哺乳瓶の3つの消毒方法、煮沸・レンジ・薬液のメリットとデメリット【助産師監修】

哺乳瓶の消毒方法191108

抵抗力の弱い赤ちゃんの感染症を防ぐためにも、口に触れる哺乳瓶消毒しなければいけません。今回は、煮沸消毒・電子レンジ消毒・薬液消毒の3つの哺乳瓶の消毒方法について、それぞれのメリットとデメリットをご紹介します。赤ちゃんの健康を守るためにも、きちんと把握しておきましょう。

哺乳瓶を消毒して赤ちゃんの感染症を予防!

薬液消毒した哺乳瓶と乳首

生まれたばかりの新生児は、ママから譲り受けた免疫力によって「菌」から守られています。

しかし、出生から月齢が進むにつれて、ママからもらった免疫力は徐々に低下し、生後6ヶ月頃には免疫力はほぼ消失してしまいます。その後、赤ちゃんは自分で抗体をつくり免疫力を高めていくとされています。

成長に伴い徐々に抵抗力がついてくるものの、1歳ぐらいまでは大人と比較するとおよそ2分の1程度の抵抗力しかありません。そのため赤ちゃんは、菌に感染しやすく回復する力も弱いため、病気などが悪化してしまうことも。

特に月齢の低い赤ちゃんは、菌をできるだけ体内へ侵入させないよう、哺乳瓶やおしゃぶり、カトラリー、マグなどの口に入れるものや粘膜に触れるものは、きちんと洗い消毒をすることが大切です。

また、赤ちゃんは興味を持ったものを何でも口に入れてしまうため、日頃使っているおもちゃなども定期的に消毒しておくと、汚れもきれいになり清潔に遊べます。

哺乳瓶は毎回洗っていれば殺菌作業は必要ない?

哺乳瓶は、使用後に毎回念入りに洗っていれば殺菌作業は必要ないのでしょうか? 答えは「NO」です。

哺乳瓶は複雑な形をしており、特に底部分や乳首部分は、なかなか隅々まで手洗いすることができません。しっかり洗ったつもりでも、汚れは落ち切っていない可能性があります。

哺乳瓶の汚れをそのままにしておくと菌が繁殖してしまうので、ミルクをあげた後は毎回洗浄と消毒をするようにしましょう。

哺乳瓶の消毒はいつまで続けるべき?

赤ちゃん 授乳 母乳 哺乳瓶

哺乳瓶の消毒をいつまで続けるか、という期間については様々な意見があります。明確な決まりはありません。

一般的には、生後6ヶ月頃を目安にやめる人が多いようです。この頃には離乳食が始まり、カトラリーや食器を使うようになるので、そのタイミングで哺乳瓶の消毒もしなくなる人が多いです。

また、早い人では、何でも舐めるようになる生後3~4ヶ月頃にやめる人もいます。指しゃぶりやこぶししゃぶりをしたり、消毒をしていない周囲の物を舐めるのに、「哺乳瓶だけ消毒しても意味がない」という意見があります。

しかし、既に菌に触れているからといって、哺乳瓶を消毒しなくてよい訳ではありません。哺乳瓶には唾液やミルク汚れがついているので、そこに雑菌が繁殖しやすいのです。哺乳瓶を使っている間は消毒を続けた方が望ましいでしょう。

哺乳瓶を消毒する前にしっかり洗浄しよう

哺乳瓶 消毒 ミルク 母乳

哺乳瓶は「洗わなくても消毒をすればきれいになる」と考えている人がいますが、それは違います。

哺乳瓶の使用後は、本体(ボトル部分)と乳首を取り外し、パーツごとに赤ちゃん用の洗剤と専用のスポンジを使って、ミルクや唾液などの汚れをそれぞれきれいに洗います。

菌の繁殖のもとになる汚れは消毒前にきれいに落として、洗浄後に消毒の作業に移りましょう。

すぐに洗えない時は哺乳瓶を水につけておきましょう。ミルク汚れが乾燥して汚れが落ちにくくなるのを防ぐことができます。

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それでは、以下では、哺乳瓶の「煮沸消毒」「電子レンジ消毒」「薬液消毒」それぞれの方法について詳しくご紹介します。

哺乳瓶の消毒方法1.煮沸消毒

煮沸消毒用のお湯を沸かしている鍋

煮沸消毒は沸騰した熱湯で哺乳瓶を殺菌する方法です。手順は次のとおりです。

  • 哺乳瓶が浸る深さの鍋を用意したっぷりのお湯を沸かします(菌が死滅する100℃になるまで沸騰させます。目安は大きな泡がボコボコと浮かんでくるまで)。
  • 哺乳瓶の本体(ボトル部分)と乳首をすべて浸るように沈めて、3~5分間火にかけます。
  • 哺乳瓶などをすべて取り出し、清潔な布またはキッチンペーパーの上で自然乾燥させます(取り出す際はヤケドしないようにトングなどを使用してください)。
  • 哺乳瓶をすぐに使用しない場合は、専用の保管ケースに収納します。

