乳歯は虫歯になりやすい?永久歯への影響や治療法は?

虫歯といえば永久歯にできるものと思っていませんか?実は、乳歯だって虫歯になるんです!今回は、子供の乳歯が虫歯になってしまった場合の治療法、そして最も大切な乳歯の虫歯予防法についてご紹介します!

乳歯が虫歯になる原因は?

子供 歯 乳歯

乳歯は歯が薄くて質が弱い

永久歯の前に生える、子供の歯のことを乳歯と呼びます。顔や顎の骨格が小さい乳幼児は、大人と同じ永久歯だとバランスをとることが出来ないため、永久歯が生えるまでの一時的な歯として乳歯が生えてきます。

個人差はあるものの、一般的に生後5~8ヶ月頃から乳歯が生え始め、2歳半頃になると上下で20本の乳歯が生え揃うとされています。

しかし、乳歯は永久歯と比べて厚さも半分程度しかなく、歯の質がとても弱い状態です。そのため、乳歯は虫歯になってしまうと進行が早く、広範囲に広がりやすいと言われています。

虫歯菌が育ち始める

乳歯が生え始めると、ミュータンス連鎖球菌という虫歯菌が常在菌として育ち始めます。乳歯が生え始めて口内をきれいに保っておかなくては、歯垢を増やしてしまう原因にも繋がります。

ミュータンス連鎖球菌は、母乳や食べ物に含まれている糖分を使って歯垢を増やし、お口の中で酸を作り出します。この時に、乳歯の表面を覆っているエナメル質から歯の成分のミネラルが溶け出し、虫歯になりやすい環境を作ってしまうのです。

乳歯の虫歯は放置するとどうなる?

赤ちゃん ママ

他の乳歯も虫歯になりかねない

乳歯の虫歯は、永久歯の虫歯と異なり、色が白くて見つけにくいのが特徴です。そのため、歯科検診で初めて乳歯の虫歯に気が付くことも多いでしょう。

子供の乳歯が白く濁っていたら、もしかすると乳歯が虫歯になっている可能性があります。おかしいと思ったら放置せず、すぐに歯科へ連れていきましょう。

乳歯の虫歯は、冒頭でご紹介したように進行が早いことも特徴です。放っておくと、他の乳歯も虫歯になる可能性があったり、神経にもすぐに到達してしまう危険性もあります。永久歯に影響を与えるという悪循環を起こさないためにも、早めに歯科医に診てもらいましょう。

永久歯に影響が及ぶ可能性がある

乳歯は永久歯に生え変わるものだから、抜けるのを待とうと考えるママもいるようですが、危険なのできちんと治療しましょう。五十嵐歯科医院のホームページによると、「神経が死んだ乳歯を放っておくと、茶色く変色した永久歯が生えてくることがあります(※1)」。

乳歯に虫歯を見つけたら、永久歯への生え変わりを待たずに歯科治療を受けるようにしてください。

顎の発達、歯並びに影響を与える

乳歯の虫歯を早期に治療しなくてはいけない重大な理由のひとつが、顎の発達です。乳歯が虫歯になっていると、食べ物を噛みづらくなるので、顎が正常に発達しなくなってしまうこともあります。「虫歯が大きい乳歯を放っておくと、両脇の歯が傾いて永久歯が生えるスペースが不足したり、噛む相手の歯が伸びたりして、歯並びに影響することがあります(※1)」。

乳歯の虫歯の治療法とは?

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初期虫歯にはフッ素で対処

透明感のあった乳歯が、白く濁って虫歯になってしまっている状態は、まだまだ初期虫歯です。乳歯を削ることはせず、歯科ではきれいに磨いてフッ素を塗布してくれます。また、自宅でも歯磨きのやり方を見直したり、おやつの習慣を変える必要を指導されるかもしれません。

基本的にこの時期の初期虫歯は、歯科に通ってフッ素の塗布を繰り返すことで、乳歯が元の状態に戻っていきます。

小さな虫歯にはプラスチックを詰める

初期虫歯とは言えなくなってしまった乳歯の虫歯には、小さく削ってプラスチックの詰め物をする治療法で処置してくれます。

乳歯は柔らかいため、プラスチックの周辺も変形しやすく、食事中にプラスチックが外れてしまう可能性があるので注意が必要です。食事中にはずれてしまっていないか、よく観察するようにしましょう。

大きな虫歯の場合は神経を除去する

神経まで達してしまった大きな虫歯の場合は、神経を除去しなくてはいけないことがあります。乳歯の神経は、歯が生え替わるときに重要な役割を果たすため、出来るだけ残したい部分です。

しかし、神経まで達した虫歯は、歯茎に膿を溜める原因になったり、永久歯を茶色く変色させたりする危険性があるので、除去の必要が出てきます。

神経を除去してしまうと、乳歯と永久歯の生え変わりがスムーズに行われず、抜歯になる可能性もあります。きれいな永久歯を育てるためにも、乳歯の虫歯は早めの治療が大切なのです。

乳歯の虫歯を予防する方法は?

歯ブラシ 歯磨き

前述のように、乳歯は虫歯にしない・させないことがとても大切です。ここでは、子供の乳歯を虫歯から予防するために、ママが心掛けるべき予防法を知っておきましょう。

歯磨きをしっかりと

乳歯の虫歯予防の基本は、乳歯だといって侮らずに、丁寧に歯磨きをすることです。赤ちゃんの頃から歯磨き習慣をつけましょう。

乳歯の虫歯は、歯と歯の間にできやすいので、歯ブラシだけではなく、寝る前にデンタルフロスを通して歯間をきれいにすることも虫歯予防にとても効果的です!口内環境をきれいな状態に保ちましょう。

フッ素を塗布する

乳歯の虫歯の予防法のひとつに、歯磨き後などにはフッ素を塗るという方法もあります。市販のフッ素配合の歯磨きを使ったり、歯医者でフッ素塗布の相談をしても良いでしょう。エナメル質が薄い乳歯を虫歯から守ってくれます。

キシリトールを上手に利用する

コマーシャルなどでもよく耳にすることのある、甘味料のキシリトール。キシリトールには、虫歯菌が歯を溶かす酸を作り出すのを抑制してくれる効果があります。

市販のキシリトールもありますが、濃度が低いとあまり効果は期待できないようです。歯医者で虫歯予防専用のキシリトールのガムなどを販売していることがあるので、気になるママは相談してみましょう。

乳歯の虫歯は予防が大切!できてしまったら早期治療を

子供 笑顔

乳歯といえども、虫歯はできてしまったら治療が大変です。子供が歯医者を怖がってしまうと、通うのもひと苦労です。

まずは、乳歯が虫歯にならないように、毎日の歯磨きで虫歯が出来ないように工夫することが大切です。万が一、虫歯を発見してしまったら早めに歯医者を受診してください。毎日の乳歯のケアに注意して、子供の健康な歯を育てましょう!

※1 参考文献:鶴岡市の五十嵐歯科医院|歯の知識

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