赤ちゃんの予防接種スケジュール!いつ・どのワクチンを受ける?

赤ちゃんの予防接種は、感染症や病気から守るために大切です。生後2ヶ月の初回摂取の前に、予防接種の基礎知識、いつ・何のワクチンを受けるべきかのスケジュールについて予習しておきましょう。

赤ちゃんの予防接種とは? なぜ必要?

予防接種 ワクチン 注射

生まれたばかりの新生児には、ママから譲り受けた抗体があるものの、月齢が進むと徐々に消滅していきます。赤ちゃんはウイルスや細菌から身を守る力が十分ではありません。感染症の中には、かかると重症になったり後遺症が残ったりする病気もあります。赤ちゃんを感染症から守るため、また他の人へうつさないためにも、ワクチンを接種(予防接種)する必要があります。

赤ちゃんの予防接種の基礎知識

横になっている赤ちゃんとwhatの文字

ワクチンの種類

ワクチンには、「生ワクチン」と「不活化ワクチン」の2種類があります。両方とも、赤ちゃんに免疫をつけさせる目的があります。それぞれ、ワクチンの接種回数、接種方法(注射、スタンプ、経口)、接種してから別のワクチンを摂取するまでの間隔が異なります。

1.生ワクチン

生きた病原体の毒素を弱めたもの。自然感染とほぼ同じ免疫力がつきます。予防接種は中27日以上空けて別の種類のワクチンを接種する必要があります。

  • ロタウイルス:接種回数2回(1価)・接種回数3回(5価)、経口
  • BCG:接種回数1回、スタンプ
  • MR(風しん・麻しん):接種回数2回、注射
  • 水ぼうそう:接種回数2回、注射
  • おたふくかぜ:接種回数2回、注射

2.不活化ワクチン

病原体を殺しているため、生ワクチンほど免疫力は持続しません。何回か予防接種を受ける必要があります。中6日以上を空けて別の種類のワクチンを接種します。

  • ヒブ(インフルエンザ菌b型):接種回数4回、注射
  • 小児用肺炎球菌:接種回数4回、注射
  • B型肝炎(母子感染予防の場合):接種回数3回、注射
  • B型肝炎(水平感染予防の場合):接種回数3回、注射
  • 四種混合(DPT-IPV):接種回数4回、注射
  • 日本脳炎:接種回数3回、注射
  • インフルエンザ:毎年2回、注射

予防接種の費用

予防接種には、厚生労働省が定める予防接種法(※1)に基づき定められた期間内に摂取すれば国・自治体が費用を負担してくれる無料の「定期接種」と、希望する場合にのみ自費で受ける「任意接種」があります。

赤ちゃんの負担を軽減するために、任意摂取を避けるママ・パパがいますが、赤ちゃんを守るためには任意接種も受けておくとよいでしょう。

1.無料で受けられる「定期接種」

  • ヒブ(インフルエンザ菌b型)
  • 小児用肺炎球菌
  • B型肝炎(水平感染予防の場合)※母子感染予防の場合は健康保険適用
  • 四種混合(DPT-IPV)
  • BCG
  • MR(風しん・麻しん)
  • 水ぼうそう
  • 日本脳炎

2.自費で受ける「任意接種」

  • ロタウイルス:2回摂取で平均17,700円、3回摂取で平均18,800円
  • おたふくかぜ:平均5,000円(1回)
  • インフルエンザ:平均4,800円(2回)

※いずれも2017年1月現在

予防接種の副反応

副反応とは、赤ちゃんが予防接種を受けたあと、軽い病気の症状が出たり、薬品による体調不良などが起こることです。予防接種を受けたところが腫れたり、発熱の症状が起こりますが、ほとんどは自然治癒します。副反応が心配だからといって、予防接種を避けることはやめましょう。予防接種を受けずに、感染症や病気にかかってしまう方が、症状が重くなるリスクが高いです。

赤ちゃんの予防接種のスケジュールは?

