スリングは新生児に使える?使い方やおすすめ人気商品もチェック!
スリングは新生児でも使える?
スリングとは、幅の広い布をたすき掛けのようにして赤ちゃんを包み込んで使用する、抱っこ紐の一種です。
ベビースリングは、袋全体で赤ちゃんを包み込むことで、赤ちゃんの姿勢を自然で丸い「C」字のカーブに保つことができます。これによって、楽な姿勢を保ち、ママの温もりや匂いを近くで感じられるので、抱っこ紐よりもリラックス効果が高いといわれています。
ベビースリングは新生児から使用でき、3歳頃まで使うことができます。両手が空くのでベビーカーよりも身軽に外出できるのがメリットです。
スリングの特徴と使い方は?
スリングは「リングタイプ」が人気で、一般的に主流となっています。ここでは、リングタイプのスリングの構成・装着方法をベースに、新生児の抱き方をご紹介していきます。
リングタイプのスリングの構成
- 「リング」:輪の部分
- 「ポーチ」:赤ちゃんがおさまる部分
- 「テール」:スリングの長さを調整する部分
スリングの装着方法
- ポーチ部分は腰骨付近に、リング部分は鎖骨辺りにくるように長さを調節する
- テールは胸下の位置になるようにする
※もしリングが付いていないタイプのスリングを使用する場合は、ポーチがハンモック状になるように広げておいてください。ここまで準備ができたら、以下の方法・手順で新生児を抱っこしましょう。
スリングで新生児を抱く方法(抱き方別)
首がすわっていない新生児の横抱き
1:スリングをかけていない方の腕で、新生児を前屈みになりながら抱く
2:スリングをかけている方の腕でポーチを広げて、新生児の首かお尻を支えて中へ入れる
3:ポーチ内で新生児を抱く腕をスリングをかけている方の腕に変更する
4:スリングをかけていない方の腕で新生児をポーチの上から支える
5:新生児の身体に密着させながら体勢を確認する
6:ポーチの中にある腕を引き抜く
7:ポーチの形や長さ、たわみなどを調節すれば完了です!
首がすわった新生児には身体を立てる抱き方
新生児の首がすわってからおすすめの、身体を起こしてポーチに座らせる抱き方をご紹介します!
1:まず横抱きと同じように、スリングの調節から始める
2:スリングをかけていない方の腕で新生児を抱く
3:ポーチの上から新生児の両足を広げるようにして、ママの腰を挟むように入れる
4:スリングをかけている方の腕で新生児のお尻を支え、滑り込ませるように新生児を乗せる
5:ポーチから新生児の足を抜き出して、真ん中に座れるように位置調整を行う
新生児を前向きにさせた状態での抱っこ
新生児の首がすわっている場合は前を向いた状態で抱くこともできます。新生児が前向きの状態の抱っこは手順が少ないので、サッと行いたい時にもおすすめです!
1:スリングはポーチの外側をたるませて、手前側はきつめに装着する
2:前を向いた状態の新生児を抱き上げる
3:足はあぐらの状態でポーチに座らせる
4:お腹と腕で新生児を支えながら、ポーチの外側を引き上げる
スリングを新生児に使う時の注意点は?
