赤ちゃんのやけどの応急処置!症状レベルと病院を受診する目安

赤ちゃんは大人に比べて皮膚が薄く、大人が想定している温度より低くてもやけどしてしまうことがあります。また、赤ちゃんのやけどは重症化しやすいため、早急な処置が必要です。今回は、赤ちゃんがやけどしてしまった時の処置の方法や、病院に行った方がいい目安についてご紹介します。

赤ちゃんのやけどは重症化しやすい

泣いている赤ちゃん

赤ちゃんをお世話するうえで、安全については日頃から気を配っているママ・パパがほとんどでしょう。しかし、どれだけ気をつけていても、目を離したつい一瞬の隙に、赤ちゃんが熱い物に触れてしまうことがあります。

赤ちゃんの皮膚は大人より薄く、ほんの少しのやけどでも重症となりやすいです。やけどをしてしまうと、皮下組織にまで及び、赤くなったり水ぶくれができたりします。

そのため、万が一赤ちゃんがやけどを起こしたら、すぐに症状を確認して処置をおこなうことが必要です。

寝返りできない赤ちゃんは低温やけどに要注意

赤ちゃんの看病をするママ

前述のように、皮膚の薄い赤ちゃんのやけどで注意が必要なのは、低温やけどです。低温やけどは、40~50℃程度の比較的低い温度に長時間触れ続けることで起こります。

赤ちゃんが低温やけどを引き起こしやすい主な接触源は、電気毛布や電気あんか、ホットカーペットなどの暖房器具です。これらに触れた状態で赤ちゃんを寝かせるなど、長時間接触していると低温やけどを起こす恐れがあります。

まだ寝返りが思うようにうてない赤ちゃんは、その場から自由に動くことができません。赤ちゃんが長時間過ごす環境には、十分注意が必要です。

赤ちゃんのやけどは悪化すると命に関わる?

泣いている新生児の赤ちゃん

赤ちゃんはやけどが悪化すると、熱で血管が壊されて血管内の水分が大量に染み出てしまい、血液の量が急激に減ることで血圧が急降下します。

また、人に比べて細胞に含まれる水分量が多い赤ちゃんは、やけどの患部から水分が失われていくことで脱水症状に陥ってしまう場合もあります。

さらに、やけどの患部から細菌が体内に入り込んでしまうと、まだ抗体ができていない赤ちゃんは身体中に毒素が回り、ショック状態に陥る危険性もあります。これらの症状は、場合によって命を落とす可能性もあり大変危険です。

赤ちゃんがやけどをしてしまった場合は、侮らずに注意深く症状を確認することがとても大切です。

赤ちゃんのやけどの症状レベル、病院を受診する目安は?

病院の積み木

赤ちゃんのやけどといっても、その症状によって処置の方法や治し方も変わってきます。まずは、やけどの症状のレベルについて説明します。一般的に、やけどのレベルは1~3度に分類されているので、順を追って見ていきましょう。

1度

やけどのレベルの中では、一番軽症とされるもの。皮膚の一番外側にある表皮のみやけどを起こしている状態です。赤くなりヒリヒリする症状は出るものの、数日で自然治癒します。

2度

やけどが表皮の奥の真皮に及ぶもの。水ぶくれができたり、皮膚がめくれる場合もあります。治るまでに数週間~数ヶ月かかり、痕が残るケースもあります。

赤ちゃんがやけどをした場合は症状を確認して、2度以上の症状が見られる場合はすみやかに病院で処置を受けるようにしましょう。

3度

やけどのレベルの中で一番重症とされるもの。やけどが皮膚だけではなく、その奥の血管や神経にまで到達してしまいます。皮膚が焼けて黒っぽくなる場合も。自然治癒はできないので、手術を要するケースが多いです。

赤ちゃんのやけど、急を要する症状とは?

注意喚起をする医師

赤ちゃんがやけどをした場合は、やけどの度合いに加えて、症状の範囲を確認する必要があります。

日本熱傷学会が公表するガイドラインによると、「小児の場合はやけどが上半身で10%以上に及ぶと命の危険があるため、救急センターでの治療が必要です。見方としては、赤ちゃんの手の平の大きさが体表面積の約1%にあたります。部位によって緊急となる面積の基準値は異なるものの、目視して10%を超えるやけどがある場合はすぐに救急車を呼びましょう。また、やけどの範囲が10%未満の場合でも、1%を超える場合は病院での処置を受けましょう。(※1)」と発表されています。

ごく小さな範囲のやけどで、水ぶくれも無く、少し赤くなっている程度であれば家庭で様子を見てもいいとされますが、判断に困る場合は病院で診察を受けると安心です。

赤ちゃんのやけどの応急処置の方法

手 赤ちゃん 水

赤ちゃんがやけどをした際は、いち早く冷やすことが大切です!冷やす際にはやけどの原因である危険物を別の場所にうつすなど、安全を確保しながら行いましょう。

ここでは、赤ちゃんのやけどの冷やし方、応急処置の方法についてご紹介します。

流水で冷やす

やけどの範囲が狭い場合は、水道水で冷やしてあげてください。やけどの症状が広範囲の場合は、シャワーで5~30分程度冷やしましょう。もし衣服の上からやけどした場合は、衣服を脱がせずに着たままシャワーなどで冷やします。

保冷剤で冷やす

顔などの流水に当てることが難しい部位には、保冷剤をタオルに包み、やけどの患部に当てて冷やしてあげてください。

赤ちゃんがやけどをしたら早急に応急処置しよう

赤ちゃん ママ 手

赤ちゃんのやけどを悪化させないためには、まずは速やかな応急処置が重要です。日頃から火の元や低温やけどに注意することはもちろん、赤ちゃんの様子をしっかり確認するようにしてください。

万が一の場合は気が動転して処置が遅れないように、とっさの対応ができるように日々心掛けましょう。

※1 参考文献:■日本熱傷学会 「火傷に関する簡単な知識」

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