赤ちゃん・子供に多いとびひの症状!原因は治療法は?

赤ちゃんや子供がかかりやすいとびひ。名前を聞いたことはあるけれど、具体的にどのような症状が起こる病気かご存知でしょうか。今回は、感染するとなかなか治りにくいともいわれるとびひの症状について、原因や治療法と併せてご紹介します。

とびひの症状とは?

赤ちゃん 肌 皮膚

とびひは、正式名称を「伝染性膿痂疹(でんせんせいのうかしん)」といいます。黄色ブドウ球菌や溶連菌などの細菌に感染することで引き起こされる、皮膚の感染症のひとつです。赤ちゃんや小さな子供がよくかかることで知られています。

とびひという名称は、火事の飛び火のように、症状が簡単に全身に広がってしまうことを例えて名付けられました。

とびひは一度感染すると、すぐに症状が拡大してしまう可能性が高いです。兄弟・姉妹がいる場合は、バスタオルの共有などで感染してしまうため、特に注意してください。

とびひの症状には2種類ある

とびひには、「水疱性膿痂疹(すいほうせいのうかしん)」と「痂皮性膿痂疹(かひせいのうかしん)」の2種類があり、症状と原因が少し異なります。

水疱性膿痂疹

水疱性膿痂疹は、主に6~9月に起こり、黄色ブドウ球菌が虫刺されや擦り傷、あせもなどの小さな傷から入り込んで発症し、悪化すると症状が全身に広がります。乳幼児に多くみられ、症状は小さな水疱をつくり、その周りが赤くなるというものです。

日本皮膚科学会によると、「水疱内は、はじめは透明ですが、次第に膿みを含んだ膿疱と変化します。水疱や膿疱は簡単に破れて、びらんをつくります。水疱内容液やびらん面からしみ出て来る浸出液によってその周囲へと増えて、症状が広がって行きます(※1)」。

痂皮性膿痂疹

痂皮性膿痂疹は季節との関連はなく、溶連菌に感染することで症状が発症します。乳幼児よりも大人に多くみられます。

症状としては赤く腫れ上がるほか、発熱・リンパ節の腫れ・喉が痛む、など全身症状となって現れることもあります。

とびひの症状の疑われる場合にどうしたらいい?

受診 診察

病院を受診する

とびひは自然治癒しません。赤ちゃん・子供にとびひの症状が出ている場合は病院を受診しましょう。

とびひの症状を実際に見たことがない場合、赤ちゃん・子供の症状がとびひの症状なのかどうか、判断が難しいかもしれません。膿を含んだような水ぶくれが潰れて、グチュグチュした状態になる症状が2~3日続いたら、とびひの症状の可能性を疑いましょう。

体のあちこちに水ぶくれの症状ができる場合は、なおさらとびひの疑いがあります。さらに、発熱や頭痛などの症状を訴えるようであれば、早急に医師に相談してください。

とびひは何科を受診すればいい?

いざ受診となると、とびには皮膚トラブルなので、皮膚科へ行くべきかと思うママもいるかもしれません。もしも、子供がアトピー性皮膚炎になっている場合は、かかりつけの皮膚科を受診するとスムーズです。その他の場合は、基本的に小児科を受診すれば問題ありません。

他の人に感染しないようにする

とびひはその名のとおり、他の人に感染します。赤ちゃんや子供の兄弟・姉妹がいる場合は、タオルや衣類の共有は避けましょう。とびひの症状が見られるときは、湯船に浸かるのは控えてお風呂はシャワーのみにします。

とびひの症状の治療法や薬は?

薬 抗生物質

とびひの治療法は、症状が軽度であれば抗生物質の入った外用薬が処方されます。薬は医師の指示どおり使用することが大切。とびひの原因となる菌をきちんと退治する必要があるので、ママの自己判断で、症状がよくなったからと薬の使用を止めないようにしましょう。

とびひの症状がひどい場合には塗り薬に加えて飲み薬も処方されます。また、かゆみの症状が強い場合はかゆみ止めの薬が処方されることがあります。とびひの症状が軽くても、安易に市販の薬に頼るのはやめましょう。

特に自己判断でステロイド外用薬を使用してしまうと、とびひの原因菌の餌になり症状が悪化する可能性があります。くれぐれも注意してください。

とびひの症状が悪化すると心配される病気とは?

注意点

とびひは、早期に適切な治療をおこなえば、1週間程度で治まるといわれています。しかし、症状を悪化させてしまうと病気へと発展してしまう可能性も。

黄色ブドウ球菌の毒素が体中に回ることで、皮膚が火傷のようにむけてしまうSSSS(ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群)や、髄膜炎、敗血症、肺炎などの恐ろしい病気に繋がりかねません。とびひの症状の疑いがある場合は、早めに対処することがとても大切です。

とびひの予防法は?

赤ちゃん ママ

赤ちゃんの爪を短く切る

とびひはある程度予防をすることができます。毎日お風呂に入れて体を清潔にしておくのはもちろん、赤ちゃんの爪をこまめに切って、引っかき傷をつくらないようにすることも効果的です。

虫除け対策を万全にする

また、虫刺されのアトから細菌感染をする場合があるので、夏場は虫除けスプレーをしたり、肌の露出が少ない服を着せるなどの対策をおこないましょう。それでも、もし虫に刺されてしまったら、かゆみの症状が悪化する前に、患部を冷やしたり虫刺されの薬を塗ってあげてください。

皮膚を清潔に保つ

ケガや擦り傷は、早めに消毒して乾燥させておくことが肝心。また、風邪や中耳炎の症状がある場合、とびひの原因となる菌が多くいる可能性があるので、こまめに拭き取ってあげる処置も効果的です。

とびひの症状は早めに対処しよう!

赤ちゃん ママ パパ

とびひは悪化させてしまうと、病気に繋がる皮膚トラブルです。赤ちゃんや子供の皮膚に水ぶくれなどの症状が見られる場合は、とびひを疑いましょう。異変を感じた場合は早めに医師に相談してください。

また、とびひは、学校保健安全法(※2)で伝染性のある病気として学校感染症に指定されています。出席停止や登園停止の措置までは取る必要がありませんが、プールや入浴など他者に感染させてしまう恐れもあるので、とびひの症状の疑いがある時は特に注意するようにしましょう。

※1 参考文献:日本皮膚科学会 「とびひ」
※2 参考文献:日本学校保健会 学校感染症と出席停止の基準

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