ベビーパウダーは危険?使わない方がいい?安全な使い方は?

赤ちゃんのおむつかぶれやあせも対策のため、お風呂上がりやおむつ替え時にベビーパウダーを活用している人も少なくないでしょう。しかしベビーパウダーは、使い方によっては危険とされる場合があります。今回は、ベビーパウダーの危険性や使用時の注意点について確認していきましょう!

ベビーパウダーとは?成分はなに?

ベビーパウダー

ベビーパウダーとは、その名のとおり赤ちゃんの肌に使うことを目的とした、スキンケア用のお粉全般を指します。粒子がとても細かくサラサラしているので、あせもやおむつかぶれの予防・改善に使用されるほか、大人の肌トラブル対策にも使用されます。最近では、女性がメイクの仕上げのフェイスパウダーとしてベビーパウダーを使う人もいます。

そんな人気のベビーパウダーですが、「危険」とささやかれることがあります。ベビーパウダーが危険といわれる原因を探る前に、ここではベビーパウダーの基本について、成分や効果をご紹介します。

ベビーパウダーの原料

ベビーパウダーの主な原料は、実は産国やメーカーによって少し異なります。ベビーパウダーによって、香料が加えられていたり、ベビーパウダーのお粉の質感を維持する成分が配合されていたりと、商品よって様々です。

ベビーパウダーに共通して使用される主成分は、次の2つです。

1.コーンスターチ

ベビーパウダーの主原料のひとつは「コーンスターチ」です。トウモロコシからとれる植物性のデンプンで、調理でも使われている成分なので、聞き覚えのあるママも多いのではないでしょうか。

コーンスターチは水を含むと膨れるという性質を持っています。この高い吸水性で、皮膚の表面の余分な水分や油分を吸い取る働きを持つ成分のひとつです。

2.タルク

ベビーパウダーのもうひとつの主原料は「タルク」と呼ばれる水酸化マグネシウム等が含まれている滑石(かっせき)という鉱石です。このタルクを使っていることから、ベビーパウダーではなく「タルカムパウダー」と呼ばれる場合もあります。

タルクは肌に付けるとサラサラする性質を持っているので、ベビーパウダー以外にも化粧品の原料としてよく使用されています。

ベビーパウダーの効果

ベビーパウダーは上記の主原料の特性を活かして、余分な水分や油分を抑えて肌をサラサラの状態に導いてくれます。

また、赤ちゃんが下記のような原因によって肌荒れを起こしているときは、肌を清潔にした後ベビーパウダーを乗せることで、肌が擦れて生じる痛みなどのストレスを緩和させることができます。

  • あせもが悪化しているとき
  • おしり周りが排泄物でムレているとき
  • 肌が摩擦で擦れて痛がるとき
  • 汗で不快感を感じているとき

ベビーパウダーが危険といわれる原因とは?

空に浮かぶクエスチョンマーク

赤ちゃんから大人まで愛されているベビーパウダーですが、使い方によっては「ベビーパウダーは危険」という声が寄せられています。ここでは、ベビーパウダーが危険といわれる原因について、心配されているそれぞれの危険性の対策方法と併せてご紹介していきます。

ベビーパウダーの成分が危険?

ベビーパウダーに含まれている主成分のタルクと聞くと、1987年、滑石にアスベストが混入するという危険な事件が記憶に新しい人もいるのではないでしょうか。この時、「タルクも発がん性を含んでいるため危険」と指摘されていたことが、ベビーパウダーの危険性を危惧する理由に繋がっているようです。

現在では危険性が考慮され、厚生労働省によると「平成18年9月1日より石綿をその重量の0.1%を超えて含有する製剤その他の物の製造、輸入、譲渡、提供又は使用が禁止された(※1)」と発表されています。そのため、国内のタルクを含む製品は厚生労働省によるとても厳しい品質検査がおこなわれて製造されています。

ただし、外国製のベビーパウダーに関しては日本と製造可能な原料の基準が異なります。そのため、タルクの安全性は確かではありませんので注意が必要です。ベビーパウダーを選ぶ時には、国産のベビーパウダーを選んだ方が安全といえそうです。

ベビーパウダーは汗腺や毛穴を防ぐ危険がある?

ベビーパウダーが危険といわれる理由として、粒子の細かいベビーパウダーが毛穴や汗腺を詰まらせて、汗や老廃物を十分に排出することができない危険性が挙げられます。特に、赤ちゃんのように毛穴や汗腺が未発達な場合は、毛穴詰まりの危険が指摘されています。

赤ちゃんの肌にベビーパウダーを使うときは、皮膚表面の水気をしっかり取り除き、ベビーパウダーは少量を使用するようにしましょう。

肌が湿った状態でベビーパウダーを乗せてしまうと、ベビーパウダーが固まって毛穴や汗腺を塞いでしまう危険があります。乾いた皮膚であれば安全に使用することができます。

ベビーパウダーは呼吸器にトラブルを招く危険がある?

ベビーパウダーを赤ちゃんの肌に乗せていく時に、ベビーパウダーの細かな粒子を吸い込んでしまう危険が指摘されています。ベビーパウダーが気管支などに入り込んでしまった場合、喘息をはじめとした呼吸器系のトラブルに繋がる危険性が心配されます。

ベビーパウダーを吸い込む危険を招かないためには、一度に大量の粉を取らずに、まずはママの手の甲に伸ばしてから使用するなど、ベビーパウダーの粉の量を調整するとよいですね。

専用のパフはあえて使わずに、ベビーパウダーを手で全身に伸ばしていくと使いすぎることもなく、粒子が宙に舞いにくくなるので、より安全です。

どうしてもパフを使用したい時は、パフにベビーパウダーを含ませたらよく揉み込み、そっとおさえるようにしながら赤ちゃんの肌に乗せるようにし、危険を招かないようにしましょう。

危険も安全も自分次第!ベビーパウダーを効果的に使おう

ママの頬に手を添える赤ちゃん スキンシップ

肌にやさしく安心して使えるという印象のあるベビーパウダーですが、使い方によって危険を招く可能性があることがわかりました。だからこそ、ベビーパウダーの使い方を見直して、より安全に使うことが大切です。

ベビーパウダーは、注意して使用すれば効果的に活用できる便利アイテムなので、ママ・パパが危険性を理解した上で活用するようにしましょう。ベビーパウダーで赤ちゃんのスベスベさらさらお肌を守ってあげてくださいね。

※1 参考文献:厚生労働省 「タルクへの石綿含有可能性調査結果について」

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