほっぺ、肌荒れしやすいおむつまわりなどに効果的です。ベビーローションだけでは保湿力がもの足りない部分にもポイント使いで。
3.ワセリン
赤ちゃんには純度の高い白色ワセリンがおすすめ。浸透力はなく、肌表面に留まるので、肌荒れ予防のための保護膜をつくるのに最適です。
ベビークリーム同様、ベビーローションだけでは保湿力がもの足りない部分にもポイント使いできます。
4.ベビーオイル
重めのテクスチャーで主にベビーマッサージで使用。乳児脂漏性湿疹のケアやおむつまわりのケアにもおすすめ。
5.馬油
人間の皮脂に近い馬の脂肪を使った保湿剤。抗菌、抗炎症作用に優れており、肌荒れケアにもおすすめ。
6.ベビーバーム
手で付けるタイプやスティック状になっているものがある。唇やほっぺ、口周りなど局所的に乾燥している部分を保湿するのに◎
7.ベビーリップ
主に唇の保湿に使い、持ち運びしやすいのも特徴。赤ちゃんが舐めても安全なように、ベビー専用のリップがおすすめ。
赤ちゃんの保湿剤の選び方
前述のように、赤ちゃんの保湿剤は種類が多いうえ、色んなメーカーから販売されているので、どれを選んでいいか悩んでしまう人も多いはず。そこで以下では、赤ちゃんの保湿剤を選ぶ際のポイントをいくつかまとめました。
1.安全性を確認する
保湿剤はデリケートな赤ちゃんの肌に直接塗るからこそ、安全なものを使いたいですよね。そのためにまずは、使用前にパッチテストをおこない、安全性を確認してから使うことをおすすめします。ママが試してみて使用感をチェックするのも良いでしょう。
2.成分に着目
次に、赤ちゃんの肌には刺激となる添加物や石油由来成分は避け、無添加、無着色などの低刺激処方の保湿剤を選びましょう。その際は必ず「赤ちゃん用」と書かれたものを選んでください。無添加かつオーガニック認証を取得している保湿剤だとなお安心ですね。
3.使いやすさもチェック
「片手で簡単に取り出せる」「肌なじみが良い」「便利なポンプ式」「持ち運びに便利」など、保湿剤の使いやすさにも注目しましょう。何を買えばわからない場合、とりあえずベビーローションを持っておくのがおすすめですよ。
赤ちゃんの保湿剤おすすめ5選
赤ちゃんの基本の保湿ケアには、ベビーローションを用意しておけば十分です。より乾燥している部分やほっぺの赤くなっている部分には、ベビークリームをプラスするとよいでしょう。
ワセリンやベビーオイルなど、そのほかの保湿剤は、用途や必要性に応じて買い足していくことをおすすめします。
ここでは、おすすめのベビーローションとベビークリームを厳選してご紹介します。
ベビーローション
1.アロベビー ミルクローション
国産オーガニック処方の人気のベビーローション。99%天然由来成分でつくられており、新生児から安心して使えます。さらに、世界的オーガニック認証のECOCERT(エコサート)認証を取得。
成分の優しさだけでなく保湿力の高さもだわり、皮脂に近い天然の高保湿成分ホホバ種子油やシア脂を贅沢に配合しています。「もちもちが長続きするのに、ベタつかない」と口コミでも人気。
◇商品詳細
●容量:150ml
●税込価格:2,530円 ※お得な定期便あり
(2019年12月4日 17:00時点)
※表示価格は、時期やサイトによって変更される場合があります。詳細はリンク先のサイトにてご確認ください。
2.ヴェレダ カレンドラベビーミルクローション

出典:www.amazon.co.jp
ヨーロッパ発の人気オーガニックブランドとして有名なヴェレダ。乳液タイプのベビー用保湿剤です。
容量が多いので使いやすく、新生児から始める保湿ケアしてにぴったりの保湿剤。赤ちゃんのおむつケアから全身の保湿まで使えます。成分の中に、肌荒れに効果的といわれるキク科の植物・カレンドラが使われています。
◇商品詳細
●内容量:200ml
●税込価格:2,420円
(2019年12月4日 17:00時点)
※表示価格は、時期やサイトによって変更される場合があります。詳細はリンク先のサイトにてご確認ください。
3.和光堂 ミルふわ ベビーミルキーローション

