赤ちゃんの日焼けの症状と危険性、正しいアフターケア

子供の日焼けは古くから健康の証といわれてきました。しかし現代では状況が変わり、赤ちゃんの日焼けには多くの危険がひそんでいます。日焼けの症状と危険性、また適切なアフターケアについてまとめました。

赤ちゃんが日焼けするとどうなる? 症状は?

夏の海で遊ぶ赤ちゃん

赤ちゃんの皮膚は大人の半分ほどの薄さしかなく、とてもデリケート。紫外線など外的刺激から守るための皮膚のバリア機能も未熟です。日焼けをすると、大人の2倍もの影響が出るといわれています。

大人にとってはたかが日焼けでも、赤ちゃんにとってはいわば「やけど」と同じ。皮膚が熱を持ちながら赤くなり、ひどい場合は湿疹や水泡が出てしまうことがあります。

日焼けによって以下のような症状が出ることがあります。症状の度合いがひどい場合、異変を感じた場合は早めに病院へ行きましょう。

  • 皮膚に赤みやほてりが出る
  • 日焼けした箇所が乾燥する
  • 日焼けした箇所をかゆがる
  • お風呂に入る際に痛がる
  • 湿疹ができる
  • 水泡ができる
  • 日焼け後に熱が出る

赤ちゃんの頃から紫外線を浴び続けると、将来の健康への影響も

赤ちゃんの日焼けによる心配は、その時の皮膚の赤みや湿疹だけではありません。幼少期から紫外線を大量に浴び続けると、皮膚の老化が進み、免疫機能の低下、シミ、そばかすができやすくなります。

さらには、環境省の「紫外線 環境保健マニュアル2008」によると、白内障や皮膚がんといった怖ろしい病気の発症リスクにかかわってくるとされています(※1)。

人間は、18歳までに一生に浴びる紫外線の約80%を浴びてしまうといわれています。世界保健機関(WHO)では、18歳以下の子供を「皮膚がんになりやすい高リスク集団」とし、紫外線対策の必要性を訴えています(※2)。

赤ちゃんの日焼けをしたらアフターケアはどうすればいい?

保湿剤を塗っている赤ちゃんの腕

どんなに気を付けていても、うっかり赤ちゃんが日焼けしてしまい・・なんてこともあるかもしれません。赤ちゃんが日焼けで皮膚が真っ赤になってしまっても焦らないように、正しい対処法を知っておきましょう。

日焼け後のアフターケアは、日焼けレベルによっても少し異なります。まずは、日焼け後の赤ちゃんを注意深く観察してください。

1.日焼けした箇所を冷やす

ほんの少し肌が赤くほてりが見られる程度であれば、まずは日焼けした箇所を冷やしてこもった熱を取り除いてあげましょう。濡らしたタオルを日焼け患部に当てます。タオルがぬるくなったら、再度濡らしてあげてください。

アイスノンは体全体が冷え切ってしまう可能性があるので注意が必要ですが、少しの時間であれば使っても構いません。氷を直接肌に当てたり、冷たいシャワーは刺激が強いので赤ちゃんには控えましょう。

2.保湿ケア

皮膚の熱が取れたら、ベビーローションやベビークリームで保湿してあげます。日焼けをした肌は水分を保っておくことができないために、いつも以上にカサカサに乾燥しやすい状態です。

日焼け後は、いつも以上に入念に保湿して肌のバリア機能を高めてあげましょう。

なお、日焼け後は脱水症状を起こしやすいので、水分補給も忘れずにおこなってくださいね。

2.症状が悪化する、長引く場合は病院へ

長時間紫外線にさらされ、かなり日焼けしてしまった場合、それでも冷やして改善されるようであれば問題はありません。しかし、発熱したり、水泡ができたり、皮膚にカサカサ・湿疹などの異常が見られる場合は、小児科、または皮膚科を受診しましょう。

自己判断で放置してしまうと、赤ちゃんが水泡を自分でかきむしったりして、思わぬトラブルにまで発展してしまうかもしれません。

また、日焼け直後は問題がなかったとしても、時間を置いて夜になると症状が悪化する可能性もあります。日焼けをした日は、できるだけ赤ちゃんの様子をみるようにしましょう。

3.日焼けの薬は何を使う?

少しの日焼けであれば、基本的に薬は必要ありません。赤ちゃん用の保湿剤を塗ってあげましょう。しかし、湿疹や水泡ができている場合は、病院で適切な薬を処方してもらいます。

病院では、ロコイドやキンダベード軟膏といったステロイド外用薬が処方されることが多いようです。ステロイドを赤ちゃんに使うのは躊躇してしまうかもしれませんが、赤ちゃん用のステロイドはごく弱いものなので、医師の指示にきちんと従うことが大切ですよ。

4.日焼けした日のお風呂・シャワーはどうする?

日焼けをした日のお風呂は、患部が痛むことが考えられるので、湯船は控えてぬるめのシャワーのみにしましょう。

赤くなっている場合は、その箇所を除いて洗ったり、濡らしたガーゼややわらかいタオルで拭いてあげるだけでも大丈夫です。日焼けの症状が重症の場合は、医師の判断に従ってください。

赤ちゃんの日焼けは未然に防ごう

公園で遊ぶ赤ちゃん

赤ちゃんの日焼けは、思わぬ皮膚トラブルに繋がるかもしれません。赤ちゃんが日焼けでつらい思いをしなくて済むように、まずは未然に日焼けを防いであげましょう。

10分以上の外出の際には、露出部分に日焼け止めを塗り、できるだけ風通しのよい長袖・長ズボンを着用しましょう。特に夏場は、可能であれば紫外線の一番強い10時~14時頃の時間帯の外出を避けて、朝方か陽が落ちてからの外出がおすすめです。

赤ちゃんを日焼けの脅威から守ってあげられるのは、ママ・パパしかいません。将来の健康的な肌のためにも、親子で日焼け対策をしましょう!

※1 参考文献:環境省 紫外線 環境保健マニュアル2008
※2 参考文献:世界保健機関(WHO)Ultraviolet radiation and the INTERSUN Programme

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