赤ちゃんのあざは消える?病気?レーザー治療はいつから?

赤ちゃんのことだと、特に第一子の場合はちょっとしたことでも心配になってしまうもの。中でも、あざを見つけると、赤ちゃんの小さな身体でよく目立つので、病気ではないかと思ってしまいます。赤ちゃんのあざは自然と消えていくものと、症状によっては病気のサインである可能性も。そこで今回は、赤ちゃんのあざについて、症状の種類、見分け方、病気の危険性についてご紹介します。

赤ちゃんのあざは生まれつき?

あざ

そもそも「あざ」というのは、皮膚にメラニン色素の沈着や毛細血管が増えて生じる斑紋の症状を指します。わかりやすくいうと、皮膚の一部の色がその周りの色と違って見える症状です。メラニン色素が皮膚の表面近くか、奥の方にあるのかで、あざの見え方が変わってきます。そのため、あざには色の違いにより、赤あざ、青あざ、茶あざ、黒あざがあります。

一般的に、あざは生まれつきのものを指します。ただし、妊娠中のママの過ごし方が、あざの発生有無に影響するものではないので、責任を感じないようにしましょう。また、出生後しばらくしてから現れるあざもあります。

なお、ほくろも黒あざの一種です。ほくろは小さいものであれば、数の多い少ないは問題にはならず心配いりません。以下では、赤ちゃんに見られるあざの代表的な種類をご紹介します。

1.赤ちゃんの青あざ

青いあざは、皮膚の一番深い部分のメラニン色素が原因で青く見える症状です。大人に青あざがあると痛そうにみえますが、赤ちゃんにはごく一般的にみられるあざなので心配しなくても大丈夫です。

1-1.蒙古斑

黄色人種である日本人の赤ちゃんにはほぼ全員に見られる青あざの症状。赤ちゃんによって形や大きさは様々で、お尻から背中にかけて現れるのが一般的です。赤ちゃんの蒙古斑は「ケツが青い」という言葉も由来でもあります。この青あざは通常、10歳前後になれば自然に消えます。

1-2.異所性蒙古斑

蒙古斑の中でも、赤ちゃんの腕や足、お腹、胸にできる青あざの症状が異所性蒙古斑です。薄いあざはある程度10歳頃までには自然に消えますが、大人になっても完全には消えません。

病気に繋がるあざではありませんが、目立つ場所にあると気になるかもしれません。あざを取り除くには、レーザー治療が有効ですが、10歳以降に開始することをおすすめします。保険も適応です。

1-3.太田母斑

太田母斑は赤ちゃんのおでこや目の周り、ほっぺ、鼻、耳介にできる青あざで、通常は顔の片側にできる傾向があります。原因は不明瞭ですが、メラニン色素の異常によって引き起こされるといわれています。生後6ヶ月以内の赤ちゃんに生ずることが多く、生まれつきに存在することはほぼありません。

蒙古斑と異なり、太田母斑は自然に消えることはないものの、レーザー治療を定期的に複数回受けることでほぼわからなくなります。

2.赤ちゃんの赤あざ

赤ちゃんの赤いあざは毛細血管のが原因となっていものが多いです。薄いあざだと赤らんでいるだけのようにも見えるので要注意。心配であれば一度病院で診てもらうようにしましょう。

2-1.単純性血管腫

赤ちゃんに生まれつき存在する平らな赤あざが単純性血管腫です。他のあざに比べて輪郭がはっきりしています。表皮のすぐ内側にある真皮の中で毛細血管が増加したことが原因です。

顔や頭部にできたこの赤あざは、成人になると盛り上がってくることがあるため、成人前のレーザー治療がすすめられます。なお、上まぶたにできたこの赤あざは、視力障害をきたす可能性があるため、早めの治療をおこなう必要があります。

2-2.正中部母斑(サーモンパッチ)

新生児期~乳児初期の赤ちゃん眉間やおでこにうっすら広がるようにできる赤あざです。輪郭がわかりづらいので判別しにくいかもしれません。正中部母斑の中でも、額などの顔の前面に生じるあざは「サーモンパッチ」と呼ばれています。

新生児の2~3割にみられる症状です。皮膚表面の血管が増殖することにより起きますが、詳しい原因ははっきりとわかっていません。

お風呂上がりは血流がよくなるため、比較的この赤あざが目立ちます。大抵の場合、3~4歳頃までに自然に消えていくので心配はいりません。ただし、中には残ってしまうあざもあるため、その場合はレーザー治療が効果的です。生後1年半頃までに赤あざが消える気配がなければレーザー治療を検討しましょう。

2-3.苺状血管腫

こんもりと隆起しており、苺のように表面がぼこぼこしている赤あざです。生後2~3週間、遅くとも生後3ヶ月以内の赤ちゃんに発生します。未熟な毛細血管が皮膚の表面で異常に増殖するのが原因です。毛細血管が増殖するメカニズムはまだ解明されていません。

この赤あざは生後6ヶ月~1年後には徐々に縮小しわからなくなっていきますが、一部しわやたるみが残る場合も。その場合は、手術での治療、またはレーザー治療がおこなわれます。

また、鼻、耳、口唇に出現したこの赤あざは腫瘍や皮膚欠損となる可能性があります。上まぶたの赤あざは視力障害を、巨大なあざは気道閉塞や摂食障害を起こす可能性があるため、病院を訪れましょう。

赤ちゃんのあざのレーザー治療はいつから?安全なの?

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赤ちゃんのあざの中には自然に消えないものがあり、その場合はレーザー治療が効果的です(あざの種類によって異なります)。ほとんどのあざのレーザー治療が保険適用となります。レーザー光線は出血がなく痛みも少ないため、赤ちゃんや子供の皮膚にも当てることができます。

一般的には、できるだけ小さな赤ちゃんのうちにあざのレーザー治療をおこなうことがすすめられています。赤ちゃんの皮膚は薄いため、レーザーの光が届きやすく、より少ない痛みで高い治療効果を上げることができるためです。大きくなってからレーザー治療をおこなうと、痛みを感じやすくストレスを抱えたりと負荷が大きくなります。

しかし、あざの種類によって適切な治療のタイミングがあり、一概に「いつから」ということはいえませんので、まずは医師に相談しましょう。目安としては、少なくとも赤ちゃんの首が座るのを待ってからおこなった方が安心でしょう。

赤ちゃんのあざは専門家に相談しよう

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かわいい赤ちゃんにあざがあるとかわいそうに思ってしまいます。特に初めての第一子は、他の赤ちゃんと違うところがないか気になってしまうもの。赤ちゃんのあざは見た目に目立つだけでなく、中には将来の病気の可能性を秘めているものがあります。自然に消えるあざも多いですが、特に気になるあざは早めに専門家に相談しましょう。

※1 参考文献:公益社団法人日本皮膚科学会 皮膚科Q&A アザとホクロ

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