1:新生児の足の形に注意
まだ身体が未熟な新生児の靭帯は弱く、自力で足の位置を変えることができません。もし新生児の足を適切に曲げないままスリングに座らせてしまうと、股関節を脱臼する可能性が高くなります。
ポーチの中に座らせる時は、新生児の足をしっかりと開く、もしくはあぐらをかかせるようにしましょう。
2:新生児の位置
正しい位置にスリングを調整しておくことで、ママだけではなく新生児の肩や腰にかかる負担も少なくなります。スリングを使った新生児の抱っこで適切な高さとされる、新生児を普通に抱っこした時の高さになるように意識して調整しましょう。
3:新生児が落下しないように気をつける
ママが転倒したり物を落として拾おうと前に屈み過ぎたりすると、新生児が落下する恐れがあります。スリング使用中は、新生児が落下しないように姿勢をキープするように注意してください。
4:ママは両肩それぞれバランス良くスリングを使用する
片方の肩にばかりスリングをかけていると、身体が歪んで体調不良などが起こる可能性があります。スリングを両肩まんべんなく使うことで防げるので、ママはスリングを左右の肩でバランス良く使うように意識しましょう。
5:あごを引き過ぎない
新生児のあごを引き過ぎて抱っこしてしまうと、新生児が窒息する恐れがあります。スリングで抱っこする時は、新生児が息をしやすい位置で固定するようにしてください。
独立行政法人国民生活センターによると「国民生活センターの危害情報システムには、抱っこベルト、抱っこひも等(以下「子守帯」という)使用時の赤ちゃんの危害・危険情報が寄せられており、過去10年間で64件に達している(※1)」と発表されています。
パパやママの身体に新生児の顔が密着し過ぎないこと、新生児の顔を確認できるようにしておくことが大切だそうなので、意識して抱っこするようにしましょう。
新生児ママに人気のおすすめスリング3選
1.AKOAKO STUDIO(アコアコスタジオ)AKOAKOスリング
AKOAKOスリング-e1568365765551.jpg)
出典:www.rakuten.co.jp
SNSや口コミでも話題、AKOAKO STUDIO(アコアコスタジオ)のスリングは、汗っかきの赤ちゃんも快適に過ごせる綿100%のしじら織り。一つひとつ丁寧に手作りした日本製で、赤ちゃんへの優しさにこだわった製法です。
スリングの表地と裏地は、自分好みのカラーやデザインにカスタマイズが可能。リングなどの調節器具が付いていないため、できるだけぴったりサイズのスリングを選びましょう。パパ・ママ一緒に使える、機能性とおしゃれが兼用したスリングです。
●サイズ:XXXS、XXS、XS、XS-S、S、S-M、M、M-L、L
●カラー:
表地:ピンク、ベージュ、グリーン、水色 など
裏地:麻、ターコイズ、藍、カーキ など
●税込価格:楽天/6,696円
(2019年9月17日 11:30時点)
※表示価格は、時期やサイトによって変更される場合があります。詳細はリンク先のサイトにてご確認ください。
2.ファムズベビー スリング

出典:www.rakuten.co.jp
見た目も美しい、エレガントなドレープラインを生み出す「ファムベリー」のスリング。パパ・ママ兼用で使える、シンプルな色使いも嬉しいポイントです。
ママの肩当て部分に程よい厚みの綿を入れることで、長時間赤ちゃんを抱っこしても疲れにくく、快適に過ごせますよ。
スリング専用のオリジナル生地で作ったスリングで、赤ちゃんに安心な日本製。リングで調整すると、身長や体型を気にせずスリングを使用できます。
●サイズ:180cm×80cm
●カラー:ホワイトボーダー、ネイビーボーダー、アッシュグレイ、ロイヤルパープル、すみれ、百合、桜
●税込価格:楽天/8,424円、Amazon/8,424円
(2019年9月17日 11:30時点)
※表示価格は、時期やサイトによって変更される場合があります。詳細はリンク先のサイトにてご確認ください。
3.Boba(ボバ) ボバラップ スリング

出典:boba.jp
世界中のママたちに支持されている、「ボバラップ」のスリングは、赤ちゃんが産まれてからすぐに使えます。
装着方法は、シンプルな1枚生地を体に密着させて巻くだけ。肩や腰に生地が食い込むことがないので、赤ちゃんの体重を均等に分散して体にかかる負担を減らします。
赤ちゃんの肌に優しい、コットン素材を使用しているのもポイントですね。
●サイズ:5M×51cm
●カラー:グレー、パープル、ブラック、ネイビーブルー、ターコイズブルー、フェザーフラワー
●税込価格:楽天/6,804円、Amazon/7,560円
(2019年9月17日 11:30時点)
※表示価格は、時期やサイトによって変更される場合があります。詳細はリンク先のサイトにてご確認ください。
スリングを新生児に使って快適に外出しよう
スリングを利用することで、常に近い距離で新生児の赤ちゃんと触れ合うことができます。また、ベビーカーに乗せた時よりも地面からの距離が遠くなるので、熱中症対策としても効果的。子育てや一緒の外出が特に大変な新生児期を乗り切るためにも、スリングを賢く使ってみることをおすすめですよ。
※1 参考文献:独立行政法人国民生活センター「スリングや抱っこひもなど赤ちゃん用小守帯に注意‐窒息、転落、股関節脱臼の危険性も‐」