スケジュール 予定

赤ちゃんの予防接種を同時接種する場合のスケジュール例をご紹介します。実際には、かかりつけの医師と相談しながら進めてくださいね。

(1)出産前:小児科探し

出産してから小児科を探し始めると、育児と並行しながらおこなうことになりことになります。多忙な子育ての中で、信頼できるかかりつけの病院を探すのは、なかなかの負担です。できるだけ妊娠中から出産するまでの間に小児科を決めておくことをおすすめします。

(2)生後1ヶ月~:予防接種の予約

生後1ヶ月を迎え、1ヶ月検診が済んだら予防接種の予約を始めましょう。また、赤ちゃんが生後1ヶ月半になる頃までに、自治体から予防接種の案内が送付される場合が多いです。スケジュール調整などに不安を感じているときは、案内を受け取ったら、かかりつけの医師と相談しておきましょう。

(3)生後2ヶ月~:1回目の予防接種

初回の予防接種をおこなうのは生後2ヶ月の赤ちゃん。可能であれば、赤ちゃんが生後2ヶ月を迎えた日に予防接種をしてください。初回の予防接種では次の4種類のワクチンを接種します。なお、ロタウイルスには「1価」と「5価」があり、1価の場合は生後24週未満、5価の場合は生後32週未満まで接種可能です。

  • ヒブ(インフルエンザ菌b型):1回目
  • 小児用肺炎球菌:1回目
  • B型肝炎(水平感染予防の場合):1回目
  • ロタウイルス:1回目

(4)生後3ヶ月~:2回目の予防接種

初回で受けた予防接種の中には、生ワクチンであるロタウイルスが含まれているため、2回目は間隔を4週(中27日)空けてからの摂取となります。生後3ヶ月で受ける予防接種の内容は、前回と同じワクチンに四種混合(DPT-IPV)を追加します。

  • ヒブ(インフルエンザ菌b型):2回目
  • 小児用肺炎球菌:2回目
  • B型肝炎(水平感染予防の場合):2回目
  • ロタウイルス:2回目
  • 四種混合(DPT-IPV):1回目

(5)生後4か月~:3回目の予防接種

ロタウイルスの3回接種は5価ワクチンのみです。

  • ヒブ(インフルエンザ菌b型):3回目
  • 小児用肺炎球菌:3回目
  • ロタウイルス:3回目(5価ワクチンのみ)
  • 四種混合(DPT-IPV):2回目

(6)生後5ヶ月~:4回目の予防接種

生後5ヶ月の赤ちゃんが受ける予防接種は、四種混合とBCGの2種類。BCGは生ワクチンなので、4週(中27日)間隔を空ける必要があります。生後5ヶ月で予防接種はひと段落します。

  • 四種混合(DPT-IPV):3回目
  • BCG

(7)生後6ヶ月~:インフルエンザの予防接種をスタート

生後6ヶ月以降にインフルエンザの予防接種を始めましょう。毎年10~11月に2~4週の間隔で2回摂取します。遅くとも12月中旬までには2回の予防接種を終了させましょう。

(8)生後12ヶ月(1歳):5回目の予防接種

赤ちゃんが1歳を迎えたら、次の2種類の予防接種を受けましょう。

  • MR(風しん・麻しん):1回目
  • 水ぼうそう:1回目

(9)生後13か月(1歳1ヶ月):6回目の予防接種

生後13ヶ月になると、ヒブや小児用肺炎球菌のワクチンを再び受けます。

  • ヒブ(インフルエンザ菌b型):4回目
  • 小児用肺炎球菌:4回目

(10)生後18ヶ月(1歳6ヶ月):7回目の予防接種

生後18ヶ月を迎える頃は、新たにおたふくかぜのワクチンを接種します。

  • 四種混合(DPT-IPV):4回目
  • 水ぼうそう:2回目
  • おたふくかぜ:1回目

(11)2歳以降

2歳は受ける予防接種はなく、3歳以降に以下のスケジュールで受けるようにしましょう。

●3歳

  • 日本脳炎:1~2回

●4歳

  • 日本脳炎:3回目

●就学前1年間

  • MR(風しん・麻しん):2回目
  • おたふくかぜ:2回目

赤ちゃんの予防接種は母子手帳やスケジュール表で管理しよう

赤ちゃん 手

赤ちゃんの予防接種は種類や回数も多く、ついつい忘れがちです。予防接種を忘れないように、母子手帳やスケジュール表をつくって上手に管理してくださいね。赤ちゃんが感染症や病気にかかって辛い思いをしないためにも、また思わぬ後遺症を残さないためにも、予防接種はきちんと受けましょう。

※1 参考文献:厚生労働省 予防接種法
※2 参考文献:NIID国立感染症研究所 予防接種スケジュール

関連キーワード

ママ&プレママに
おすすめの特集

シェリールをフォローして
最新情報を受け取ろう

Twitter