煮沸消毒のメリット

必要な道具が大きな鍋だけなので、家にあるもので簡単にできる消毒方法です。専用グッズの購入が必要ないので、母乳育児がメインで哺乳瓶の使用頻度が低い人に向いています

大きめの鍋を使えば、他のおしゃぶりやカトラリーなども同時に消毒することができます。

煮沸消毒のデメリット

プラスチック製の熱に弱い哺乳瓶や乳首部分は、熱湯によって劣化しやすいことがデメリットです。

また、理想としては、料理に使っている調理用の鍋はできるだけ使わない方がよいでしょう。しかし、消毒専用の新しい鍋を用意するのが難しい場合は、哺乳瓶の消毒が必要な期間だけ、その鍋で料理をしないなどの工夫をしてみるとよいですね。

哺乳瓶の消毒方法2.電子レンジ消毒

哺乳瓶 消毒 電子レンジ

電子レンジ消毒は電子レンジと少量の水を使って殺菌する方法です。専用の容器が必要となります。手順は次のとおりです。

  • 電子レンジ消毒の専用容器を用意し、洗い終わった哺乳瓶と乳首をそれぞれセットします。
  • 専用容器の説明書に従い、給水口に水を入れて、決められたワット数(目安500~700W)・時間どおり(目安5分程度)にレンジをかけます。
  • 時間どおり温めたら、冷めるまで電子レンジの中で放置します。
  • 冷めたら電子レンジから取り出し水を捨てて保存します。

電子レンジ消毒のメリット

電子レンジ消毒は、手間がほとんどかからず素早く完了するのがメリットといえます。また、火を使わないので、電子レンジを使っている間もその場を離れられる点もうれしいですね。

電子レンジ消毒のデメリット

電子レンジ消毒は専用の容器を購入する必要があります。また、自宅の電子レンジの大きさによっては、専用容器が入らない可能性もあります。

哺乳瓶の材質によっては電子レンジにかけられない物もあるので、事前に確認する必要があります。シリコンでできている乳首部分は劣化しやすいので注意しましょう。

おすすめの電子レンジ消毒専用ケース

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コンビ 除菌じょ~ずα

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哺乳瓶3つまで一度で消毒できる電子レンジ消毒専用ケース。哺乳瓶やおしゃぶりなどをセットし、給水口にカップ2杯分の水を注いで電子レンジで5分。手間なく簡単に消毒ができます。ケースがまるごと消毒できて、そのまま保管ケースとしても使えます。

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哺乳瓶の消毒方法3.薬液消毒

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ミルトンに代表される専用の薬液とタッパーなど十分な大きさの容器を使って殺菌する方法です。手順は次のとおりです。

  • 説明書に記載の用量で薬液を作り容器に入れます。
  • その中に、哺乳瓶を約1時間(説明書に記載の時間どおりで)浸けます。
  • 浸け終わった後は、説明書に記載されている手順に従い、哺乳瓶を水洗いするか自然乾燥させます。

薬液消毒のメリット

薬液は24時間使うことができるため、一度用意すればいつでも殺菌作業ができます。1日に何度も消毒したい人に向いています

また、煮沸消毒や電子レンジ消毒のようにヤケドの心配はなく、粗熱を冷まさなくてもすぐに使える点が便利です。

薬液消毒のデメリット

薬液消毒のデメリットとしては、用意するグッズが多いことです。ミルトンなどの薬液を購入し続けなければいけないため、他の消毒方法よりも経済的負担が大きくなってしまいます。

おすすめの薬液消毒グッズ

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ミルトン CP(錠剤タイプ)

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4Lの水にミルトン2錠入れて1時間以上つけるだけで消毒完了です。調乳直前までつけておけます。液体よりもかさばらず、帰省や旅行などの際に持ち運びも簡単です。

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ミルトン 液体タイプ[第2類医薬品]

ミルトン 液体 消毒

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4Lの水にミルトン薬液50ml入れて1時間以上つけるだけで消毒完了です。調乳直前までつけておけます。哺乳瓶に残っても安心です。においが気になる場合は水ですすいで使用してもOKです。

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ミルトン専用容器

ミルトン専用容器

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専用トングがついているので、より衛生的に薬液から哺乳瓶を取り出せます。容器のフタで薬液が計量できるようになっています。

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哺乳瓶を消毒して菌から赤ちゃんを守ろう

ミルクを飲む赤ちゃん

今回ご紹介した3つの哺乳瓶の消毒方法は、必ずしもどれが一番効果的だと断言できるものではありません。それぞれにメリットとデメリットがあるため、生活習慣やコスト面を考慮して選ぶとよいでしょう。

また、普段は薬液消毒をしながら、薬液が切れてしまった時は煮沸消毒をおこなうなど、状況に応じて使い分けしてもよいですね。

ママの負担をできるだけ減らして、殺菌作業をきちんと続けられることも大切です。自分に合う哺乳瓶の消毒方法をみつけて、赤ちゃんを菌から遠ざけてあげましょう。

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