赤ちゃんの鼻血の原因は?病気?止まらない時の対処法

赤ちゃんは鼻の粘膜が弱く、新陳代謝が活発なため、鼻血を出しやすいといわれています。赤ちゃんの鼻血が止まらない時、対処法はどうすればいいのでしょうか?今回は、赤ちゃんの鼻血の原因や止め方、鼻血で疑われる病気についてご紹介します。

赤ちゃんが鼻血を出す原因とは?

赤ちゃん 鼻

生後間もない赤ちゃんが突然、鼻血を出したら驚いて慌ててしまうかもしれません。しかし、赤ちゃんが鼻血を出すことは決して稀なことではありません。

赤ちゃんの鼻の入り口近く、1~1.5cmくらいのところに「キーゼルバッハ部位」という、血管が集中している部分があります。赤ちゃんは鼻の粘膜が弱いため、このキーゼルバッハ部位がごく軽い衝撃を受けただけでも出血、つまり鼻血を出してしまうのです。

赤ちゃんが鼻血を出してしまうのには、主な以下のような原因が考えられます。

鼻を引っかく、いじる

赤ちゃんが自分で顔を触っているうちに、鼻の内側を引っかいてしまうことがあります。赤ちゃんはまだ痛覚が未発達である上に、同じ動作を繰り返す習性があるため、傷から出血するまで鼻をいじってしまうのです。

赤ちゃんの爪は常に短く切っておくようにして、鼻の粘膜が傷つかないように注意しましょう。

綿棒やティッシュの刺激

赤ちゃんの鼻水を拭き取る際に、綿棒やティッシュで粘膜が傷つき、鼻血が出ることがあります。やさしく拭いているつもりでも、何度か繰り返すことによって粘膜が傷ついてしまういます。

赤ちゃんの鼻水が繰り返し垂れてきて気になる場合は、柔らかいガーゼで抑えるようにして拭うと低刺激です。

泣いて血圧が上がったとき

「泣くのが仕事」といわれる赤ちゃんですが、大泣きすると血圧が上がり、鼻の粘膜にある血管が破れて出血してしまうことがあります。この様な時は、まず赤ちゃんを抱っこして落ち着かせてあげましょう。

鼻血を止めようとして急にタオルなどを顔に被せると、赤ちゃんがビックリしてさらに泣いてしまうかもしれません。少量の鼻血であれば、赤ちゃんをクールダウンさせることを優先しましょう。

お風呂でのぼせてしまう

もともと大人より体温が高く、新陳代謝が活発な赤ちゃんは、ちょっとしたことでのぼせやすく鼻血が出る原因になります。お風呂などで急に体が温まり、血行が良くなることで鼻血が出てしまうことも珍しくありません。

入浴前に何度か身体にお湯をかけて慣らしたり、お湯の温度を調整したりして気を配りましょう。また、寝る際の布団のかけ過ぎや、洋服の着せすぎも赤ちゃんがのぼせる原因になるため注意してください。

赤ちゃんの鼻血の止め方は?

赤ちゃん ママ

赤ちゃんがいざ鼻血を出してしまった時、鼻血が止まらない時、どのように対処すればよいのでしょうか?ここでは、赤ちゃんの出血を止めるための対処法についてご紹介します。

鼻血の止め方の手順

1.赤ちゃんを落ち着かせて、安全に処置できる場所に移動する。
2.鼻血が出ている方をふさぐように、指で真横から鼻を押さえる。
3.赤ちゃんの顔の角度を座った状態で顔が下に向くように調整する。

以上の対処法で5分間、鼻の圧迫を続けると、大概の場合は止血できます。5分待っても鼻血がポタポタ流れている場合は、さらに5分ほど止血を続けて様子を見ましょう。

10分以上待っても鼻血が止まらない場合や、大量に出血している場合は、血液疾患などの病気が疑われるため、すみやかに病院を受診しましょう。

仰向けにすると、鼻血を飲み込んでしまう可能性があるため、前かがみさせるようにします。赤ちゃんを座らせるのが難しい場合は、仰向けの状態でできるだけ頭を高くします。子供は鼻血は飲み込ませずに、口から吐かせるようにしてください。

脱脂綿を詰める

大人でよくやるティッシュを鼻に詰めて止血する方法。赤ちゃんの場合は脱脂綿を使います。脱脂綿は親指の先くらいにまとめ、出血している側の鼻のキーゼルバッハ部位のあたりに詰めます。なお、両方の鼻をつまむと赤ちゃんが息苦しくなってしまうので、注意してください。

赤ちゃんの鼻血に病気が隠れているケースとは?

赤ちゃん 鼻 傷

何らかの病気が原因となって赤ちゃんが鼻血を出している場合があります。どのような病気が原因と考えられるのでしょうか。

ここでは、病気によって鼻血を引き起こすケースについて紹介します。いずれも素人では判断がつきにくいため、異変を感じる場合は医師に相談してください。

副鼻腔炎(ふくびくうえん)

副鼻腔(ふくびくう)とは、鼻の周りにある4つの空洞部分のことを指します。風邪などが原因で副鼻腔が細菌感染すると、粘膜が充血したり、鼻水が多くなったりします。これによって血管に傷がつき、鼻血が出るケースもあります。粘膜の腫れを取る薬などで治療することで治ります。

アレルギー性鼻炎

アレルギー性鼻炎による鼻血は、外的刺激によって鼻の内側が炎症を起こして鼻血を出してしまった状態です。花粉などによる季節性の物と、ハウスダストなどによる通年性のアレルギー性鼻炎とに分かれます。

赤ちゃんや小さな子供の場合、副鼻腔炎と併発して慢性化してしまうケースが多く見られます。アレルギーの治療薬に加えて、副鼻腔炎を併発している場合は、複数の治療薬を用いて快復させます。

血友病・白血病

赤ちゃんが鼻血が頻繁に出したり、一度鼻血が出ると止まりにくい場合は、血液の病気が疑われます。

血友病の場合は、出血した際に血液が固まりにくい体質のため、鼻血がなかなか止まらない状態になります。白血病の場合は血液細胞が異常をきたすことで、鼻血以外にも発熱やめまい、リンパの腫れなどの全身症状が現れます。

いずれの場合も、鼻血以外にさまざまな兆候もあるため、赤ちゃんの症状が鼻血だけであれば過度な心配は必要ありません。

赤ちゃんの鼻血は適切に対処しよう

赤ちゃん ママ

赤ちゃんが鼻血を出す理由には、様々な原因が考えられますが、短時間で鼻血が止まる場合は過度な心配はいりません。赤ちゃんの鼻血の対処法をあらかじめ把握しておき、とっさの時にも落ち着いて処置してあげましょう。

また、赤ちゃんの鼻が傷つかないように、爪を短くカットするなど、ケアしておくことも効果的です。赤ちゃんが鼻血を出さないように、日頃のケアも怠らないようにしましょう。

※ 参考文献:日本医師会|白クマ先生の子ども診療所

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