出典:www.rakuten.co.jp
コスパ派におすすめの保湿剤。粉ミルクや離乳食でおなじみの和光堂のベビースキンケアシリーズです。300mlの大容量にプチプラ価格なので、毎日惜しみなく使えると口コミで人気。
母乳にも含まれるオリゴ糖、リン脂質、イノシトールなどの保湿成分が使われています。無香料なので香りのある保湿剤が苦手な赤ちゃんとママにもおすすめです。
◇商品詳細
●内容量:300ml
●税込価格:楽天/828円、Amazon/879円
(2019年12月4日 17:00時点)
※表示価格は、時期やサイトによって変更される場合があります。詳細はリンク先のサイトにてご確認ください。
ベビークリーム4.アロベビー ベビークリーム
アロベビーのミルクローションよりも、テクスチャーがこっくり重め。その分、ローションタイプよりも保湿が長続きします。さらに、天然のハマナエキスやセイヨウニワトコエキスなどの抗炎症成分配合で、おむつかぶれなどの乳児湿疹を鎮めてくれます。ママのハンドクリームとしてもおすすめ。
◇商品詳細
●内容量:75g
●税込価格:2,310円 ※お得な定期便あり
(2019年12月4日 17:00時点)
※表示価格は、時期やサイトによって変更される場合があります。詳細はリンク先のサイトにてご確認ください。
5.pax baby(パックスベビー) ボディクリーム

出典:www.amazon.co.jp
赤ちゃんの皮脂にも含まれるパルミトオレイン酸を含むマカダミアナッツ油を配合した保湿剤。石鹸で乳化しているので、ベタベタしにくく、伸びのよさも口コミで人気です。合成界面活性剤、合成防腐剤、着色料、香料は含んでいません。
◇商品詳細
●内容量:50g
●税込価格:660円
(2019年12月4日 17:00時点)
※表示価格は、時期やサイトによって変更される場合があります。詳細はリンク先のサイトにてご確認ください。
赤ちゃんの保湿の上手なやり方Q&A!
Q.赤ちゃんの保湿はいつからいつまでやる?
新生児から保湿ケアが必要です。
ただし、新生児期は特に皮脂分泌が過剰で、新生児ニキビや乳児脂漏性湿疹ができやすいので、お風呂で清潔にしてあげることも大切。お風呂上がりは肌の水分が失われやすいので、5分以内を目安に素早く保湿しましょう。
いつまで、という明確な決まりはありませんが、乳児湿疹が治まる1歳頃までは保湿ケアを習慣づけることをおすすめします。その後も、赤ちゃんの肌質や成長に合わせてケアを続けましょう。
Q.赤ちゃんの保湿は夏も必要?
赤ちゃんの肌は季節を問わず乾燥しています。外気が乾燥する冬だけでなく、夏も保湿してください。近年は、猛暑の影響でエアコンをつけっぱなしにすることが多いため、夏でも乾燥しやすいので要注意です。
また夏は、あせもや日焼け、虫刺されといったスキンケアにも気を付けてあげましょう。
Q.赤ちゃんの保湿は1日何回すればいい?
1日何回まで、という決まりはありません。基本的には、朝とお風呂上がりの2回は忘れずに保湿してあげるとよいでしょう。
そのほか、お出かけ前や外出から帰宅したとき、冷暖房でカサカサが気になるときなど、こまめに保湿してあげましょう。
ただし、汗や皮脂で汚れた皮膚に保湿剤を塗ると逆効果に。肌を清潔にしてから保湿してあげるのがポイントです。
Q.赤ちゃんの顔の保湿のやり方は?
赤ちゃんのほっぺや口周りは特に湿疹ができやすいところ。特に入念にケアしてあげたいですが、あまり時間をかけると嫌がってしまいます。できるだけさっと素早く、やさしく塗ってあげてください。
おでこや、首周り、耳のうらなども忘れずに保湿しましょう。
Q.保湿剤を赤ちゃんが舐めても大丈夫?
また、顔に塗った保湿剤を赤ちゃんが舐めてしまわないか心配するママが多いです。
ベビー用スキンケアの大半は、赤ちゃんの口に入っても安心の成分で処方されているため心配ありません。
ただし、もちろん食べ物ではありませんので、多量食べてしまったり、赤ちゃんに異常がみられる場合は、医療機関を受診してください。
赤ちゃんの保湿剤で乳児湿疹・アトピーを防ごう
赤ちゃんの肌は乾燥しやすくデリケート。赤いぶつぶつやカサカサになりがちです。
そんな赤ちゃんの肌を守るために、肌を清潔に保つことと保湿ケアは欠かせません。保湿ケアによって、アトピー性皮膚炎の発症を予防できることもわかっています。
今回ご紹介した保湿剤を参考にして、健やかな肌をつくってあげましょう。保湿剤はまずはベビーローションがマスト。それ以外は、必要性に応じてアイテムを追加していくことをおすすめします。
※1 参考文献:国立成育医療研究センター 世界初・アレルギー疾患の発症予防法を発見(アトピー性皮膚炎発症が卵アレルギーの発症と関連)
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