不妊検査とは?時期や内容、気になる費用は?

妊娠を計画していながらも、赤ちゃんを授かることができない夫婦がおこなう不妊検査。病院を受診しようと思っていても、わからないことだらけで不安に感じている人も多いようです。不妊検査の内容や費用など、必要な知識を知ることで不安を解消しましょう。

不妊検査とは?どんな人が必要な検査?

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不妊検査の目的は、赤ちゃんを望んでいるにも関わらず、妊娠することができない原因を調べること。結果をもとに不妊治療の進め方を医師が診断します。

一般的には、夫婦が避妊をせず性交渉をしていながらも、1~2年以上妊娠しない場合は、不妊検査を受けた方がよいとされています。神奈川レディースクリニックによると、次のような夫婦には不妊検査が必要だとされています(※1)。

  • 30歳未満で結婚して2年以上が経過している夫婦
  • 30歳以上で結婚して6ヶ月以上が経過しており、妊娠を希望している夫婦
  • 30歳以上の未婚女性で、結婚後に妊娠を希望している人
  • 年齢に関わらず、自身の妊娠できる可能性を知っておきたい人

不妊検査によって不妊症であることが分かった場合、早期の不妊治療を開始することができます。不妊治療は、人によっては2~3年もの年月を必要とすることがあります。少しでも気になることがあれば、すぐに婦人科や生殖医療科、専門クリニックを受診するようにしましょう。

不妊検査を受けられる病院は?

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不妊検査を受けることができる病院は、婦人科や生殖医療科といった不妊治療専門の病院に大別されます。かつ婦人科の場合は、個人経営の病院と大学病院や市民病院などの大きな施設に分けられます。

不妊検査の後も、不妊治療のために長期にわたって病院に通うことも想定されます。そのため、できるだけ自宅から近い病院を選ぶと、悪天候や体調が思わしくない時にも何かと通いやすくて便利です。

以下では、それぞれの病院のメリットとデメリットをまとめました。

不妊治療を専門としている病院

不妊治療の専門病院は不妊症と診断された後に、高度な治療を受けられたり、カウンセラーが常時待機していたりと充実した設備が特長です。しかし、人気病院は待ち時間が大変長くなる可能性があります。休日の場合は、3~4時間の待ち時間もめずらしくありません。

個人経営の病院

個人経営している病院の婦人科は、担当医が変わらないこと、また出産まで一貫して診てもらえることがメリットとして挙げられます。一方で、高度な技術を要する治療を受ける場合は、他の病院に移される可能性があります。

大学病院

大学病院は、設備が充実していること、別の科との連携が取りやすいことがメリットです。ただし、受診の度に担当医が変わったり、長時間の待ち時間がデメリットといえます。

不妊検査をおこなうタイミングはいつ?

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不妊検査には、検査時期が決まっている内容と、検査時期を問わず基本的にいつでも検査できる内容があり、「いつ」おこなうものとは明言できません。月経中におこなう不妊検査もあれば、排卵の時期に合わせておこなう不妊検査もあります。

まずは医師に相談して、時期に合わせた検査内容から順に始めていくことになります。一方で、中には月経中の初診を避けている病院があるため、電話で予約をする際に事前に確認しておきましょう。

また、不妊検査が終了するまでにおよそ1~2ヶ月ほどかかることを頭に入れておいてください。どれぐらい期間が必要であるかをあらかじめ知っておくと、精神的負担も軽くなるはずですよ。

不妊検査を受ける前に用意しておくと便利なもの

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不妊検査を受ける前に、次のようなものを準備しておくとベター。もちろんなくても不妊検査はできますが、あるとよりスムーズに受けられますよ。

基礎体温を記録したメモ

基礎体温を最低1ヶ月程度記録しておくと、不妊検査の際に排卵日や不妊の原因が判明しやすいとされています。妊娠を計画している場合は、事前に基礎体温を測る習慣をつけるとよいですね。

基礎体温の測り方

1.枕元に婦人体温計と記録表を準備する
2.朝、目覚めたら寝たままですぐに体温計を口に入れる(体を動かすと基礎体温が正確に測れません)
3.舌の裏にある筋の左右どちらかで体温計を挟む(毎日同じ方で挟むと正確性が増します)
4.測り終わった直後、忘れないうちに記録する

月経中の様子を記入したメモ

不妊検査時に医師から月経に関して聞かれることがあります。月経が始まった日と終わった日、月経痛の具合をメモしておきましょう。そのほか、経血の色や量もポイントとなります。2~3ヶ月分の記録があればなお正確です。

体重の記録(ダイエットなどで大きな体重の増減がある人の場合)

急激に体重を落とすとホルモンバランスが崩れる恐れがあります。ホルモンバランスの乱れは、不妊症の一因に。過度なダイエットをして体重が大きく減った人は、数値を記録しておいてください。

1.不妊検査の内容と費用はどのぐらい?

不妊検査 内容
費用 お金

1-1 月経時ホルモン検査

月経時ホルモン検査は、月経2~5日目に受診し、採取した経血によってホルモン値に異常がないかを調べます。月経時ホルモン検査には、約2,500円の費用がかかります。

1-2 子宮卵管造影

月経が終了してから(生理開始からおよそ6~12日目頃)、排卵数日前までにおこなう検査です。チューブを子宮内に挿入し造影剤を入れ、子宮の形や卵管の通りをX線撮影(レントゲン)で確認します。子宮卵管造影の検査時間は10分程度で済みます。約10,000円の費用がかかります。

1-3 超音波排卵日検索

内診によって超音波検索で排卵日を検索します。生理が順調な人(28~30日周期)の場合、生理が始まってから12~14日目頃に検査します。内診は下着を脱いでおこなうので、ゆったりしたスカートを履いていくと脱がずに内診台に上がれますよ。超音波排卵日検索は約2,000円の費用がかかります。

1-4 フーナーテスト(ヒューナーテスト)

排卵日前後に性交渉してからおよそ半日以内に、子宮頚管粘液にある精子を確かめる、また精子と卵子の相性を調べる目的でおこなわれます。フーナーテストは約300~400円の費用がかかります。

1-5 黄体ホルモン検査

排卵日から5~7日目におこない、排卵後の高温期に必要なホルモンが足りているかを検査します。子宮の内膜を直接採取します。黄体ホルモン検査は約2,000円の費用がかかります。

1-6 子宮鏡検査

子宮の中に細いカメラを挿入し、子宮内を直接検査します。一般の不妊検査には含まれていませんが、超音波検査で子宮内のポリープが疑われる場合や不妊症の原因が不明な場合におこなわれます。月経直後におこないます。子宮鏡検査は約3,000円の費用がかかります。

1-7 腹腔鏡検査

原因不明の不妊症に悩まされている場合、体外受精のステップ前に希望する人がおこなう検査です。簡単な手術で腹腔内の異常を直接観察し、異常が見つかった場合はそのまま治療をおこないます。手術には全身麻酔をするため、日帰り、または1泊程度の入院をする場合があります。腹腔鏡検査には15万円前後の費用がかかります。

※異常、費用はすべて保険適応の場合

2.男性の不妊検査の内容は?

2-1 精液検査

精子が生殖能力を持っているかどうかを検査します。精子は病院で採取するか、2時間以内に病院に持参できるようであれば自宅で採取することも可能です。

2-2 血液検査

女性と同様に血液検査でホルモン値の異常がないかを検査する方法です。

2-3 超音波検査(エコー検査)

超音波検査によって精巣内部にかたまりや異常がないか、また精管の詰まりを検査します。

不妊検査をポジティブに乗り切るためのポイント

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夫婦で受けよう

不妊症に悩む夫婦の中には、女性のみが不妊検査をおこなうケースは少なくありません。しかし、不妊の原因は夫婦のどちらにあるかはわかりません。

また、女性一人で受診を続けると精神的にも負担がかかってしまいます。可能であれば、最初から夫婦揃って不妊検査を受けると心強いですね。

ストレスを上手に発散しよう

不妊検査を受けること自体、どうしてもストレスになってしまいがち。不安や焦りなどによるストレスは、不妊治療に悪影響です。思い悩み過ぎずに、ストレスを発散できる方法を見つけておくとよいですね。

スケジュールの調整しておこう

月経周期によっては、不妊検査の期間が想定よりも長くなることが考えられます。排卵のタイミングが必ずしも休日とは限らないので、仕事や家庭の事情と上手に両立していかなければなりません。不妊検査を無理なく進めていけるよう、医師と相談してスケジュールを管理しましょう。

不妊検査は夫婦で乗り越えよう

不妊検査
夫婦

初めて不妊検査に訪れる際は不安な気持ちでいっぱいですよね。すべてを知っておく必要はありませんが、心配な部分だけでも頭に入れておくことで、少しずつ前向きな気持ちになれるかもしれません。

また、不妊検査はどうしても女性に負担がかかりがちに。しかし、不妊検査は夫婦協力し合うことが大切です。決して楽しいことばかりではないからこそ、夫婦二人で不妊検査を乗り越えましょう。

※1 参考文献:神奈川レディースクリニック 治療内容・費用 一般不妊検査

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